shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

伊豆沼・内沼とその周辺の水鳥(その② クライマックス編)

2022-02-08 08:58:00 | 
伊豆沼・内沼とその周辺の水鳥(その② 飛翔編)からの続きです。

翌、2月7日の早朝、まだ暗いうちに伊豆沼に出かけました。気温はマイナス5℃、手袋をしていても指先が冷たく感じます。
もちろんお目当ては、7万羽が越冬しているというマガンが、日の出とともに一斉に飛び立つ姿を観ることです。

栗原市のポータルサイトを再び引用します。
(引用はじめ)
マガンは、伊豆沼を代表する冬の鳥です。毎年数万羽のマガンが越冬のために伊豆沼にやって来ます。夜は沼の水面で寝ますが、朝になると一斉に飛び立ち、沼周辺の田んぼで落ちモミなどを食べます。日の出をバックにマガンの群れが飛び立つ光景や、その羽音はとても印象的です。伊豆沼・内沼のマガンが一斉に飛び立つ時の羽音と鳴き声は荘厳で、環境省の「残したい“日本の音風景100選”」にも選ばれています。
(引用終わり)

では、6時25分、僅か1分足らずの間に撮った61枚の写真を、続けてご覧いただきましょう。


























































































































ショウはいきなり始まりました。
西の方から怒涛とともに、一斉にマガンの塊が飛び立ち、そして押し寄せ、空を埋め尽くし、頭の上を通り過ぎていきます。
それは何の秩序もない、それでも目指す先は決まっている、行動でした。

マガンたちは、徐々に秩序を取り戻し、隊列を組み、三々五々、付近の田圃に散らばっていきます。
ピンク色に染まった東の空に、マガンの群れが吸い込まれていきました。
1分足らずでショウが終わりました。

写真は手持ちで撮りました。初めは西の方にカメラを向け、徐々に北へ移し、最後は東の空に向けました。
水平が合っていないものもありますが、ご容赦くださいませ。

この日は動画も撮っていました。ところが大失敗をしました。
ひとつには、ピントが合っていませんでした。動画撮影時のAF機能について、よく理解していませんでした。
もうひとつは、近くで写真を撮ったため、シャッター音がうるさく入っていました。とても皆さまにお見せできるような代物ではありません。

ということで、課題ばかりが積み残った撮影になりました。
これもいい経験と思い、いずれまた挑戦したいと思います。
十分に感動をお伝え出来ず、恐縮です。
こんな報告に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

伊豆沼・内沼とその周辺の水鳥 (完)


2月10日は植物クロスワード(第20回)を投稿します。
20回目となることから、マス目の数を1.5倍に増やしました。テーマは早春の野山の花です。
ぜひ、お楽しみくださいませ。

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14 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
shuさん、こんにちは (さざんか)
2022-02-08 11:23:50
マガンが早朝に伊豆沼から一斉に飛び立つ様、圧巻ですね。
数万羽もいるというマガンの飛び立ち、羽音が凄かったことでしょう。
空がだんだん明るくなっていくのが分かります。
早起きされて、1分足らずの目くるめくような瞬間に出会えて、本当に良かったですね。
お陰様で、こんな素晴らしいお写真を見せて頂くことが出来ました。
動画が上手く撮れなかったそうで、残念でしたね。
シャッター音が入ったそうですが、その部分をカットされたら如何でしょうか。
(なんて分かったようなことを言ってすみません。)
感動は十分伝わりましたよ。
有難うございました。
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さざんかさん こんにちは (shu)
2022-02-08 11:46:55
暖かいコメント、ありがとうございます。
また、アドバイスも、ありがとうございます。
動画は必ずリベンジしたいと思います。
今回は三脚、カメラをしっかり準備したつもりでしたが、肝心の技術が不足していました。
前日に、それなりにうまく撮れたのは、たまたまだったようです。

伊豆沼から帰った翌日、地元の七次川調整池へ行ってきました。
カメラを持たずに出かけたのですが、オオハクチョウが池の上を飛び、目の前を飛んでいきました。
標準レンズでもフレームいっぱいになりそうな、近さでした。
伊豆沼には伊豆沼の良さがあり、地元の池には地元の池の良さがあると感じた次第です。
返信する
7万羽のマガン! (ran1005)
2022-02-08 15:53:36
7万羽マガン越冬しているのですか??
日の出とともに一斉に飛び立ち餌場に向かうのですネ。
空が明けて行く様子も同時に見る事が出来て圧巻です!!
凄い光景をキャッチされましたネ!
その昔上映されたヒッチコックの「鳥」を思い出してしまいましたが・・・
スケールは何倍も上ですネ。
十二分に感動が伝わりましたヨ。
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こんばんは^^ (attsu1)
2022-02-08 18:39:21
早朝の寒さ、身体は防寒していても、
カメラを動かす、指の冷たさ、ご苦労ありますよね。
お陰様で、数万羽のマガンのショー、
楽しませていただきました。
shuさんが、堪能されたも伝わってきます。

