shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

植物クロスワード(57)『早春に咲く山野草』

2025-02-10 05:30:00 | クロスワードパズル
早いもので立春から1週間が経ちました。立春は太陽黄径(注1)が315°となる日で、二十四節気の第1番目です。年によって2月3日の場合と4日の場合があり、今年は3日でした。
立春を過ぎると春の草花が目立つようになります。今回の植物クロスワードでは、そんな山野の草花をテーマとしました。
写真をもとに山野草の名前をクロスに入れて、パズルを完成させましょう。答えは2月12日にアップします。
注1:地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道がちょうど交差したところが黄径0°となる。


タテのカギ
1 キンポウゲ科――属の多年草。
 
2 地上で暮らすマーモット、プレーリードッグや、滑空能力のあるモモンガ、ムササビはこの仲間。
3 1963年6月2日から1973年1月25日まで、日本テレビ系列で放送されていた『――脱線ゲーム』。司会を務めていたのは金原二郎アナウンサー。レトロだね。
4 佐賀県嬉野付近から産する伊万里焼の一種。褐色の粘土に黒釉のもの、また、白はけ目の上に褐・緑彩の絵皿などが多い。
6 キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
 
9 20歳から? それとも18歳から?
11 帆船の帆を張る柱。船のマスト。
12 混~、~音、~誌。
13 古くは平城京が置かれ、シルクロードの終着点として天平文化が花開いた都市名。平成22年(2010年)には平城遷都1300年記念事業が開催された。
15 英語でゴッド、フランス語でディユ、スペイン語でディオース、アラビア語でアッラー。日本語では?
16 ユリ科――属の多年草。
 
17 老いのスピードには大きな――があるようだ。筆者の精神年齢は、実年齢よりずいぶん若いらしい。幼いと言うことか・・
20 逆流性食道炎は、――食べ物や胃液そのものが食道に上がってきて逆流する病気。
21 昔はスギなどの木製、最近はほとんどがプラスチック製。以前は各地の温泉でケロリンの桶をよく見かけたものだ。
24 萩、尾花、稲、芋、オクラ、糸瓜などの季語がある。
25 家族がふだんいる部屋。今いる部屋とは限らない。
ヨコのカギ
1 シソ科――属の多年草。
 
5 キク科――属の多年草。
 
7 新暦に対して昔の暦。太陽暦以前の太陰暦など。
8 ~名、~結、~鎖、~続、~絡。
9 時代劇でよく聞く言葉。「――できるな」。
10 マルゲリータ、ペスカトーレ、パルマ、バンビーノなどの種類がある。
11 シソ科オドリコソウ属の一年草または越年草。
 
13 アブラナ科アブラナ属の一年草。
 
14 手数がかかって迷惑なこと。面倒なこと。
16 筆者の場合、シュウマイ、おでんには必須。納豆、とんかつに使う人も。
17 筆者の場合、70歳になってもこき使われているような気がする。
18 『歩くから――になる 歩かなければ草が生える』(相田みつを)。『僕の前に――はない 僕の後ろに――はできる』(高村光太郎)。
19 書き手を敬って、その書状の内容をいう語。「御――の件は承知いたしました」。
22 ブナ科の落葉高木。秋にいがに包まれた実を結ぶ。
23 ウマノスズクサ科――属の多年草。写真はコシノ――。
 
26 ケシ科キケマン属の越年草。
 
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オオハクチョウの幼鳥2羽とその家族

2025-02-08 10:17:52 | 
2月8日、日の出の時刻に合わせて七次川調整池へ出かけた。気温は0℃、思いの外寒くなかった。
オオハクチョウは、正確に数えていないが60羽ほどいた。

7時を過ぎて池面の一部に陽が当たりだした。幼鳥2羽と母親らしき成鳥1羽(筆者が勝手にそう思っただけ)が、日向(ひなた)に現れた。成鳥が何やらささやいていた(これも筆者がそう思っただけ)。


