今日は、遺跡の発掘現場の見学会に行ってきた。
こういう仕事をしていても、毎日の仕事は、作業作業だし、それがあまりに点を追うような作業ばかりで意外と全体像が、わかっていない。
わたしの暮らす街近辺は、只今、第二東名に伴う遺跡調査が真っ只中で、かなり面白い事になっている。
面白い事になっているし、わたしもその恩恵に預かっている一人なのだが、
やっぱり、大きな道路は本当に必要なのかなあ。
山の中の縄文時代の人々が暮らした跡を見て、隣の沢だの雑木林の山肌のシンとした静けさを感じたら、
人々が暮らす事の豊かさに想いをはせてしまって、
こんな貨幣経済に踊らされている、我々の一時の利便性の為に、、、
と、胸が痛くなってしまった。
あまりに美しい紅葉が始まった山々。
そこに4800年前にいた人々に、敬意を払わなくちゃ。
明日から、また、違う遺跡ではあるが現場に立つわたし。
同じだ。
せめて丁寧に仕事をしよう。と、思った。