まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

新宿へ/新雑句雑感(158)~プロローグ5の終わり

2017-01-20 07:23:48 | 新雑句雑感
新宿へ大寒の犬縮こまる  大寒の最高気温0とあり  大寒の夫の死因伏せしまま  大寒や「僕は泣いちっち」振り絞る(守屋浩の1960年代のヒット曲) 大寒の鳶が輪を描く夢違え  大寒や死に至る病俳句にも  大寒のワンコインランチ泥カレー  原罪にあらず大寒の空の青  歌舞くとは大寒の灯に他ならず  大寒やボタンの一つ失せしまま  大寒や人工の滝に掌を合はす  大寒の街のどこかにエグザイル(故郷喪失者) 大寒の行商の母岩のやう