私もハクチョウは見に行きましたが、
その頃は、あぁ寒い、早く帰ろう~で、
こんなシーン、見たことなかったです。

三々五々、付近の田圃に、散らばっていく。
伊豆沼周辺、田園が多いの知っています。
田植えが始まるとグリーンの絨毯のようになり、
刈り取りが終わると、一面の土色、そして、雪景色になるのも覚えています。
代わりに今時期、渡り鳥の餌場になるんですね^^

大きな道路に、温度が表示される標識があるのも覚えています。
この時期、毎日マイナス気温なんですよね。
寒い中の写真、ありがとうございます。
返信する
すごい光景です! (fukurou)
2022-02-08 18:44:19
shu様
こんばんは。
すごい光景ですね!
こんな光景に出会ったら、シャッター切りまくりですよね。
どこかで見た光景だと思いましたが、ヒッチコックの映画『鳥』でした。
あの場面に匹敵するすごい写真です!
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表す言葉が見つかりません (ninbu)
2022-02-08 19:01:55
shuさん、こんばんは。
7万羽のマガンが一斉に飛び立つ現場にいた凄さが写真から
伝わってきます。凄いです。圧巻です。壮観です。感動です。
どんな言葉を使っても、私にはこの光景を表すことができません。
1分足らずの間、シャッターを押し続け61枚の写真に収めるのも
大変だったと思います。音が聞こえないのが残念ですが、shuさん
は日本の音風景100選に選ばれた伊豆沼・内沼を体験されました。
動画が残らなかったのは残念ですが、次回に期待しています。(^.^)
貴重な記録を見せていただきありがとうございました。
返信する
Unknown (なつみかん)
2022-02-08 19:18:12
こんばんは。
ものすごいマガンの群れですね!!!
たくさんの疑問が。
このマガン、夜の間は池で過ごしているようですが、何万羽も寝られるくらい大きな池なのでしょうか。
(すごい密度?)
一分で通り過ぎるとのことですが、どのくらいの速さで飛べるのでしょう。
飛び立った後はどこに出勤?
いつも同じ小集団が同じ場所に行くのでしょうか。
その仲間はどうやって決まる?

何より1分間足らずに61枚の写真がすごいです。
1枚1秒弱ですね〜
いやー、実際見たら感動で殺到しそうです。
返信する
大迫力ですね (keitann)
2022-02-08 22:06:04
こんばんは。

寒い時期に寒い地方に水鳥を見に行かれたのですね。

ガンは名前は良く聞くのですが、実物はあまり見たことがないし、鳥撮りをしている仲間の口からもあまりその名を聞きません。調べると、島根以西では見られないとありますので、たぶん四国には渡ってこないのでしょうね。かなり大型の鳥のようですね。

その大型の鳥が何万羽と一斉に飛び立つのですから、羽ばたく音や鳴き声だけでも相当の迫力でしょう。

これだけ多いと、鳥同士がぶつかるなんて言うことはないのでしょうか?
栗原市と言えば、甥っ子が古民家を買って住んでいるようなので、栗駒山登山とセットで、一度見に行きたいものです。って書きましたが、その頃の栗駒山はとても登れないですね。

こちら四国では早くも高知に花が咲き、花散策が始まりました。
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ran1005さん こんばんは (shu)
2022-02-08 23:04:38
コメントありがとうございます。
私が2月5日に伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターを訪ねた際に、職員の方からお聞きしたところでは、マガンが7万羽越冬中とのことでした。
マガンは昨年11月に10万羽いたのですが、3万羽が別の所へ移ったようです。
今度訪ねる際は、11月の末にしようと思います。

ヒッチコックの鳥ですが、映画の中で数多く飛んでいるのはカモメの仲間で、カリフォルニアカモメだそうです。
カリフォルニアカモメは全長が53cm、マガンはそれよりも大きくて72cmありますから、さらに迫力があります。
今回、1分足らずでしたが、とても感動しました。
皆さまに動画で観ていただけず、申し訳なく思います。
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attsu1さん こんばんは (shu)
2022-02-08 23:11:46
コメントありがとうございます。
シャッターを切る時も手袋ははめたままでしたが、それでも手が凍えました。
ホテルに戻って、お湯で温めると、じーんと指先が生き返っていく感じでした。
attsu1さんはご存知ですが、周辺はササニシキの大産地ですよね。
築館インター付近まで行ってもマガンがいましたので、けっこう広い範囲で餌を採っているようですね。

田植えが始ま前に水田に水が張られると、栗駒山が田圃に写るでしょうね。
そんな景色も観てみたいものです。
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