日曜日。末っ子のサッカーを観戦しにいったら、
お友達選手の妹ちゃんが、わたしに寄ってきて、
わたしのしていた手袋をじっと見て、
キティちゃん、と言った。
確かに、わたしは、娘のしていたキティちゃんの手袋をしていた。
手が寒いけれど、手袋を買う気になった事は、一回もなく、
子供たちが小さかった頃の手袋がたくさんあるので、その中から一番伸びるタイプをしていったのだった。
そうか。
大人が、キティちゃんの手袋をしているのは、おかしいんだ。
わたしは、そのとき、始めて気づいた。
わたしにしたら、家にある、軍手、現場用作業手袋、娘の小さかった頃のキティちゃん手袋、の、中から一番いいのを選んだつもりだったのに！
そして、娘たちが小さかった頃なんて、昨日みたいに感じているから、この手袋の15年も前の古ぼけた感じを、そんなに変だとも気づかなかった。
そうだよなあ。
色も、ピンクと赤で派手だし。
実は、こういう時に、わたしって、ちょっとズレてるのか！と、ビックリする。
ビックリするけど、やっぱり、この手袋をやめたりはしないんだけど。