3月29日、30日で新潟県を訪ねています。
メインの目的は角田山と弥彦山で山野草を観ることですが、29日の空き時間に佐潟を訪れましたので、先ずはそこで観た鳥をご覧いただきたいと思います。
佐潟(さかた)はオオハクチョウ、コハクチョウを初めとする、冬の渡り鳥の越冬地として知られています。総水域面積は43.6 haあります。上の写真で正面に見える山は角田山です。この湖は平均水深が1mしかないものの、湧水により水温が維持されているため、ほとんど結氷することはありません。しかし何年かに一度の寒波では結氷し、その年は渡り鳥が別の場所へ移動したようです。
この季節、既に渡り鳥の姿は観られないと思っていました。従って観られる鳥の種類も少ないと思っていました。
ところが、思いの外多くの種類の鳥を観ることができました。
先ずは水鳥からご覧いただきましょう。
■マガモ
Mallard
カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm
■コガモ
Common Teal
カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm
その他のカモは観ることができませんでした。
続いてカモ以外の水鳥です。
■ダイサギ
Great Egret
ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm
他に、オオバン、カワウを観ました。
次にヨシ原で見かけた鳥です。
■オオジュリン
Reed bunting
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza schoeniclus
大寿林/L16cm
オオジュリンはユーラシア大陸北部で繁殖し、その南で越冬します。
日本では北海道と本州北部で繁殖し、冬には関東以南の本州、四国、九州などで越冬します。それで北海道と本州北部では夏鳥、関東以南の本州、四国、九州などでは冬鳥の扱いになります。新潟県ではどちらの扱いになるのでしょう。
繁殖期のオスは頭が黒くなります。下の写真のオオジュリンは、その特徴が現れています。
一方、メスは冬と変わりません。
■ジョウビタキ
Daurian Redstart
スズメ目ヒタキ科
Phoenicurus auroreus
常鶲・尉鶲/L14cm
この日はずいぶん多くのジョウビタキを観ました。私がこれまでに観た一生分のジョウビタキを観たように思います。
■ツグミ
Dusky thrush
スズメ目ヒタキ科
Turdus eunomus
鶇/L24cm
ツグミは地面でも樹の上でも観ましたが、この日はヨシ原で多く観ました。
■シジュウカラ
Japanese tit
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm
シジュウカラは樹の上でも観ました。
次は樹の上で観た鳥です。
■エナガ
Long-tailed tit
スズメ目エナガ科
Aegithalos caudatus
柄長/L14cm
■ガビチョウ
Hwamei
スズメ目チメドリ科ガビチョウ属
Garrulax canorus
画眉鳥/L22~25cm
ガビチョウは樹の上でも観ましたが、下の写真は地面に降りて餌を採っているときのものです。
■アトリ
Brambling
スズメ目アトリ科アトリ属
Fringilla montifringilla
獦子鳥/L16cm
■ビンズイ
Olive-backed Pipit
スズメ目セキレイ科タヒバリ属
Anthus hodgsoni
便追、木鷚/L15~16cm
続いて空を飛んでいるのを観た鳥です。
■トビ
Black Kite
タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm
最後は地面で観た鳥です。
■シメ
Hawfinch
スズメ目アトリ科シメ属
Coccothraustes coccothraustes
鴲/L18cm
シメはこの後飛び立って樹の上に移動しました。
この日はこの他に間近でウグイスとキジの声を聞きました。
観た鳥をまとめます。
マガモ、コガモ、オオバン、ダイサギ、カワウ、オオジュリン、ジョウビタキ、ツグミ、シジュウカラ、エナガ、ガビチョウ、アトリ、ビンズイ、トビ、シメ、スズメ、ヒヨドリ、ハシボソガラスの18種でした。
とにかく鳥の影が濃いところでした。冬の間に是非出かけたいと思いました。
この後角田山に移動し、山を歩いてきました。その様子は明日ご覧いただこうと思いましたが、写真の整理が進んでいませんので、明後日になるかもしれません。
メインの目的は角田山と弥彦山で山野草を観ることですが、29日の空き時間に佐潟を訪れましたので、先ずはそこで観た鳥をご覧いただきたいと思います。
