先週に続き、今週(5月19日)も筑波山を歩いて来た。
スタート地点は先週と同じだが、途中関東ふれあいの道ともなっている鬼ヶ作林道を歩き、筑波高原キャンプ場から女体山へ進んだ。
女体山から御幸ヶ原を抜けて男体山に登り、自然研究路を歩いて、帰路は先週同様薬王院へ下った。
上図に歩跡が記されているが、水色のところは植物を観ながら特にゆっくり歩いたところだ(山頂付近や自然研究路は人が多くてゆっくり歩かざるを得なかった)。
距離8.9km、累積標高差824m、時間4時間47分(うち休憩28分)で、先週より若干距離は伸びたものの林道歩きが多く、また曇り空だったこともあり疲労は少なかった。
では歩いた順に簡単にコースを振り返り、併せて見かけた花をご覧いただこう。
先ずは、薬王院コースの登山者用駐車場からスタート。時刻は10時を過ぎていて、下山してきたハイカーが既にいたので駐車場にクルマを駐められた。
陽当りのよいところにイチゴの実が観られた。ヘビイチゴのように思えた。その先ではこれから咲こうとしているナルコユリ(キジカクシ科アマドコロ属の多年草)が観られた。
40分ほどかけて鬼ヶ作林道まで着た。ここで岩に腰掛けてバナナを食べた。目の前に大きなヤマザクラの樹が見えた。
この時期の鬼ヶ作林道は樹々や草花の花の宝庫だ。残念ながら名前が分からないものが多かった。帰宅後調べて名前が分かるものは書くことにし、とりあえず写真だけはたくさん撮った。
先ずはいちばん多く観られたのはこの樹木の花だと思う。
帰宅して調べたら、コゴメウツギ(バラ科コゴメウツギ属の落葉低木)のようだった。
名前にウツギと付くが上述のようにバラ科の花で、アジサイ科のウツギに似た花をつける。
花期は5~6月で、今年枝の先端や葉腋から、花序軸を伸ばして総状花序を出し、径4~5 mmの黄白色の5弁花を多数咲かせる。
次も樹木の花だ。
上の写真だけ観ると分からないかもしれないが、下の写真ではお分かりかと思う。ちなみに上の写真は林道で撮ったもので、下の2枚は登山道で撮影した。
ツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木)だ。1枚目の写真は花弁が落ちて萼片が残ったものだ。
花期は5~ 6月で、枝の先端から共通花柄を出し、5個の同じ長さの萼片をつけ、ふつう2つ花をつける。花冠は二唇状の鐘状漏斗形で、白色、黄白色、ときに黄色、まれにピンク色になり、長さは1.5~3 cmになる。
次の2枚は林道で観た花を撮ったものだが。一方3枚目の花は標高が高い自然研究路で観たものだ。
ご存じのガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属に属の落葉低木)だ。
これまでガマズミは標高が低いところで観られ、標高が高いところではミヤマガマズミが観られると理解していたが、これもミヤマガマズミではなくガマズミだった。
確認したところ、ガマズミは標高10~1500mに分布するとの記載があった(筑波実験植物園の植物図鑑)。
こちらはキャンプ場近くで観たもので、斜面の陽当りのよいところに咲いていた。
タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)に似ているように見えたが、筑波山に自生しているのだろうか?
ウィキペディアによると、タニウツギは北海道の西部、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方に分布し、主に日本海型気候の多雪地で、日当たりのよい山地の谷沿いや斜面に多く見られる。関東地方はニシキウツギが多いが、信越県境付近から日本海側でタニウツギが多いとある。
どうやらニシキウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)のようだった。
同じくウィキペディアによると、ニシキウツギは日本の本州の宮城県以南、四国、九州に分布し、主に太平洋側の山地に多く見られ、日本海側にはない。山地の明るい場所に生えるとある。
同じくキャンプ場近くではこの花も咲いていた。ずいぶん高い所に咲いていて、撮るのに苦労した。
ガマズミ属だとは分かったが、その場で名前が分からなかった。カンボク(ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木〜小高木)に似ているが、筑波山に自生するものか不明だったので、結局名前は分からなかった。
ここまで書いてきてすでに長くなってきた。そこで草本は続編でご覧いただこうと思う。本格的な登りはスタートから林道までの間と、キャンプ場から女体山までの間で、それぞれ40分ほどだった。
登山道に入るとヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)がまだ観られた。
女体山御本殿(写真左)、男体山御本殿(同右)に参拝して下山した。
こちらは下山時に歩いた自然研究路で観たヒメウツギ(アジサイ科ウツギ属の落葉低木)。先週もご覧いただいたのでお分かりと思う。
さて、ウツギと名前が付く花はいくつあったかしら?
