shuの花日記

山や近所で見かけたお花をエピソードを添えて掲載しています。お花の説明は主にウィキペディア、花図鑑を参考にしています。

オオハクチョウが飛来、オナガガモは越冬か - 七次川調整池 2022-2023冬 定点観察②(11月上旬)

2022-11-14 05:30:27 | 


10月下旬の七次川調整池は、渡りの途中の冬鳥がいろいろ観られた。
(10月下旬の七次川調整池の様子は⇒こちらをご覧ください。)
しかし、それらの冬鳥は七次川調整池で越冬することなく去って行った。
11月に入ってからは、まったく冬鳥が居ない日(時間帯)もあったが、上旬の後半に入ってオナガガモが定住したように思われた。
そして11月9日、4羽のオオハクチョウが観察された。

11月8日朝(7時45分~8時30分)に観られた冬鳥は、
 オナガガモ 約40羽
 ホシハジロ 8羽(すべて♂) であった。
その他に、
 カルガモ 6羽
 カイツブリ 2羽
 ダイサギ 4羽
 アオサギ 1羽
 オオバン 2羽 
 カワウ 1羽 が観察でき、
池畔と池の周辺では、
 カワセミ 1羽
 キセキレイ 1羽
 セグロセキレイ 1羽 
 ハシボソガラス 約20羽
 ヒヨドリ 数羽が観られた。
また、
 ムクドリ 4羽 が池の上空を通過していったのが観られた。

■オナガガモ
Northern Pintail

カモ目カモ科マガモ属
Anas acuta
尾長鴨/L♂75cm、♀53cm
オナガガモは、8日に約40羽、9日朝(8時20分~50分)と10日の朝(8時50分~9時5分)にもほぼ同数が観られたので、定住したのではないかと思われた。
(♂生殖羽)


(♂エクリプス→生殖羽、幼鳥)


(♀生殖羽)


■ホシハジロ
Common pochard

カモ目カモ科
Aythya ferina
星羽白/L45cm
ホシハジロは、8日に8羽観られたが、9日は姿を見なかった。10日は13羽が確認でき、そのうち9羽が♂であった。
(♂)


■オオハクチョウ
Whooper swan

カモ目カモ科
Cygnus cygnus
大白鳥/L140cm
9日にオオハクチョウを今冬この池で初めて観た。4羽のうち2羽は幼鳥の面影があるように見えた。
10日の朝にオオハクチョウの姿はなかったので、この4羽がここで越冬するかは分からない。
(餌やりを行っている方にお訊きしたところ、3日にこの冬初めて飛来したとのことであった。)




■マガモ
Mallard

カモ目カモ科マガモ属
Anas platyrhynchos
真鴨/L59cm
9日朝にはマガモの幼鳥2羽が観られた。10日には確認できなかった。
(幼鳥)




■ハシボソガラス
Carrion crow

スズメ目カラス科カラス属
Corvus corone
嘴細烏/L50cm
8日には、20羽ほどのハシボソガラスが池の周りの樹に止まったり、飛んだりしていて、そのうちの1羽は池に居たカイツブリやオナガガモにちょっかいを出していた。
カラスがカイツブリやカモを捕まえられるとは思えないので、カラスは遊んでいたのだろうと思った。カイツブリやカモにとってはいい迷惑であった。
9日、10日は数羽を見かけるに留まった。




■カイツブリ
Little grebe

カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
鳰/L26cm
カイツブリは、8日、9日、10日いずれも確認できた。




■セグロセキレイ
Japanese Wagtail

スズメ目セキレイ科
Motacilla grandis
背黒鶺鴒/L21cm
8日、9日、10日いずれも確認できた。




■キセキレイ
Grey Wagtail

スズメ目セキレイ科セキレイ属
Motacilla cinerea
黄鶺鴒/L20cm
8日に見かけたが、9日、10日は確認できなかった。




■モズ
Bull-headed shrike

スズメ目モズ科モズ属
Lanius bucephalus
百舌・鵙/L20cm
10日に池畔に生えている高い樹の上で鳴いていた。七次川調整池でモズを観るのは初めてだった。


■カワセミ
Common Kingfisher

ブッポウソウ目カワセミ科
Alcedo atthis
翡翠/L17cm
8日、9日、10日にカワセミを観た。写真は撮れなかった。


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます^^ (attsu1)
2022-11-14 06:31:19
私、冬鳥の季節、
タイミング合うと、野鳥観察会に参加するんです。
その時、終わったあと、見れた野鳥の確認をするんですが、
その時の会話のようなshuさんの記事、
まるで、観察会のようです(@_@)
私だと、見たとしても、数まで数えない^^;
見れたこと、写真が撮れたことで、喜んで終わりです^^;
昨日の皆既月食にしても今日の記事にしても、
shuさんの記事は、観察記録として本に出来そうです(@_@)

オオハクチョウ、なにか優雅な感じですねぇ~
そしてモズや、キセキレイ、出会えると嬉しくなる私です^^
返信する
Unknown (なつみかん)
2022-11-14 07:06:14
おはようございます。
七次川調整池の冬鳥観察、いよいよ本格始動ですね。
ここは何と言ってもオオハクチョウが来るのがプレミアム感ありますね!
今は4羽のようですが、優雅にこちらの方を向いている姿は、他の鳥とは一線を画していますね。
オナガガモも、最近は来てくれないので、羨ましいです。

