本日、カモを観るため諏訪湖へ行ってきた。
先ずご覧いただきたいのは、1月にJAL機から撮った諏訪盆地の写真である。諏訪盆地の大部分が写っていて、白いところが諏訪湖である。
上空から見ると実に小さく見えるが、実際に行ってみるとすごく大きい。面積が12.81㎢(Wikipedia)ある。栃木県の中禅寺湖や千葉県の印旛沼より大きいのである。
とても全部を歩いては回れないので、車で一周して、所々を歩くことにした。図の赤線部分が実際に歩いたところである。
およそ1400枚撮影した中で、前編でカモ類などの水鳥を、後編でその他の鳥をご覧いただきたいと思う。
◇カモ科の鳥
■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon
カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm
ヒドリガモはまったく珍しいカモではない。しかし諏訪湖のヒドリガモは人を恐れない。これは初めての経験だった。
遊歩道を横切るヒドリガモ。
芝生広場で新芽を食べるヒドリガモ。手前は♀の幼鳥のように見える。
■カワアイサ
Common Merganser
カモ目カモ科ウミアイサ属
Mergus merganser
川秋沙/L65cm
カワアイサは諏訪湖畔公園の近くで観られた。こちらが♂。
こちらが♀。ボサボサした冠羽はカワアイサ♀の特徴の一つ。
番のようだった。
■ミコアイサ
Smew
カモ目カモ科アイサ属
Mergus albellus
巫女秋沙/L42cm
ミコアイサは釜口水門の近くで観られた。こちらが♂。
こちらが♀。
遠くで上手く撮れなかったが、番も観られた。
■ホシハジロ
Common pochard
カモ目カモ科
Aythya ferina
星羽白/L45cm
西岸の漁港近くで観られた浮寝鳥。
■キンクロハジロ
Tufted duck
カモ目カモ科
Aythya fuligula
金黒羽白/L40cm
西岸の漁港の近くに初めは1羽だけポツント居た。後でまた見たら♀もそばに居た。
■カモの雑種
カモには雑種が多い。他の鳥類の場合多くは生殖能力がなく、1世代限りの雑種であるが、カモでは生殖能力を有するものも少なくない。
諏訪湖ではマガモとカルガモの雑種が多く観られ、これらはマルガモと呼ばれている。
マガモ×カルガモの♂。
♂2羽は雑種のように見えた。もう一羽はカルガモのように見えた。
この♀はきれいだが、恐らく雑種だと思う。
1枚写真を追加した。カモは水中で交尾すると聞いたことがある。本当なのか?
◇カモ科以外の水辺の鳥
■カンムリカイツブリ
Great Crested Grebe
カイツブリ目カイツブリ科
Podiceps cristatus
冠鳰/L56cm
遠くにいたので、上手く撮れなかった。
■カイツブリ
Little grebe
カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
鳰/L26cm
もともと小さな鳥で、しかも遠くにいたため上手く撮れなかった。
■オオバン
Eurasian coot
ツル目クイナ科
Fulica atra
大鷭/L39cm
■ダイサギ
Great Egret
ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm
■カワウ
Great Cormorant
カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm
婚姻色が観られたものとそうでないものが混在していた。
◇風景
・恐らく諏訪湖で一番大きな白鳥。その名も「すわん」。船内は禁煙でしょう。
・諏訪湖岸公園からヨットバーバー付近に続く道。
・ヨットハーバーから諏訪湖畔公園を望む。
・釜口水門。
カモを観に諏訪湖へ行ってきた(後編)に続く。
2022/03/13
先ずご覧いただきたいのは、1月にJAL機から撮った諏訪盆地の写真である。諏訪盆地の大部分が写っていて、白いところが諏訪湖である。
上空から見ると実に小さく見えるが、実際に行ってみるとすごく大きい。面積が12.81㎢(Wikipedia)ある。栃木県の中禅寺湖や千葉県の印旛沼より大きいのである。
とても全部を歩いては回れないので、車で一周して、所々を歩くことにした。図の赤線部分が実際に歩いたところである。
およそ1400枚撮影した中で、前編でカモ類などの水鳥を、後編でその他の鳥をご覧いただきたいと思う。
◇カモ科の鳥
■ヒドリガモ
Eurasian Wigeon
カモ目カモ科マガモ属
Anas penelope
緋鳥鴨/L49cm
ヒドリガモはまったく珍しいカモではない。しかし諏訪湖のヒドリガモは人を恐れない。これは初めての経験だった。
遊歩道を横切るヒドリガモ。
芝生広場で新芽を食べるヒドリガモ。手前は♀の幼鳥のように見える。
■カワアイサ
Common Merganser
カモ目カモ科ウミアイサ属
Mergus merganser
川秋沙/L65cm
カワアイサは諏訪湖畔公園の近くで観られた。こちらが♂。
こちらが♀。ボサボサした冠羽はカワアイサ♀の特徴の一つ。
番のようだった。
■ミコアイサ
Smew
カモ目カモ科アイサ属
Mergus albellus
巫女秋沙/L42cm
ミコアイサは釜口水門の近くで観られた。こちらが♂。
こちらが♀。
遠くで上手く撮れなかったが、番も観られた。
■ホシハジロ
Common pochard
カモ目カモ科
Aythya ferina
星羽白/L45cm
西岸の漁港近くで観られた浮寝鳥。
■キンクロハジロ
Tufted duck
カモ目カモ科
Aythya fuligula
金黒羽白/L40cm
西岸の漁港の近くに初めは1羽だけポツント居た。後でまた見たら♀もそばに居た。
■カモの雑種
カモには雑種が多い。他の鳥類の場合多くは生殖能力がなく、1世代限りの雑種であるが、カモでは生殖能力を有するものも少なくない。
諏訪湖ではマガモとカルガモの雑種が多く観られ、これらはマルガモと呼ばれている。
マガモ×カルガモの♂。
♂2羽は雑種のように見えた。もう一羽はカルガモのように見えた。
この♀はきれいだが、恐らく雑種だと思う。
1枚写真を追加した。カモは水中で交尾すると聞いたことがある。本当なのか?