佐潟(さかた)はオオハクチョウ、コハクチョウを初めとする、冬の渡り鳥の越冬地として知られています。総水域面積は43.6 haあります。上の写真で正面に見える山は角田山です。この湖は平均水深が1mしかないものの、湧水により水温が維持されているため、ほとんど結氷することはありません。しかし何年かに一度の寒波では結氷し、その年は渡り鳥が別の場所へ移動したようです。
この季節、既に渡り鳥の姿は観られないと思っていました。従って観られる鳥の種類も少ないと思っていました。
ところが、思いの外多くの種類の鳥を観ることができました。
先ずは水鳥からご覧いただきましょう。
■マガモ
Mallard
カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm
■コガモ
Common Teal
カモ目カモ科マガモ属
Anas crecca
小鴨/L38cm
その他のカモは観ることができませんでした。
続いてカモ以外の水鳥です。
■ダイサギ
Great Egret
ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm
他に、オオバン、カワウを観ました。
次にヨシ原で見かけた鳥です。
■オオジュリン
Reed bunting
スズメ目ホオジロ科ホオジロ属
Emberiza schoeniclus
大寿林/L16cm
オオジュリンはユーラシア大陸北部で繁殖し、その南で越冬します。
日本では北海道と本州北部で繁殖し、冬には関東以南の本州、四国、九州などで越冬します。それで北海道と本州北部では夏鳥、関東以南の本州、四国、九州などでは冬鳥の扱いになります。新潟県ではどちらの扱いになるのでしょう。
繁殖期のオスは頭が黒くなります。下の写真のオオジュリンは、その特徴が現れています。
一方、メスは冬と変わりません。
■ジョウビタキ
Daurian Redstart
スズメ目ヒタキ科
Phoenicurus auroreus
常鶲・尉鶲/L14cm
この日はずいぶん多くのジョウビタキを観ました。私がこれまでに観た一生分のジョウビタキを観たように思います。
■ツグミ
Dusky thrush
スズメ目ヒタキ科
Turdus eunomus
鶇/L24cm
ツグミは地面でも樹の上でも観ましたが、この日はヨシ原で多く観ました。
■シジュウカラ
Japanese tit
スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属
Parus minor
四十雀/L15cm
シジュウカラは樹の上でも観ました。
次は樹の上で観た鳥です。
■エナガ
Long-tailed tit
スズメ目エナガ科
Aegithalos caudatus
柄長/L14cm
■ガビチョウ
Hwamei
スズメ目チメドリ科ガビチョウ属
Garrulax canorus
画眉鳥/L22~25cm
ガビチョウは樹の上でも観ましたが、下の写真は地面に降りて餌を採っているときのものです。
■アトリ
Brambling
スズメ目アトリ科アトリ属
Fringilla montifringilla
獦子鳥/L16cm
■ビンズイ
Olive-backed Pipit
スズメ目セキレイ科タヒバリ属
Anthus hodgsoni
便追、木鷚/L15~16cm
続いて空を飛んでいるのを観た鳥です。
■トビ
Black Kite
タカ目タカ科
Milvus migrans
鳶/L60cm
最後は地面で観た鳥です。
■シメ
Hawfinch
スズメ目アトリ科シメ属
Coccothraustes coccothraustes
鴲/L18cm
シメはこの後飛び立って樹の上に移動しました。
この日はこの他に間近でウグイスとキジの声を聞きました。
観た鳥をまとめます。
マガモ、コガモ、オオバン、ダイサギ、カワウ、オオジュリン、ジョウビタキ、ツグミ、シジュウカラ、エナガ、ガビチョウ、アトリ、ビンズイ、トビ、シメ、スズメ、ヒヨドリ、ハシボソガラスの18種でした。
とにかく鳥の影が濃いところでした。冬の間に是非出かけたいと思いました。
この後角田山に移動し、山を歩いてきました。その様子は明日ご覧いただこうと思いましたが、写真の整理が進んでいませんので、明後日になるかもしれません。
海岸近くに、新潟には、こんな山があるんですね
ほんと行ったことがないところ。
次回を楽しみにしています^^
そして、shuさんが、一生分のジョウビタキを見たと言われる佐渡、
野鳥と冬鳥たちの天国のよう~
オオジュリン、ビンズイ、見たことないです。
故郷から近くて、寒いけど、餌や天敵などを考えると、過ごしやすいところなんでしょうね
おはようございます。
今回は新潟まで遠征ですか?
新潟も雪がr解けて、いい季節だったことでしょう?!
さっそく鳥の撮影なんですね。
ビンズイ、オオジュリンはまだ写真に撮ったことのない鳥です。
次回は早春のお花たちですか?
