かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

マンホール紀行(15)~岐阜県郡上市

2012-10-02 | ご当地マンホール紀行

郡上市は2004年、郡上郡の7町村(八幡町・白鳥町・高鷲村・美並村・明宝村・和良村)の合併により誕生しました。
各7町村にオリジナルデザインのご当地マンホールンが存在すると思われますが、今回は八幡町、美並村、大和町、明宝村のご当地マンホールを採集しました。


■旧美並村~長良川の清流と鮎、桜



■旧大和町~「古今伝授の里」とヤマツツジ(町の花)
古今伝授とは~古今和歌集を中心とした歌学を師から弟子へと教授ること。
室町中期、この地を治めた東常縁が古今集を究め、門人宗祇に講じたのが「古今伝授」の初めと言われています。



■旧明宝村~梶原景季の愛馬磨墨とモミジ、ミズバショウ(村の花)
 明宝は名馬磨墨生誕の地と伝えられ、磨墨の里公園が道の駅として整備されています
 


■八幡町~鮎のみのシンプルなデザイン



■マンホールではありませんが「やなか水のこみち」で採集しました


 


マンホール紀行(14)~岐阜県高山市奥飛騨温泉郷

2012-09-05 | ご当地マンホール紀行

高山市の北東部奥飛騨温泉郷にある新平湯温泉で見つけたマンホール。
ちなみに奥飛騨温泉郷は、平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉、新穂高温泉 の5つの温泉からなっています。
マンホールには『新平湯』という温泉名が入っているので、それぞれの温泉名が入ったバージョンが存在すると思われます(未確認)
中央には北アルプス周辺に多く生息するオコジョが可愛くデザイン化されています。

 


マンホール紀行(13)~岐阜県羽島郡笠松町

2012-07-29 | ご当地マンホール紀行

中央は町章ですが周囲の同心円状の模様はトンボをデザイン化したものです。~残念ながら私はわかりませんでしたが・・・(^^ゞ
笠松町は木曽川右岸に位置し、河跡湖として残った大小6つの池には30種以上のトンボが生息していることから、池の周辺は笠松トンボ天国と名付けられ自然公園として環境が保護されています。



マンホール紀行(11)~名古屋の水道施設

2012-06-11 | ご当地マンホール紀行

名古屋市の水道施設、鍋屋上野浄水場と東山配水場には給水開始当時のポンプ室や配水塔が現存してていますが、施設内には古いマンホールやこだわりの操作弁など、デザイン的に面白いものが見られます。

■鍋屋上野浄水場

人孔とは書いて字のごとく人の孔(アナ)、つまりマンホールを意味していると思われます
ちなみに「孔」は突き抜けたあなを意味し、一般的には「穴」が用いられています



水密とは「水が密閉され、水圧がかかって漏れない構造」だそうです


 
蝶型弁(バタフライバルブ)~管路内に設けられた円板状の弁で、回転することによって管路の流量を調節、圧力を下げるのに用いる絞り弁
中央に名古屋の市章〇八マークを入れています


 
排気弁が旧字体(棑氣瓣)で右読みに書かれているところから戦前のものと思われます
水道の文字の間に名古屋の市章も入っています


■東山配水場
 
制水弁~こちらも戦前のもので旧字体で右から書かれています



こちらは戦後の制水弁の左読みバージョン~縦にはちゃんと〇八水道と読ませます


 
筆で書かれたような仕切弁上水の文字がすがすがしい
いずれもたかが弁の蓋ですが、ここまでこだわる姿勢は大好きですっ! 


マンホール紀行(10)~三重県桑名市

2012-06-06 | ご当地マンホール紀行

桑名の町を歩いていると、カラフルなマンホールや消火栓のフタが目に付きます。
文字通りの路上アートで、桑名の名物が一目で分かります。


■東海道「七里の渡」と帆掛け舟







■焼き蛤や醤油で煮しめた「時雨蛤」は、しぐれ煮の元祖としてあまりに有名
東海地方では「しぐれ」といえば貝の佃煮全般をさします(おにぎりが美味)



■桑名の千羽鶴は一枚の紙から立体的な複数の繋がった鶴を折るのが特徴


マンホール紀行(7)~愛知県西尾市

2012-01-02 | ご当地マンホール紀行

愛知県西尾市は2011年4月から幡豆郡3町(一色町・吉良町・幡豆町)を編入合併したため、それぞれのオリジナルマンホールが存在します。
今回は西尾市と旧幡豆郡吉良町のマンホールが採取できました。