他は大体こちらと同じでしょうか。
マガモがこちらにも渡ってきましたが、今年は最初から綺麗な艶々の緑色の頭でした。
そちらの個体は少しエクリプス残ってる感じですね〜
ホシハジロももうエクリプスは終了なんですね。
こちらのK池もそろそろ冬仕様になってきました。
また投稿しますね!
返信する
attsu1さん おはようございます (shu)
2022-11-14 07:17:05
早速のコメント、ありがとうございます。
野鳥観察会に参加なさっているのですね。鳥の名前を覚えるだけでなく、習性なども教えていただけると思います。
とてもいいですね。

仰るように、今回の投稿は観た鳥の名前と数を並べただけでした。
意識したわけではなく、折角の記録ですから、数もある程度正確に書いておこうと思いました。
いつ、どなたがこの記事を読まれるか分かりませんが、できる限り正確を期したいです。

オオハクチョウは、仰るとおり優雅に見えます。
でも、来たばかりの時は警戒心も強く、近寄ってくれません。首を上げているときは警戒しているのだそうです。
また、水面下では足を動かしているのでしょうね。

そろそろ餌やりが始まりそうです。
餌やりが始まると、池の景色が大きく変わります。
私の期待は、珍しいカモが混じってきてくれることですが、さてどうなることでしょう。
10日のうち、連続して2~3日出かけるペースで、観察を続けていきたいと思います。
返信する
なつみかんさん おはようございます (shu)
2022-11-14 08:10:48
コメントありがとうございます。
オオハクチョウが飛来してきて、役者がそろった感があります。
そろそろ餌やりも始まりそうなので、オオハクチョウの数も徐々に増えていくと思います。

マガモはエクリプスなのか幼鳥なのか迷いました。
♂の嘴峰に暗色班が観られることと、肩羽がV字状に尖っていることから、幼鳥だと思いました。
但し、親が居ないのが不思議で、はぐれてしまったのかもしれません。翌日には居なくなっていました。

10月22日に観察したマガモは、エクリプスが抜けて完全な生殖羽になっていました。
https://blog.goo.ne.jp/shu2702/e/5bb809f5d8472c20fde0af170ae5a6bd
この時期は、判別が難しいですね。
K池の投稿、楽しみに待っています。
返信する
オオハクチョウ (ran1005)
2022-11-14 10:18:02
流石オオハクチョウの姿が水面に映っている様子は美しいですネ。
写真だけ拝見しているとコハクチョウにも見えます。
確かに、仰せの通り嘴の色で判別できますネ。
諏訪湖では日増しに渡り鳥が増えています。
昨日は、カワアイサのツガイと、♀の幼鳥らしきを見ました。
沖にいるので、なかなか詳細写せませんが、♀の幼鳥は冠毛の発毛が充分ではなく、色も薄く,尾羽の部分(腹部)が黄色が残って居ました。
今年はオカヨシガモがかなりの集団で飛来しています。
それと尾羽がX状に交差して見えるのはオナガガモでしょうか?
♀だけが集団(10羽)で浮遊して居ますヨ。
コハクチョウが飛来する横河川付近のオナガガモも♀が集団している様子が見られます。
何か意味が在るのでしょうか?
ご存知でしたら教えて下さい。
返信する
七次川調整池 (さざんか)
2022-11-14 10:47:54
おはようございます。
オオハクチョウがやって来ましたね。
嘴の黄色の部分の先が尖っているのですね。
勿論体もコハクチョウより大きいでしょう。
優雅ですね。
この4羽は家族でしょうか。
他にも色んな鳥が見られますね。
オナガガモ40羽なんて、よく数えられましたね。
カイツブリは見たことがありません。
昨夜の「ダーウィンが来た」で、カンムリカイツブリをやっていましたね。
ここでは餌やりをしているのですか。
そしたらもっと多くの鳥がやって来るでしょう。
shuさんの腕が鳴りますね。
又素敵なお写真を是非見せて下さい。
返信する
ran1005さん こんにちは (shu)
2022-11-14 15:52:42
コメントありがとうございます。
オオハクチョウとコハクチョウの見分け方ですが、私は嘴の黄色い部分の面積・形で見分けています。
これは「山渓ハンディ図鑑7日本の野鳥」に書いてあったのですが、ネットで見つけた記事にも同様の見分け方が出ていました。
https://simanenoikimono.com/hakucho/

オオハクチョウは東日本以北で越冬するので、残念ながら信州には行かないようです。
私が観察している七次川調整池が、日本の越冬地の最南端だといわれています。

今回も諏訪湖の水鳥の情報をお知らせいただき、ありがとうございます。
カワアイサ、オカヨシガモいずれも興味があります。
ミコアイサにもまた会いたいですね。

オナガガモの習性として、ハクチョウと一緒に渡りをすることが多いようです。
従って、ハクチョウが居るところにはオナガガモも居ることが多いのではないでしょうか。
返信する
さざんかさん こんにちは (shu)
2022-11-14 16:02:29
コメントありがとうございます。
冬鳥のシーズンに入りました。shuの鳥日記になっています(笑)

オオハクチョウとコハクチョウの見分け方ですが、さざんかさんが仰るとおりです。
七次川調整池ではオオハクチョウが毎年越冬し、コハクチョウは飛来したこともないので、遠くに居てもオオハクチョウだと思っています。
今回は嘴の黄色い部分を観て、オオハクチョウだと確認できました。

この4羽は家族だと思います。
理由は、オオハクチョウは家族単位で行動するからです。
オナガガモ40羽は、双眼鏡で観ると数えることが出来ます。
100羽ほどまでなら、だいたい正確に数えられます。それ以上になると、数える気になりません。
今日観てきた北印旛沼には、1000羽以上のカモが居たと思います。
とても数える気にはなりませんでした。

七次川調整池での餌やりは、11月上旬はまだ始まっていませんでした。
そろそろ始まるころだと思います。
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