楽しみです。
色んな情報をお持ちですね。
カモ以外の鳥が沢山見られましたね。
私が見たことが無い鳥が多いです。
BWをしていないのですからから当然ですが。
shuさんの知識と写真の腕前には感心するばかりです。
ガビチョウの目、白くて長い縁取りが可愛いです。
シメって尾羽が短いんですね。
一生分のジョウビタキが見られて良かったですね。
どの鳥も綺麗に撮られて素晴らしいです。
次回のお花を楽しみにしています。
未だ渡り鳥にかなり出逢われたのですネ。
一生分のジョウビタキに出会われたのですか?
もしかしたら集団で北へ帰る集団だったかもしれませんネ。
オオジュリンやガビチョウ・シメには未だであったことが在りません。
沢山の収穫が在って、遠くに出掛けられた甲斐がありましたね。
越後平野の日本海側に、弥彦山塊と呼ばれる山々の連なりがあります。
最高峰が弥彦山の634mですから、スカイツリーと同じ高さになります。
標高は低いですが、平野に屏風のように聳えていますので、麓まで行くとけっこう高く感じます。
今回は山を歩いてお花を観ることが主目的ですが、余った時間を有効に使えてよかったです。
この日は23000歩も歩きました。
関東地方が菜種梅雨の間、新潟はずっと晴れていたみたいです。
昨日、今日も快晴で、ずいぶん日焼けしました。
ビンズイは千葉では観たことがありません。全体的に緑色がかっていて、お腹に縞模様があるのが特徴です。
オオジュリンは千葉でも見かけます。冬のヨシ原でよく見かける鳥です。
頭が黒くなっているのは初めて観ました。
次回は、その通りです。ただし、角田山と弥彦山で、見かけた植物がずいぶん違ったのに驚きました。
冬の渡り鳥が渡去して、さぞかし寂しい鳥果になると思っていたのに、予想外の大収穫でした。
一番驚いたのはジョウビタキがいっぱいいたことです。
決して群れているというわけではないのですが、次から次へと現れるのでびっくりしました。
ガビチョウを観るのは2度目でしたが、すぐに分かりました。あの特徴のある顔なので、すぐに分かりますよね。
ガビチョウは、いわゆるかご抜け鳥で、前橋市の嶺公園などでは頻繁に見かけます。
生息範囲を広げていると聞いていましたが、佐潟で観るとは驚きました。
シメは、一言で言うとずんぐりした鳥です。写真では尾羽が草に隠れてしまいました。長くはないですが、それなりにあります。
角田山に出かけるのは3回目で、昨年も出かけています。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/c7f789878904717408f38ce4c88ef32b
佐潟はオオハクチョウ、コハクチョウの越冬地としてはけっこう有名で、一度は行ってみたいと思っていたところです。
今回は折角近くへ行くのだから、どんなところかだけでも見ておこうという、軽い気持ちで出かけました。
ジョウビタキは、いずれ群れになり海を渡るのでしょうね。
その集合場所が、この近くなのかも知れませんね。
群れでいたわけではないのですが、次から次へと現れてびっくりしました。
お花を撮りに行かれたのでしょうけど、鳥の方もかなり沢山撮られましたね!
常連さんもいれば、私が見たことのないオオジュリン、最後はちゃんとシメてさすがです!
ガビチョウは確か特定外来生物でしたよね。
見たことがありませんが、インパクトのあるお顔ですね。
鳥には罪がないでしょうに、なんだか可哀そうです。
駆け込みの冬鳥たちもまだ見られて良かったですね。
よほど沢山のお写真撮られたのでしょうね~
花の方も楽しみです!!
この季節に角田山を訪ねることが年中行事のひとつになってきました。
佐潟のことは以前から知っていたのですが、こんなに近くだとは知らなかったので、勿体ないことをしていました。
知らなかったというと、佐潟の鳥の影の濃さです。オオハクチョウ、コハクチョウばかりが有名ですが、ヨシ原に生息する鳥や森の鳥も多いのにはびっくりでした。
ガビチョウが特定外来生物だということ。よく覚えていらっしゃいましたね。
鳥類の特定外来生物は数が少なくて、カナダガン、シリアカヒヨドリ、ガビチョウの仲間(ガビチョウ、カオグロガビチョウなど)、ソウシチョウが指定されています。
中でもガビチョウとソウシチョウは生息範囲を増やしているみたいです。
最後はシメですよね。鍋のシメは雑炊ですかうどんですか? 私はフグやアンコウなら雑炊、カニなら麺がお勧めです。