西尾市の市章とクスノキ(市の木)
市の花はバラですが汚水のマンホールには見当たりません




中央に吉良町のキをデザイン化した町章、 キリ(町の木)とツツジ(町の花)がしっかり入っています


マンホール紀行(6)~岐阜県恵那市明智町・岩村町

2011-10-28 | ご当地マンホール紀行

岐阜県恵那市にある明智町と岩村町は、2004年周辺市町村と合併し恵那市になりました。
それまでは恵那郡明智町、岩村町として独立した自治体でしたので、町独自のオリジナルデザインのマンホールが現在もそのまま使われています。
どちらも町章と町の木、町の花がデザインされていますが、岩村町は古い城下町をアピールした「女城主の里」のフレーズ入りです。

 


明智町~カエデ(町の木)、キキョウ(町の花)



岩村町~岩村城とヒメコマツ(町の木)、ヤマツツジ(町の花)
「女城主の里」は岩村観光のキャッチコピー

 

 


マンホール紀行(5)~岐阜県各務原市

2011-09-05 | ご当地マンホール紀行

現在は各務原市に編入されている川島地区は、2004年までは岐阜県羽島郡川島町として町制が敷かれていました。
旧川島町は木曽川の中州に位置し、全域が川に囲まれている全国唯一の町で、国営木曽三川公園のひとつ河川環境楽園には淡水魚専門の水族館としては世界最大級の岐阜県世界淡水魚園水族館(アクア・トトぎふ)があり、多くの人に親しまれています。

 






旧川島町時代オリジナルのマンホールと側溝のフタ
木曽川にちなんだアユや水鳥がデザイン化されています

 

 


マンホール紀行(4)~岐阜県美濃加茂市

2011-09-03 | ご当地マンホール紀行

岐阜県美濃加茂市は木曽川流域に位置し、古くから水運の中継地点として、また中山道の宿場町(太田宿)として栄えました。
また日本ライン発祥の地でもあり、美濃加茂市側の太田橋には観光船の乗船場があり、犬山橋まで木曽川のライン下りが楽しめます。

 

 

 


木曽川の急流とライン下りの船を操る船頭が図案化されています




市の花のあじさいに可愛いカエルが2匹


マンホール紀行(3)~岐阜県美濃市

2011-06-09 | ご当地マンホール紀行

美濃和紙で有名な岐阜県美濃市はうだつの上がる町としても知られています。

うだつとは~
火事の多かった江戸時代、隣家からの類焼を防ぐため防火壁として造られたが、次第に装飾的な意味が大きくなり、自己の財力を誇示するため商家の屋根には競って立派なうだつが上げられるようになった。
文字通りかなりのお金持ちでなければうだつをあげることは難しかったので、立派なうだつをあげることのできない家は、まさに「うだつが上がらない」と言うわけである。

 


マンホールにもしっかりうだつが上がっています

 

 


マンホール紀行(2)~愛知県日間賀島

2011-05-25 | ご当地マンホール紀行

三河湾に浮かぶ日間賀島(愛知県知多郡南知多町)は愛知県民なら誰でも知っている観光スポットで、海水浴のほか新鮮な魚介類を求めて多くの人が訪れます。
特にタコとトラフグは島の名物で、数年前に家族で民宿に泊った時には、丸ごと一匹のゆでだこと山盛りのシャコが出てきたのにはびっくりしました。(シャコが数十匹単位で山盛りになっていると見ただけで圧倒されます)
島は歩いて一周できるくらいの大きさで、平坦地がほとんど無く、車が通れない細い坂道が多いため、原付バイクがやたら多かった記憶があります。(後に原付保有率全国一という事実を知り納得)

私が家族で訪れた時は子どもたちの海水浴がメインでしたが、新鮮な海の幸に舌鼓を打ち、のどかな島の風景に癒されて楽しい休日を過すことができました。

 





マンホールにもタコとトラフグのツーバージョンがあります
どちらもバックにはスイセン(町の花)とカモメ?が描かれています

 






 


マンホール紀行(1)~岐阜県下呂市

2011-05-24 | ご当地マンホール紀行

日本全国津々浦々、どこの町の道路にもあるマンホール、ほとんどの人が気にも留めず通り過ぎますが、これがなかなか面白い。
人が入れるマンホールはもちろん、やっと手が入るくらいの小さなフタから側溝のフタまで、大小形も様々ですが、自治体の数だけオリジナルデザインのご当地マンホールが存在します。
名所旧跡、名物、特産品、市の花、市章などをデザイン化したカラフルでユニークな当地でしか見られないマンホール、
知らない町を訪れた時にはちょっと足元に目を落として路上にある色々なフタを探してみてください。町歩きの楽しみが倍増します。


岐阜県下呂市は三名泉にも数えられる有名な温泉まちで、マンホールも観光地にふさわしくユニークです。

 


下呂温泉には白鷺が温泉に導いたと言う開湯伝説が残っています
「いい湯 いいまち 下呂のまち」と言うキャッチコピーが温泉地らしい





温泉に浸かって気持ちよさそうなカエルくん(頭から湯気が出ています)
なぜカエルかって? もちろんゲロゲ~ロ
土産物店にも大小様々なカエルがあなたをお待ちしております