八幡平(はちまんたい)は、奥羽山脈北部の山群で最高地点の標高は1614mあります。高原上のあちこちに様々な形の火山起源の小峰がそびえ、その間に無数の沼や湿原が点在します。日本百名山の一つに数えられ、山域は十和田八幡平国立公園に指定されています。
深田久弥氏は著書「日本百名山」の中で八幡平を次のように評しています。
「八幡平の真価は、やはり高原逍遥にあるだろう。一枚の大きな平坦な原ではなく、緩い傾斜を持った高低のある高原で、気持ちのいい岱を一つ横切るとみごとな原始林に入ったり、一つの丘を越すと思いがけなく沼があったりして、その変化がある風景がおもしろい。」
5月1日、その変化のある風景を期待して八幡平へ登りました。ただし登ったのは自分の脚でではなく車でです。アスピーテラインを幾度も左右に曲がり標高を上げていくと、秋田・岩手の県境に出ました。岩手県側の無料駐車場に車を停め、冬装備に換装し登山口へ向かいます。

何と、登山口は「登山口」ではなく「頂上入口」でした。確かに頂上までのコースタイムは30分。起伏もほとんどなく、雪のない季節ならスニーカーで十分です。

期待した風景はまったく見えず、視界は20~50mほど。10m間隔で立っている竹竿に誘導されながら頂上へ向かいました。

歩くこと25分ほどで頂上に着きました。その間、1枚の写真も撮らず仕舞いでした。

帰路は違った道を歩きますが、やはり竹竿に従って歩きます。正直、竹竿がないと方向も分からないようなところです。

やはり、帰路も1枚の写真も撮らず仕舞いでした。
下山後、麓にある八幡平市の「さくら公園」に立ち寄りました。さくらはまだ咲いていません。コブシが春の訪れを告げていました。


さらに下ると、ようやくサクラに巡り合えました。八幡平の桜はこれからが見頃です。


さて、八幡平山行はドライブを入れても数時間で終わってしまいました。
前日に泊まった、大館市のたしろ温泉ユップラオートキャンプ場周辺のサクラもご覧いただきましょう。
キャンプ場周辺のサクラはヤマザクラの仲間のようで、お花と葉が同時に出ていました。


こちらは違う種類です。


桜以外では、スミレがたくさん咲いていました。


木々が芽吹いていましたが、残念ながら名前が分かりません。


これで9日間に及んだ北東北の旅(岩手・秋田・青森にいたのは実質6日間)のご報告はお終いです。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。

リンク⇒ その④ 岩木山
深田久弥氏は著書「日本百名山」の中で八幡平を次のように評しています。
「八幡平の真価は、やはり高原逍遥にあるだろう。一枚の大きな平坦な原ではなく、緩い傾斜を持った高低のある高原で、気持ちのいい岱を一つ横切るとみごとな原始林に入ったり、一つの丘を越すと思いがけなく沼があったりして、その変化がある風景がおもしろい。」
5月1日、その変化のある風景を期待して八幡平へ登りました。ただし登ったのは自分の脚でではなく車でです。アスピーテラインを幾度も左右に曲がり標高を上げていくと、秋田・岩手の県境に出ました。岩手県側の無料駐車場に車を停め、冬装備に換装し登山口へ向かいます。

何と、登山口は「登山口」ではなく「頂上入口」でした。確かに頂上までのコースタイムは30分。起伏もほとんどなく、雪のない季節ならスニーカーで十分です。

期待した風景はまったく見えず、視界は20~50mほど。10m間隔で立っている竹竿に誘導されながら頂上へ向かいました。

歩くこと25分ほどで頂上に着きました。その間、1枚の写真も撮らず仕舞いでした。

帰路は違った道を歩きますが、やはり竹竿に従って歩きます。正直、竹竿がないと方向も分からないようなところです。

やはり、帰路も1枚の写真も撮らず仕舞いでした。
下山後、麓にある八幡平市の「さくら公園」に立ち寄りました。さくらはまだ咲いていません。コブシが春の訪れを告げていました。


さらに下ると、ようやくサクラに巡り合えました。八幡平の桜はこれからが見頃です。


さて、八幡平山行はドライブを入れても数時間で終わってしまいました。
前日に泊まった、大館市のたしろ温泉ユップラオートキャンプ場周辺のサクラもご覧いただきましょう。
キャンプ場周辺のサクラはヤマザクラの仲間のようで、お花と葉が同時に出ていました。


こちらは違う種類です。


桜以外では、スミレがたくさん咲いていました。


木々が芽吹いていましたが、残念ながら名前が分かりません。


これで9日間に及んだ北東北の旅(岩手・秋田・青森にいたのは実質6日間)のご報告はお終いです。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。

リンク⇒ その④ 岩木山