今回の覚王山~吹上~御器所~荒畑界隈洋風住宅探訪の最後は、地下鉄鶴舞線荒畑駅のある山王通の南側のエリアです。
荒畑駅から南に入る通り沿いに、ミニ洋館付住宅よりグレードの高い洋風住宅が数軒残っていました。
■建物全体が洋風意匠で統一された、かなり本格的な洋館住宅です(昭和区御器所)
■二階は下見板張りの外壁にアーチ窓が並ぶ縦長の四連窓、玄関脇の二連のアーチ窓も素敵です
■外壁に石張り風の目地を切った大小の洋館が並ぶ洋風住宅(昭和区松風町)
■大正~昭和の洋館が持つちょっと怪しげな独特の雰囲気が漂います
■窓枠のデザインがいかにも戦前昭和っぽくてツボです!
■松風町の洋館のすぐ南側にも洋風住宅が残っています(昭和区若柳町)
■スクラッチタイルの門柱がモダンで、なかなか味わい深いものがあります
昭和・瑞穂・千種・天白区のエリアには、大正~昭和にかけて開発された住宅群が今もまだ比較的多く残っていますが、年々急速に減少しています。
今回は2回目の探訪でしたが、まだまだ取りこぼした物件も多いと思われます。
これからも名古屋の戦前の住宅地の姿を留める洋風住宅が残っている間に、このブログで一軒でも多く紹介できればと思っています。