すると幼鳥が水面を走って飛び出した。










幼鳥に照準を合わせていて気づかなかったが、飛び立ったのは1羽ではなかった。


距離が離れて、全部で5羽が飛んだのが分かった。家族だと思う。




5羽は池の反対側まで飛んで、旋回してこちらへ向かってきた。




そして筆者の頭を越えていったん視界から消えた。


その後再び現れて、池の上空を飛んだ後、ゆっくりと水面に降り立った。
オオハクチョウは日の出とともに飛び、餌場へ向かうことが多い。しかしここではあまり飛ぶ姿を見ない。
この日は飛行練習だったのかもしれない。




撮影:2025/02/08

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鳥を観ながら近所を散歩

2025-02-06 05:30:01 | 
腰痛8日目。ゆっくり歩くのは苦にならなくなった。朝食後久しぶりに近所を歩いた。
家を出ると、すぐにスズメに出会った。
■スズメ
Tree Sparrow

スズメ目スズメ科スズメ属
Passer montanus
雀/L14cm


中学校の校庭に、20羽ほどのムクドリが来ていた。カメラを向ける前に、大半が飛び立っていった。
■ムクドリ
White-cheeked Starling

スズメ目ムクドリ科ムクドリ属
Sturnus cineraceus
椋鳥/L24cm


その後しばらく鳥を見なかった。上空をヒヨドリとカラスが飛んでいった。
5分ほど歩くと、遠くの枯葎の中にキジバトが動いているのが見えた。撮った写真を見るとフレームの中に6羽が入っていた。


林縁にさしかかり、ヒヨドリを何羽か見かけた。この日もヒヨドリは撮らなかった。
カラスも見かけた。ハシブトガラスだった。
この後N2池に着くまで、ヒヨドリとカラス以外をまったく見なかった。こんなことはこれまでなかったように思う、
N2池で観た鳥は、別の記事でご覧いただこうと思う。

N2池を回って、帰路も同じ道を歩いた。
池の近くの同じ場所で、アオジとジョウビタキを観た。アオジはすぐに藪に入ったが、ジョウビタキはしばらく動かずいてくれた。
■アオジ
Black-faced bunting

スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza spodocephala
青鵐/L16cm




■ジョウビタキ
Daurian Redstart

スズメ目ヒタキ科
Phoenicurus auroreus
常鶲・尉鶲/L14cm






その後しばらく、藪の中からアオジの地鳴きが聞こえていたが、藪から出てくることはなかった。
続いて林縁で5、6羽のシジュウカラの群れに出会った。せわしなく動き回っていた中、1羽に照準を合わすことができた。
■シジュウカラ
Japanese tit

スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm




さらにその先の樹で、数羽のオオカワラヒワを観た。枝が被ってなかなかうまく撮れなかった。最後は回り込んで撮ることができた。
■オオカワラヒワ
Grey-capped Greenfinch

スズメ目アトリ科ヒワ属
Chloris sinica kawarahiba
大河原鶸/L16cm






最後はやはり林縁の樹に来ていたキジバトだ。2羽いた中の1羽が、しばらく同じ場所で木の実を食べていた。
枝が被ってうまく撮れなかった。その後この子は細い枝に移ろうとして、バランスを崩して飛んでいった。
■キジバト
Oriental Turtle Dove

ハト目ハト科
Srreptopelia orientalis
雉鳩/L33cm


自宅へ戻ると家の前をキジバトが散歩していた。


撮影:2025/02/05
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再び船橋アンデルセン公園へ

2025-02-02 11:31:23 | みんなの花図鑑
腰痛4日目。このまま引きこもっていてもいけないと思い、カメラを持って出かけた。
ゆっくり歩くことはできた。でも段差があったり、何かの拍子につまずいたりするとビビッと痛む。

アンデルセン公園は親子連れで賑わっていた。とくにワンパクゾーンには所狭しとテントが並んでいた。
ワンパクゾーンを素通りして、子ども美術館へ向かった。子ども美術館も混雑していた。
前回来た時は池にカワセミがいた。さてこの日はどうだろうと向かったが、鳥の姿はなかった。

斜面にニホンズイセンが見頃を迎えていた。
 

痛むので腰を下ろして撮影できなかった。
ラッパスイセンのような黄色いスイセンも咲き出していた。


ウメも咲きだしていた。写真を撮るため近づくと、とてもよい香りがした。
そうだ、もうすぐ春だなと思った。
 

こちらはヒイラギナンテンの仲間のようだった。
出がけには晴れていたのに、すっかり曇り空になってきていた。


帰りにチューリップの写真を撮った。
 

 

