まほろば俳句日記

毎日見たこと聞いたこと感じたことを俳句にします。JーPOP論にチャレンジ。その他評論・エッセー、学習ノート。競馬も。

ブローウィン・ザ・ウインド/新雑句雑感(135)~プロローグ5の終わり

2016-11-06 03:22:24 | 新雑句雑感
秋惜しむマヒナと吉永小百合とも(『寒い朝』でレコード大賞GP)  秋終る猫とわたしの物語  東京に出て四十年刈田道  文化の日憲法いまだ定まらず  スーパームーン十一月の遠ざかる(今年は11月14日) ニーチェにも背教の過去冬隣  十日夜ダークタワーの林立す  秋惜しむらくは豊洲に海がない  秋深しオザキ二世の硝子の眼  寒蝉やマツコ・デラックス絶叫す  敗荷にブローウィン・ザ・ウインド口ずさむ  鶏頭とダークタワーと世の終り  大糸瓜ぬっと顔出す痴呆の人

最後の家族/新雑句雑感(134)~プロローグ5の始まり

2016-11-02 23:22:18 | 新雑句雑感
犬の日と名付けて青し十一月  十一月この泥濘を抜けてゆく  秋深し空缶一個を握りしめ  深秋の雨音は五寸釘のやう  フィリピンパブ私はカモメ秋深し  水玉がまたひとつ消ゆ秋の底  ハロウィンこれは声無き声なのか  外れ馬券一枚の自由秋深む  無月なり進撃の巨人迫り来る  コスプレの一群に我れ秋の暮  隣人の筋トレ続く夜長かな  単独者と呼ばれて久し秋の空  長き夜や渋谷紛れもなき渋谷  秋暮れて等身大の影を持つ  巨大クレーン闇に溶け込む夜半の秋  ハロウィーン最後の家族といふドラマ

厳然たる青/新雑句雑感(133)~プロローグ5の終わり

2016-11-01 03:28:33 | 新雑句雑感
ハロウィーン私は少年だったのか  ハロウィーン徒歩一時間を生き通し  ハロウィーン一夜明ければ青い空  仮面の告白私はあなたハロウィーン  ハロウィーン猫は見ている幸せかい  人間の息吹きハロウィンの夢を見た  天と地と渋谷のすべてハロウィーン  猫と私とこの世の終りハロウィーン  DJポリスの絶対自由ハロウィーン  厳然たる青降り注ぐハロウィーン