続編では林道以降で観た草本をご覧いただきたい。
スタート地点は先週と同じだが、途中関東ふれあいの道ともなっている鬼ヶ作林道を歩き、筑波高原キャンプ場から女体山へ進んだ。
女体山から御幸ヶ原を抜けて男体山に登り、自然研究路を歩いて、帰路は先週同様薬王院へ下った。
上図に歩跡が記されているが、水色のところは植物を観ながら特にゆっくり歩いたところだ(山頂付近や自然研究路は人が多くてゆっくり歩かざるを得なかった)。
距離8.9km、累積標高差824m、時間4時間47分(うち休憩28分)で、先週より若干距離は伸びたものの林道歩きが多く、また曇り空だったこともあり疲労は少なかった。
では歩いた順に簡単にコースを振り返り、併せて見かけた花をご覧いただこう。
先ずは、薬王院コースの登山者用駐車場からスタート。時刻は10時を過ぎていて、下山してきたハイカーが既にいたので駐車場にクルマを駐められた。
陽当りのよいところにイチゴの実が観られた。ヘビイチゴのように思えた。その先ではこれから咲こうとしているナルコユリ(キジカクシ科アマドコロ属の多年草)が観られた。
40分ほどかけて鬼ヶ作林道まで着た。ここで岩に腰掛けてバナナを食べた。目の前に大きなヤマザクラの樹が見えた。
この時期の鬼ヶ作林道は樹々や草花の花の宝庫だ。残念ながら名前が分からないものが多かった。帰宅後調べて名前が分かるものは書くことにし、とりあえず写真だけはたくさん撮った。
先ずはいちばん多く観られたのはこの樹木の花だと思う。
帰宅して調べたら、コゴメウツギ(バラ科コゴメウツギ属の落葉低木)のようだった。
名前にウツギと付くが上述のようにバラ科の花で、アジサイ科のウツギに似た花をつける。
花期は5~6月で、今年枝の先端や葉腋から、花序軸を伸ばして総状花序を出し、径4~5 mmの黄白色の5弁花を多数咲かせる。
次も樹木の花だ。
上の写真だけ観ると分からないかもしれないが、下の写真ではお分かりかと思う。ちなみに上の写真は林道で撮ったもので、下の2枚は登山道で撮影した。
ツクバネウツギ(スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木)だ。1枚目の写真は花弁が落ちて萼片が残ったものだ。
花期は5~ 6月で、枝の先端から共通花柄を出し、5個の同じ長さの萼片をつけ、ふつう2つ花をつける。花冠は二唇状の鐘状漏斗形で、白色、黄白色、ときに黄色、まれにピンク色になり、長さは1.5~3 cmになる。
次の2枚は林道で観た花を撮ったものだが。一方3枚目の花は標高が高い自然研究路で観たものだ。
ご存じのガマズミ(ガマズミ科ガマズミ属に属の落葉低木)だ。
これまでガマズミは標高が低いところで観られ、標高が高いところではミヤマガマズミが観られると理解していたが、これもミヤマガマズミではなくガマズミだった。
確認したところ、ガマズミは標高10~1500mに分布するとの記載があった(筑波実験植物園の植物図鑑)。
こちらはキャンプ場近くで観たもので、斜面の陽当りのよいところに咲いていた。
タニウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)に似ているように見えたが、筑波山に自生しているのだろうか?
ウィキペディアによると、タニウツギは北海道の西部、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方に分布し、主に日本海型気候の多雪地で、日当たりのよい山地の谷沿いや斜面に多く見られる。関東地方はニシキウツギが多いが、信越県境付近から日本海側でタニウツギが多いとある。
どうやらニシキウツギ(スイカズラ科タニウツギ属の落葉低木)のようだった。
同じくウィキペディアによると、ニシキウツギは日本の本州の宮城県以南、四国、九州に分布し、主に太平洋側の山地に多く見られ、日本海側にはない。山地の明るい場所に生えるとある。
同じくキャンプ場近くではこの花も咲いていた。ずいぶん高い所に咲いていて、撮るのに苦労した。
ガマズミ属だとは分かったが、その場で名前が分からなかった。カンボク(ガマズミ科ガマズミ属の落葉低木〜小高木)に似ているが、筑波山に自生するものか不明だったので、結局名前は分からなかった。
ここまで書いてきてすでに長くなってきた。そこで草本は続編でご覧いただこうと思う。本格的な登りはスタートから林道までの間と、キャンプ場から女体山までの間で、それぞれ40分ほどだった。
登山道に入るとヤマツツジ(ツツジ科ツツジ属の半落葉低木)がまだ観られた。
女体山御本殿(写真左)、男体山御本殿(同右)に参拝して下山した。
こちらは下山時に歩いた自然研究路で観たヒメウツギ(アジサイ科ウツギ属の落葉低木)。先週もご覧いただいたのでお分かりと思う。
さて、ウツギと名前が付く花はいくつあったかしら?