◇カモ科以外の水辺の鳥
■カンムリカイツブリ
Great Crested Grebe
カイツブリ目カイツブリ科
Podiceps cristatus
冠鳰/L56cm
遠くにいたので、上手く撮れなかった。
■カイツブリ
Little grebe
カイツブリ目カイツブリ科
Tachybaptus ruficollis
鳰/L26cm
もともと小さな鳥で、しかも遠くにいたため上手く撮れなかった。
■オオバン
Eurasian coot
ツル目クイナ科
Fulica atra
大鷭/L39cm
■ダイサギ
Great Egret
ペリカン目サギ科
Andea alba
大鷺/L88~98cm
■カワウ
Great Cormorant
カツオドリ目ウ科
Phalacrocorax carbo
河鵜/L81cm W129cm
婚姻色が観られたものとそうでないものが混在していた。
◇風景
・恐らく諏訪湖で一番大きな白鳥。その名も「すわん」。船内は禁煙でしょう。
・諏訪湖岸公園からヨットバーバー付近に続く道。
・ヨットハーバーから諏訪湖畔公園を望む。
・釜口水門。
カモを観に諏訪湖へ行ってきた(後編)に続く。
2022/03/13
今日は諏訪湖まで行ってらしたのですね。
ran1005さんのコメントで知っていました。
本当にお元気であちこち行かれますね。
一周されたのには驚きました
shuさん、今年はカモにとりつかれてしまったカモ。
色々見られて良かったですね。
ミコアイサが美しいです。
マルガモ、ranさんが載せられたことがあります。
白っぽいマルガモは綺麗ですね。
ハーフは美人なんだ!
ダイサギの飛翔も美しいです。
遊覧船の「すわん」、乗ったことがあります。
松本に帰省するとき、いつも諏訪のPAから諏訪湖を眺めているので懐かしいです。
私の先祖は諏訪の出身だと聞いています。
後編を楽しみにしています。
ran1005さんから詳しい情報をいただきたお蔭様で、ポイントを絞って水鳥を見て来られました。
もう少し早く行けば、ホオジロガモも観られたようです。
ミコアイサの♂は3羽いました。それとは別に遠くに番がいました。
水門近くで流れがあるのに、上手に潜って餌を採っているようでした。
諏訪湖は帰省されるときに立ち寄られるのですね。
ちょうどよい場所にSAがありますね。
明日は八ヶ岳の麓で鳥を探そうと思います。
大昔になりますが、諏訪湖の花火を見に行ったのを
思い出します。
たくさんの水鳥たち、思い思いにのんびり暮らしていますね。
カワアイサの♀、ボサボサですねぇ^^
見たことないので、見てみたいです。
カモって自然に雑種になるんですか、
知らなかったです。
という事は、同じ種類じゃない、♀に声かける♂が
いるんですね^^;
「この♀はきれいだが」の♀、
たしかに、見たことない色、綺麗ですねぇ
美人ハーフと言った感じです^^;
おはようございます。
諏訪湖にはカメラをぶら下げて、時々行っています。
諏訪湖一周16キロも歩きたいのですが、まだ実現していません。
昔は琵琶湖一周も歩きました。
たくさんのカモたちですね。
もうそろそろ北帰行の時期なのかな??
諏訪湖へ遠征、いい旅になったようですね。長野県には私はよく行っていますが、諏訪湖はちょっと見ただけです。
近くの茅野でソースかつ丼がおいしい店がありました。今は廃業したようです。
私も、大体同じ範囲を歩きますが、一度にはとても・・・
shu様は健脚でいらっしゃいますネ。
冬鳥が飛来して居る要所要所を歩かれたと思います。
カワアイサや巫女アイサにも出逢えたのは最高にラッキーでしたネ!
私が下見に行った時には、釜口水門に集合して居た巫女アイサがすっかり消えてしまって・・・
お知らせするのが辛かったのですが、両方ともツガイに出逢えたとは何とラッキーな!!
こちらではