今年のTHEカラオケバトルのアマ3部門の誰がメジャー一番乗りを果たすのか楽しみだ。大方はU-18の四天王だろうが、その中でも今春大学入学を目指す【堀優衣】が断トツであろう。しかし、卒業間近の高校のレベルからいって、ICUか上智あたりの語学系に現役合格することは確実である。彼女のデビューはさらに4年間先送りされるのだろうか。在学しながらCDデビューしておいてもいいのではなかろうか。特にカバーアルバムを最低1枚は出しておくのがファンへの礼儀だろう。本格的なステージはその後でもいい。彼女は現在9冠である。残る1冠は、通常なら3月の【春のグランプリ】だろうが、大学入学(U-18卒業)後に持ち越しになりそう。ついでに書いておくが、オリジナルはどんなものが良いか意外と難しい。中学生時に演歌のプライベート盤を1枚出しているが、全然似合わない。その歌唱力を生かすには、あくまでもJ-POPでゆく他ない。
鈴木杏奈は4月に高校生となる。昨年は、番組外で【アニソングランプリ】に優勝した。アニソンつまりアニメソングは、彼女の声質と細やかな表現力にピッタリだ。彼女自身とその周囲は自分の特徴をよく心得ているようだ。お薦めなのは、実家の栃木県から日帰りで往復出来る都内の芸能コースのある学校に入り、デビューに備えることだろう。10代のうちにマイペースでデビューしておけばよい。カラバト王者で業界ぐるみの後押しを期待出来るソロ歌手向きの堀優衣と違って彼女の場合、学業との両立に理解のある大手プロダクションに入り、歌の上手さがより際立つ【アイドルユニット】を組むことだ。もちろん歌唱面の中心は彼女をおいて他にはあり得ない。グラビアでも芸能・漫画誌などの表紙を飾れば反響は凄まじいものになるだろう。
佐久間彩加(新中三)はすでにエイベックス(マネジメント)所属で、来年の高校入学直後にデビューは約束されている。浜崎あゆみ・鈴木亜美に続く国民的アイドルは確実だ。小学校時代に東宝アカデミー(子役)で芸能活動の基本が出来ているのも有利だ。今年は、堀優衣卒業後の鈴木杏奈とのTOP争いが激化しそう。
もう一人のU-18【四天王】のベテラン【佐々木麻衣】も、昨年の夏・秋・年度(2018)各U-18《頂上決戦》の3戦目に、堀優衣・佐久間彩加を押さえて念願の4年ぶり4冠目を勝ち取った。その際の怒涛の進撃は凄まじかった。その優勝曲『別れの朝』は番組史に残る名歌唱であった。幼時から大川栄作らの前座を務めているだけに、業界とのパイプも太い。しかし、彼女もその声質からこれまでの演歌中心でよいか難しいところ。高校卒業後は音大の声楽という道もある。
その他では、昨年U-18卒業組の【角田龍一】と【小豆澤英輝(あいき)】の二人が注目される。前者は元四天王で、林部智史(元6冠・年間王者で2016レコ大新人賞)とは違う艶のある天性の高音ボイスがすでにプロ級だが、今春の大学(英語系)を目指して受験勉強の真っ最中である。昨年、全国統一歌うま王にあえて出て、99点台で決勝に進出しておいたのが光る。今年はどこかでの2冠目は間違いない。小豆澤君は昨年両親と共に上京し、大学芸術学科で悠々自適の歌三昧の毎日のようだ。昨夏の全日本大学生歌うまで悲願の初優勝を果たした。これまで二人三脚で精進して来た【ボイストレーナー】の母親(元プロ歌手)の喜びは計り知れない。こちらは進路は歌手以外にないので、在学中のデビューが待たれる。完全に大人になる前に、現在のピュアボイスをCDとして保存しておきたい。・・・《続く》
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カラバトの四天王の一人で【ミス・パーフェクト】こと鈴木杏奈ちゃん。今春、高校進学を前にしているが、すでに推薦や一芸でどこかに決まっているはず。もの凄い歌唱力(歌手&プロデューサー野口五郎「この娘がいちばん!」)に加えてこのマスクである。業界の水面下での争奪戦がたたかわれているのは間違いない。
鈴木杏奈 カバー 『ENDLESS SORROW』(原曲 浜崎あゆみ)
https://youtu.be/O4GLx1o_tz8