ビオラは花壇の他にハンギングバスケットでもきれいに咲いていた。
 

撮影:2025/02/01

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1月に咲いていた花から

2025-01-31 11:59:36 | みんなの花図鑑
12月から1月にかけては、我が家でもっとも花が少ない時期だ。
ルリマツリや秋バラが終わると、庭はぐっと寂しくなる。僅かにパンジーやビオラが観られるだけだ。
年が明けると毎年スイセンが咲き出すが、今年は1月下旬になって漸くニホンズイセンが開いた。例年より3週間ほど遅いように思う。
その中でカランコエだけは、ずっと咲き続けてくれている。陽の当たる時間には窓際に置いて、普段はギャラリーテーブルに置いている。




撮影:2025/01/20

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今年も巣箱を設置

2025-01-30 05:30:37 | 
今年も、庭のヤマボウシの幹に巣箱を設置した。3年前から使っているシジュウカラ用の巣箱だ。
(玄関傍から見た巣箱)

(居間から見た巣箱)


この巣箱を使って、2022年には2回子育が観られた(5月19日、7月7日に巣立ち)。2023年は営巣せず、昨年は1回だった(7月10日に巣立ち)。
巣箱は毎年中を開けて掃除している。昨年、子育てが終わり巣箱を開けたら、雛の死骸が見つかった。必ずしも雛は無事に巣立つとは限らない。

巣箱の設置は脚立に乗って行った。狭いところで無理な姿勢を取ったためか、翌日腰痛で動けなくなった。
激しい腰痛は1年ぶりで、前回は2日で治ったが、はたして今回はどうだろうか。

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北印旛沼のトモエガモ

2025-01-29 05:30:00 | 
先日、トモエガモの大きな群れが、飛び立つ瞬間の画像をご覧いただいた。
今回ご覧いただくのは、同じ日に撮ったいくつかの画像である。最後の1枚を除いて、撮影順に並べている。
















撮影:2025/01/22

同じ日の画像なのでコメント欄は閉じています。
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房総のむら

2025-01-27 05:30:27 | 日記(雑記帳)
先日、体験博物館 千葉県立『房総のむら』に出かけた。
ずいぶん昔になるが、この施設が『房総風土記の丘』と呼ばれていた時代に、何度か出かけたことがあった。
施設の沿革を見ると『房総のむら』となったのが平成16年(2004年)なのだが、そのことすら知らなかった。

入館料は一般が300円となっているが、65歳以上は無料なのでありがたかった。免許証を提示して中に入った。
入るとすぐに江戸時代の商家の街並みが並んでいる。これは以前来た時と同じだった。
 

いくつかの店は中に入って見学できた。写真の店は瓦版の店で、今で言う本屋みたいな感じだった。今年の大河ドラマの主人公が『蔦重』なので、興味が沸いた。
 

畳屋を冷やかしたらお土産を買う羽目になった。薬屋では店先で入浴剤を調合していて、体験させてもらった。
陳皮(ミカンの皮)、肉桂(シナモン)、紅花などを使い、湯船に浮かべて香りを楽しめる入浴袋を2種類作った。乳鉢を使うのは学生時代以来のことだった。


その後、風土記の丘資料館に向かった。ここは『龍角寺古墳群・岩屋古墳』に関する資料が充実しているが、この辺りが古墳時代にたいそう栄えていたことがよく分かった。
また企画展として『地域に生きる醤油づくり』が催されていて、拝見したところとても興味深い展示だった。お土産に小麦から造られた白醤油を買った。

縄文時代の遺跡も興味深かった。ボランティアガイドの方が丁寧に説明して下さったのがありがたかった。


房総のむらの敷地内では、これから春に咲く山野草の花が観られるようなので、あらためて出かけて見たいと思った。

撮影:2025/01/22
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サザンカに集うメジロ

2025-01-26 05:30:40 | 
先日、千葉県栄町にある『千葉県立 房総のむら』へ出かけた。
日だまりで昼食を摂っていたら、近くのサザンカにメジロが集まって来ていた。5、6羽ほどの小さな群れのようだった。












