もう、こっそり歳をとるので、いいんです。
なのに、朝、長女が、
夕飯何がいい?
と、きいてきてくれた。
別に期待はしないけれど、
うーむ。グラタン。
と、答えた。
昼休みに、同僚が、ちょっと、と呼ぶので奥の部屋に行くと、小さなケーキを用意してくれていて
おめでとう、と言ってくれた。
帰宅すると、もう部屋にはいい匂いがたちこめて、
炊きたてのごはんと、油揚の味噌汁、そしてグラタンが焼くだけになっていて、間もなく熱々で出てきた。
冷蔵庫にある材料だけで次女が作ったグラタンで、ジャガイモと玉ねぎとキノコたっぷりの豆乳グラタンだった。
長女が作ってくれた蜂蜜レモンで乾杯をしたら、
末っ子が、チップスターとじゃがりことサボテンをくれた。
近所の駄菓子屋でチップスターとじゃがりこを買い、自転車でいけるホームセンターに、花は仏壇用しかなかったので、サボテンにしたとの事。
はい。ママ、どんな一年にしたい?
我が家では必ず、誕生日の人は、一年の抱負を語らなくてはいけない事になっている。
うーむ。
年老いてきた父と母に、なにかお返しをしたい。
わたしが言うと、子供たちも、うーむ。と、言った。
そして、うーむ、が一転、
デザートに、アイスとチョコケーキとりんごのコンポートの盛り合わせが出てきた。
チョコケーキとりんごのコンポートは、次女が作ったものらしい。
めずらしく子供が四人揃っている!
こないだ母がみんなに買ってくれたスエットを着せて写真を撮った。
食後の片付けを全部子供たちがやってくれて、
いつの間にか、沸いていた風呂に入り、
布団に入ろうと思ったら、フカフカだった。
昼間長女が干してくれたのだ。
あああ。
日ごろ、子供がたくさんで大変だ大変だとこれ見よがしにワザワザ大きな声で、本人たちに聞こえるようにして言っていて、本当に良かった。
明日からはまた、わたしが全部やるのかな、と思ったけど、せめて今夜は、この嬉しい気持ちに、浸ろう。
なのに、朝、長女が、
夕飯何がいい?
と、きいてきてくれた。
別に期待はしないけれど、
うーむ。グラタン。
と、答えた。
昼休みに、同僚が、ちょっと、と呼ぶので奥の部屋に行くと、小さなケーキを用意してくれていて
おめでとう、と言ってくれた。
帰宅すると、もう部屋にはいい匂いがたちこめて、
炊きたてのごはんと、油揚の味噌汁、そしてグラタンが焼くだけになっていて、間もなく熱々で出てきた。
冷蔵庫にある材料だけで次女が作ったグラタンで、ジャガイモと玉ねぎとキノコたっぷりの豆乳グラタンだった。
長女が作ってくれた蜂蜜レモンで乾杯をしたら、
末っ子が、チップスターとじゃがりことサボテンをくれた。
近所の駄菓子屋でチップスターとじゃがりこを買い、自転車でいけるホームセンターに、花は仏壇用しかなかったので、サボテンにしたとの事。
はい。ママ、どんな一年にしたい?
我が家では必ず、誕生日の人は、一年の抱負を語らなくてはいけない事になっている。
うーむ。
年老いてきた父と母に、なにかお返しをしたい。
わたしが言うと、子供たちも、うーむ。と、言った。
そして、うーむ、が一転、
デザートに、アイスとチョコケーキとりんごのコンポートの盛り合わせが出てきた。
チョコケーキとりんごのコンポートは、次女が作ったものらしい。
めずらしく子供が四人揃っている!
こないだ母がみんなに買ってくれたスエットを着せて写真を撮った。
食後の片付けを全部子供たちがやってくれて、
いつの間にか、沸いていた風呂に入り、
布団に入ろうと思ったら、フカフカだった。
昼間長女が干してくれたのだ。
あああ。
日ごろ、子供がたくさんで大変だ大変だとこれ見よがしにワザワザ大きな声で、本人たちに聞こえるようにして言っていて、本当に良かった。
明日からはまた、わたしが全部やるのかな、と思ったけど、せめて今夜は、この嬉しい気持ちに、浸ろう。