この秋はよくドラマを見た。「オクラ」「噓解きレトリック」「モンスター」「無能の鷹」「バントマン」「3000万」「宙わたる教室」などである。刑事もの、探偵もの、裁判もの、会社もの、家族もの、学校ものと定番のジャンルではあるが味のつけ方に飽きが来ず欠かさず観た。
ドラマは時代を映す鏡といわれている。、ジャンルやテイストは全く違うのに、主人公の境遇や根本的なテーマなどが共通していることがある。きっと、その重なる部分が“時代”なのだろう。「貧困と格差が拡大していく現代をどう生きていくか」「その中で社会はどうあるべきか」を問うたものが多いように思う。
もともと、人は生まれながらにして同等ではない。人種や性別、容姿、生まれた場所、親の地位や経済状況、障害の有無など、自分の意志に関係なく最初から決められている要素がたくさんある。
あまり好きでない言葉だが「親ガチャ」がよく使われるのは、生まれ持ったもので人生が決まると思わざるを得ない状況が多々あるからだろう。失敗を許さない風潮も強まり、一度社会のレールから外れると元に戻るのも困難。そして、どんなに嘆いても自己責任の一言で片付けられる世の中で、腐らずに生きていくのはとても難しい。
7本のドラマの中で次回が待ち遠しいと思ったのは「宙わたる教室」だけである。もともと学校もののドラマは、自分の仕事とかぶることもあり好きではない。「宙わたる教室」もどうしようかなと迷ったが、予告を見て今までとは少し違う感じがしたのでお試しという感じで見始めたが回を追うごとにドラマの世界に引き込まれていった。
「どう生きていくか」「社会はどうあるべきか」という2つの視点をていねいに描いている。しかも、少し余白を持たせた演出が心憎い。想像力が刺激されるのである。
今日が最終回。録画をしてゆっくり一人になれる時に味わいたい。ドラマの原作も読んでみたくなり注文したら今日届いた。年末は、本で楽しみたい。

ドラマは時代を映す鏡といわれている。、ジャンルやテイストは全く違うのに、主人公の境遇や根本的なテーマなどが共通していることがある。きっと、その重なる部分が“時代”なのだろう。「貧困と格差が拡大していく現代をどう生きていくか」「その中で社会はどうあるべきか」を問うたものが多いように思う。
もともと、人は生まれながらにして同等ではない。人種や性別、容姿、生まれた場所、親の地位や経済状況、障害の有無など、自分の意志に関係なく最初から決められている要素がたくさんある。
あまり好きでない言葉だが「親ガチャ」がよく使われるのは、生まれ持ったもので人生が決まると思わざるを得ない状況が多々あるからだろう。失敗を許さない風潮も強まり、一度社会のレールから外れると元に戻るのも困難。そして、どんなに嘆いても自己責任の一言で片付けられる世の中で、腐らずに生きていくのはとても難しい。
7本のドラマの中で次回が待ち遠しいと思ったのは「宙わたる教室」だけである。もともと学校もののドラマは、自分の仕事とかぶることもあり好きではない。「宙わたる教室」もどうしようかなと迷ったが、予告を見て今までとは少し違う感じがしたのでお試しという感じで見始めたが回を追うごとにドラマの世界に引き込まれていった。
「どう生きていくか」「社会はどうあるべきか」という2つの視点をていねいに描いている。しかも、少し余白を持たせた演出が心憎い。想像力が刺激されるのである。
今日が最終回。録画をしてゆっくり一人になれる時に味わいたい。ドラマの原作も読んでみたくなり注文したら今日届いた。年末は、本で楽しみたい。

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