メジロの群れは、生い茂るサザンカの枝葉の中を出入りしながら、長い間そこにいた。私が昼食を済ませた後にも、まだそこにいた。








『千葉県立 房総のむら』については、明日のブログで少しだけ触れたいと思う。
撮影:2025/01/22

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一斉に飛び立つトモエガモ

2025-01-24 05:30:43 | 
北印旛沼へトモエガモを観に出かけた。沼の中央にいた大きな群れが、おそらく北東からの風のせいだろうが、徐々に岸に近づいてきた。
すると何かの拍子に一斉に飛び立った。大群が一斉に飛び立つ姿は壮観だった。

国内で観察されているトモエガモの個体数は、2010年代後半から急増している。北印旛沼は国内最大級の越冬地で、今冬はおよそ10万羽が越冬しているとのことである。


撮影:2025/01/22
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その他のカモ

2025-01-20 05:30:52 | 
1月14日に坂田ヶ池と北印旛沼へ出かけた。
これまでミコアイサと、トモエガモについてご覧いただいた。今回はその他のカモの中からオナガガモ、ハシビロガモ、コガモの♂をご覧いただきたいと思う。
この日はその他に、坂田ヶ池でマガモ、カルガモを、北印旛沼でヨシガモ、マガモを観ていた。

■オナガガモ
Northern Pintail

カモ目カモ科マガモ属
Anas acuta
尾長鴨/L♂75cm、♀53cm






■ハシビロガモ
Northern shoveler

カモ目カモ科ハシビロガモ属
Spatula clypeata
嘴広鴨[/L50cm


■コガモ
Common Teal

カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm


(おまけ)
モモイロペリカンのカンタ君が、道路に上がってきていた。


撮影:2025/01/14

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トモエガモ

2025-01-19 05:30:49 | 
1月14日に北印旛沼に出かけた。
この日は穏やかな気象で、トモエガモの大群が沼の南側に集まっていた。またそれとは別に、十数羽のトモエガモが西岸の近くに来ていた。
最初にご覧いただくのは、西岸近くに来ていたトモエガモ。

■トモエガモ
Baikal teal

カモ目カモ科トモエガモ属
Sibirionetta formosa
巴鴨/L40CM








上の画像を拡大した。




最後の1枚は、南側にいた大群が一斉に飛び立った時の様子。


撮影:2025/01/14

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ミコアイサ

2025-01-18 05:30:37 | 
今日からしばらくの間、1月14日に坂田ヶ池と北印旛沼で観てきたカモを、ご覧いただきたい。
先ずは坂田ヶ池で観たミコアイサの♂からどうぞ。昨年はもっとたくさんの♂が来ていたが、今年は1羽しか観られなかった。

■ミコアイサ
Smew

カモ目カモ科アイサ属
Mergus albellus
巫女秋沙/L42cm




波紋がきれいなので、自分でお気に入りの1枚。














撮影:2025/01/14
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黒斑山・蛇骨岳、雪上ハイキング

2025-01-15 05:30:40 | 山行・旅行
1月13日、長野・群馬の県境にある車坂峠(標高1973m)から入山し、黒斑山(同2404m)、蛇骨岳(同2366m)を4時間ほどかけて歩いてきた。
(地図をクリックすると大きくなります。)


これまで黒斑山には4回、蛇骨岳には1回、いずれも積雪期に登っていて、今回は自宅から日帰り可能な山として選んだ。
この日の天気予報では、朝夕が晴れで、正午頃が曇りとなっていた。道中、関越自動車道から浅間山がきれいに見えていて、期待が大きく膨らんだ。

さて、黒斑山は初心者でも登りやすい雪山として、雑誌などで度々紹介されている。また蛇骨岳は巳年の干支と絡んで、今年は人気が出ている。そのためハイカーの数は多いと予想していたが、その予想が当たり、私が到着した8時には駐車場がほぼ満車となっていた。何とか空いていた所を探してクルマを駐めた。

