shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

富山(とみさん、千葉県南房総市、標高349.3m)を歩いて来ました

2024-01-19 05:30:10 | 山行・旅行
今年初めてのハイキングとして、1月15日に富山(とみさん、標高349.3m)を歩いて来ました。
標高は3493mではありません。349.3mです。登山口から1時間ほど歩くと山頂に着きます。
先ず場所をご覧いただこうと思います。富山があるのは房総半島の西側です。山頂から浦賀水道を隔てて三浦半島が手に取るように見えます。
晴れていれば富士山、伊豆半島、伊豆大島もよく見えます。


私がこの山に登るのは7年ぶりです。前回は富山の東にある伊予ヶ岳(標高336.3m)と合わせて登りましたが、今回は富山だけのハイキングでした。
当日の歩跡は下の地図の青く塗られたルートです。富山中学校の駐車場にクルマを駐め、県道258号を歩いて福満寺さんの境内を通り登山道に入りました。


この日の朝8時の気温が13℃で、都内より7℃も高かったです。県道沿いにお花がたくさん咲いていました。
一番多く観られたのはニホンズイセン(ヒガンバナ科スイセン属の多年草)でした。


キブサスイセン(ヒガンバナ科スイセン属の多年草)も観られました。


菜の花もあちらこちらで咲いていました。


小さなお花です。観たことはありますが名前が思い浮かびませんでした。


こちらはランタナ(クマツヅラ科ランタナ属の常緑小低木)ですね。


こちらはボケ(バラ科ボケ属の落葉低木)の花でしょうか。


十数分歩いて福満寺さんに着きました。ここから登山道に入ります。下の写真は福満寺さんの仁王門です。


坂道を上り始めるとすぐに、きれいなスイセンの畑がありました。香りも素敵でした。


さらに進むと前方に1羽の鳥が見えました。シロハラのようでした。


ここから4合目までは緩やかな登りでした。
 

植生はいかにも暖かな房総半島らしいもので、私には馴染みのない木々が多かったです。
 



4合目を過ぎると一旦下りとなり、登り返しの6合目辺り(標柱が見当たりませんでした)から勾配が急になりました。
またこの辺りでは2019年の大型台風による爪痕がはっきりと残っていました。
 

7合目付近からはサーキット場(THE MAGARIGAWA CLUB)の姿がよく見えました。この日はクルマの姿が見えませんでしたが、サーキット開催時には轟音が響き、静かな山歩きはできないことでしょう。


登山口から40分ほどで南峰分岐に着きました。この階段を登って南峰へ向かいました。


南峰にあったお社です。この建物も台風のせいでしょうか、傷みが激しかったです。


南峰の分岐に戻り、一旦下って北峰へ向かいました。
途中に『愛の鐘』と四阿がありました。北峰に登った後、ここで昼食を摂りました。
『愛の鐘』には説明書きがありました。少し長いですが引用します。
富山は平成11年2月5日、皇太子ご夫妻が登山され、一躍有名になりました。おふたりが登られた後、富山は「愛の山」として広く知られるようになり、ここを目指して登るカップルが数多くいます。
地元では、登山者に「愛の音」が広がりように(原文のまま)、この富山に「愛の鐘」を設けました。家族愛、親子の愛、友だちの愛、そしてカップルの愛、それぞれの「愛の音」をこの富山山頂に響かせ、その愛を確認してください。

 

『愛の鐘』の目の前に、樹齢300年以上と推定されるボタンスギの巨木(説明書きあり)がありました。葉が普通より丸みを帯びているためボタンスギと呼ばれるようです。縁結びに御利益があるようです。


こちらは四阿からの眺めです。四阿の中は陽が当たらず寒かったです。




長くなりましたが、もうすぐで北峰の山頂です。もう少しお付き合い下さいませ。
四阿を過ぎて階段を登っていきます。急ではありません。
北峰は南峰とは違い、展望に優れています。
先ずは三角点に向かいました。山頂にある三等三角点と頂上の標識です。観ているのは東側になります。


続いては現在の天皇陛下が皇太子の時に、妃殿下と共に登られたことを記念する石碑です。


最後は西側の展望です。
正面が三浦半島で、晴れていればその奥に富士山が見えるのですが、この日は見えませんでした。


遠くに伊豆半島が霞んで見えます。




霞んでいますが、正面に見えるのは伊豆大島です。




最後の最後は北側の景色です。木更津、東京方面になると思います。


帰路は同じ道を下りました。昼食を四阿で摂ったものの、誘惑に負けて保田港の「ばんや」でまかない丼を食べました。
食後の眠気に何とか打ち勝ち、無事に自宅へ帰りました。
コメント (10)
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