続編では林道以降で観た草本をご覧いただきたい。
私も見て、調べたんです。
可愛い花ですよね
そして、ほんとたくさんのウツギが咲く時期、
5月なのを感じています。
筑波山ハイキング、
のんびり、花を見ながら楽しまれているのが伝わってきます。
日曜日、コロナ以来行っていないバラ園に行こうと思ったのですが、あいにくの小雨予報、
やめて、近いんですが、久しく行っていない市立公園に行ったんです。
ムクドリの水浴びやたくさんのバラ、久しぶりに行くと、出会いがありますね
ウツギと名が付く樹木は沢山ありますね。
この日観た中ではコゴメウツギが一番多かったです。
もう少し経つと、本当のウツギが咲き始めますね。
今回は実にのんびり歩きました。
最後は雨が心配でちょっと急ぎましたが、スタートからして10時でしたからそんな気分でした。
この時間に行くと既に降りてくる人がいるので、駐車場に空きが出ます。
この日も運良く登山口に近い場所に駐めることができました。
バラ園は晴れた日曜には人出が多いのではないでしょうか。
今日は平日ですので、空いていてよいのではないでしょうか。
私が大吉山に登るくらいのノリで、shuさんは筑波山に登られるのですね!
先週に続き、とのことですがたった1週間でも花の様子は少しずつ変わっていたのですね。
コゴメウツギは自生の花は見たことがありません。
バラ科のウツギですね。
ツクバネウツギは少し前に京都御苑で見ました。
名前がわからないガマズミ科は、ヤブデマリではないでしょうか。
2週間ほど前、とある花を見に出かけた先で満開のヤブデマリを見ましたがそれととてもよく似た咲き方をしています。
調べてみたら、関東以西の丘陵や山地とありましたので、ひょっとして生えているかも・・・
次は草本ですね。
こういう記事は特にワクワクします。
明日もよろしくお願いします!
1週間で咲いている花がかなり変わっていました。花の命は短いですね。
さて、名前の分からなかったガマズミ属の樹木ですが、おっしゃる通りヤブデマリのようです。
本州の太平洋側、四国、九州に分布し、北限は岩手県の盛岡市です。
筑波山の北側斜面に多く観られるという記述も見つけましたので、間違いなさそうです。
筑波山は意外と暖かく、ミカンの栽培も行われています。
温暖な気候が植物の種類が多い一因になっているのかもしれません。
明日もご存じのお花が多いと思いますが、西日本の方には珍しいものもあるのではないでしょうか。
5時30分に予約しています。ご期待下さいませ。
今の時期、白い花が多いですね。ウツギ、ガマズミ、エゴノキなど。植物園のようにネームプレートがあると助かりますが、自然な状態だとネームプレートがないので、この白い花は何だったかな、とこんがらがってしまいます。
おっしゃる通りです。この時期に咲く花は多くあり、名前を調べるのは容易ではありませんね。
以前は山から帰ってすぐに記事をアップしていましたが、今はとても無理です。
体力の限界ですかね(笑)
この時期は、どんどん植物が変化するので、何度いらしても違う花々に出会えるでしょうから・・・
五月晴れの日は家に籠って居られませんネ。
ツクバネウツギのガク・何の花かと思いました!
ガクだけが残っている様子を注意深く見た事が在りませんでしたので・・・
諏訪湖岸に植樹されているニシキウツギは地域的に正確にはタニウツギ?
タニウツギは2色(白とピンク)では無く、淡いピンクの濃淡の花を咲かせると
以前、インストラクターから教わりましたが
地域で呼び名が違うのは紛らわしいですネ。
今度湖岸公園のニシキウツギを掲載してみますので、是非何ウツギか教えてくださいネ。
ヒメウツギがこちらでも見られる様になりました。
夏山シーズンが始まったので、できる限り毎週山に行こうと思っています。
筑波山は自宅から近く、また植物の種類が多いので、行く機会が多くなっています。
しかし標高が低いため夏は暑いので、今シーズンはこれが最後になりそうです。
ツクバネウツギの萼だけをお見せしました。
ちょっと驚かれたかもしれませんね。私も実際に観て何かの花だと思いました。
ウツギと名前が付く花は多いです。なつみかんさんが比べて載せておられました。
タニウツギは北陸など日本海側に多い植物です。
湖岸公園に咲くのは何ウツギなのでしょうか?
きっとよくご存じの方が教えて下さることでしょう。