8時18分、車坂峠から登山開始。今回は最初からアイゼンを着けて歩いた。


標高を上げていくと左手に黒斑山が見えてきた。


この日は曇っていて写真は白黒画像のようなものがほとんどとなった。その中でたまに陽が差した時間ではカラーらしい写真が撮れた。正面に黒斑山が見えていた。


9時40分、標高2294mの槍ヶ鞘(やりがさや)に着いた時は、上空が雲に被われ浅間山は下半分が見えていた。この後晴れることを期待して先へ進んだ。


槍ヶ鞘からトーミの頭へ向かう登りは一番の急坂だが、短いのでいっきに登れる。汗をかかないようにゆっくり登った。


9時52分、標高2320mのトーミの頭に到着した。短い間に浅間山はまったく見えなくなっていた。


トーミの頭から黒斑山の頂がぼんやりと見えていた。


黒斑山を目指して登っていく。夏道を離れて浅間山に対峙した崖の上の道を歩いたが、まったく浅間山は見えなかった。
10時10分、黒斑山に着いた。小雪が降り始めていた。何も見えなかった。


(参考:これまでに黒斑山で撮影した浅間山の写真)
2020/02/01:


2019/12/21:


2018/01/19:


黒斑山の先の森の中でザックを下ろし、菓子パンとパウチの飲料で昼食を摂った。それほど寒くなくて良かったが、暖かい飲料を持参できなかったのは失敗だった。
天気回復の兆しはなかったものの、この後晴れるかもしれないと微かな期待を胸に、蛇骨岳へ向かった。
10時40分、蛇骨岳に到着した。辺り一面が真っ白だった。


蛇骨岳ではほとんど休憩をとらず、黒斑山へ引返した。
途中で一時青空が覗き、陽が差してきた。黒斑山の稜線が見えていた。


しかし浅間山が顔を出してくれることはなかった。
黒斑山の山頂を過ぎて、噴火監視カメラが設置されている近くで休憩した。10分あまりいたが浅間山が見える気配はなかった。
帰路は中道を通って、12時26分に車坂峠に戻った。
千葉への帰り道、遠くに富士山がきれいに見えていた。浅間山はどうかと振り返ると、半分ほどが見えていた。

(参考)
浅間山の成り立ちと噴火の歴史についてまとめてみた。浅間山北麓ビジターセンターの資料を基に要約すると、次のようになる。
①およそ10万年前に、標高2800mほどの成層火山(黒斑火山)ができた。
②およそ2万4千年前に、黒斑火山が大爆発し、山頂の東半分が山体崩落した。西半分は外輪山として残った(最高峰が黒斑山)。
③およそ2万年前に、新しい噴火とともに平たい山の仏岩火山が誕生した。溶岩円頂丘(溶岩ドーム)である小浅間山・離山(はなれやま)も、この頃に誕生した。
④およそ1万3千年前に、再び大噴火が起こり、大量の軽石と火山灰が噴出し、大規模な火砕流も発生して、浅間高原の広い大地が作られた。
⑤およそ1万年前から、前掛火山が成長を始めた。
⑥天仁元年(1108年)に大噴火し、追分火砕流、上の舞台溶岩流が流れた。山頂が陥没し、内側外輪山ができた(最高峰が前掛山)。
⑦天明3年(1783年)に大噴火し、吾妻火砕流、鎌原土石なだれ、鬼押出し溶岩流などにより、大きな災害となった。前掛火山の内側に中央火口丘ができた(釜山)。
なお現在、浅間山にはレベル2の火口周辺警報が出され、火口から概ね2kmの範囲へは立入は禁止となっている。そのため釜山や前掛山には登ることができず、到達可能な最高地点は黒斑山の2404mとなっている。
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オオカワラヒワ

2025-01-14 05:30:13 | 
先日、散歩の途中に十数羽のオオカワラの群れを観た。
森の端にある樹に止まって、何やら食べていた。食べているのは新芽ではなく、昨年の花の後か果実のように見えたが、樹木の名前も分からないので定かではない。

■オオカワラヒワ
Grey-capped Greenfinch

スズメ目アトリ科ヒワ属
Chloris sinica kawarahiba
大河原鶸/L16cm












帰り際に坂の上から富士山が見えた。こんな所から富士山が眺められるとは知らなかった。20年近く住んでいて初めて見たこの場所からの富士山だった。


撮影:2025/01/10
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