かどの煙草屋までの旅 

路上散策で見つけた気になるものたち…
ちょっと昔の近代の風景に心惹かれます

愛知県立津島高等学校旧講堂(津島市)

2011-04-11 | 海部の近代建築

愛知県立津島高等学校は、愛知県第三中学校(明治33年)として開校され、昭和23年に愛知県立津島東高等学校(津島町立高等女学校として大正4年開校)と合併、現在の津島高校になりました。
愛知県にはいわゆるナンバースクールと呼ばれる旧制中学が八中までありますが、津島高校は旭丘、岡崎に続く第三中学ですから、当時はいかに津島が尾張地方の中心として栄えたかを物語っています。

そんな歴史のある津島高校ですが、戦前の校舎はすでに存在しません。
それでも大正12年に建てられた講堂と南門が残っていて、往時の姿を伝えてくれます。

◆愛知県立津島高等学校旧講堂/津島市宮川町3-20
 竣工:大正12年(1923)
 構造:RC造+木造平屋
 設計:愛知県営繕課
 撮影:2006/05/14

 



◆建物東側正面~玄関が中央ではなく北側に寄せられている

 



◆建物南側~中央部に小屋根が掛けられ出入り口が設けられている