クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

妄想ストーリー「秋が来た」4

2014年08月11日 | Iwajovi短編妄想小説
4.やはり秋なわけで


秋田は高校を卒業して、大田区のチョコレート工場に就職した。
チョコレートメーカーだけあり、女性の登用を積極的に行なっていて、工場の向いに立つ本社には女性が多かった。

秋田は女を知らない。
興味がないわけではなかった。
スパンキーを率いていた高校時代に何人かに想いを告げられ、その後に付き合うこともあったが、それまでだった。

簡単な話だ。

入社後、秋田が最初に惹かれたのは、自身を含めたその年の人事採用担当をしていた福島恭子だった。
恭子は大卒4年目なので、7年年上になる。
恭子はモデル体型のロングヘアーで、かつ知的な雰囲気を兼ね備えていて、その存在に男性社員、いやこの世の男性のほとんどが虜となった。


スパンキー時代のツレの山形が言っていた。
「何ちゃらは3日で飽きるけど、美人は飽きねえよ。」

しかし、入社以来、恭子とは接点がまるでない。
ある時工場で噂を耳にした。
「恭子さんは営業部のエースと言われる男と結婚を前提に付き合っている。」

秋田はその噂を耳にすると、その衝撃に呆然となった…わけはなく、やはり恭子への想いが成層圏に達する程弾けては消えた。
秋田に失恋などない。

何とも簡単な話だ。


時は流れ、入社して半年経った頃だった。その日の業務終了後、秋田が工場を出ると、小走りで秋田に近づいて来る女に声を掛けられた。
「秋田くんだよね。久しぶり。同じ会社なのになかなか会えないよね。」

女の事は知っていた。
同期入社で、福島恭子と同じ人事部に配属された角館莉緒(かくのだてRio)だ。
大卒なので秋田の4年年上になる。
確かポルトガル人とのハーフで、秋田の印象では美人というよりチャーミングだ。
年上だが人懐こい。

「莉緒さんっすね。久しぶりです。」
必死に笑顔を製造した。その笑顔はおそらく仕損品だった。

莉緒がすかさず続いた。、
「同期なんだから莉緒でいいよ。よし、今日は飲みに行こう。」
「はあ。」
秋田は莉緒の勢いに負けた。喧嘩は強いが、女には弱いらしい。

2人は意気投合し、あくまでも莉緒の印象だが、それでもその夜秋田は莉緒を抱いた。

それでも秋田は秋田だ。
積極的に奉仕をする莉緒の中で何度か折れた。緊張ではない。
そして、マウントポジションをとる莉緒の下で、思い通りに、独りよがりに爆ぜた。


勿体ないが簡単な話だ。


その後、秋田はチョコレート工場を退職した。

それは簡単な話だ。


出雲に出かけてしまい、神がいない月の事だった。


いつかにつづく


長くてすみません。






疲れている日本人

2014年08月11日 | 日記
あ、どうも朴です。
またまた登場の巻貝ナイト君です。
多分、IT関係だと思います。

私は金融機関勤務ですので、この期間一斉に夏休みというのはなく、同僚の都合や仕事の進捗をみてポツポツ休みを入れたりします。

まとめて休めないので、ナイト君同様に疲れてしまいます。



こんな感じですな。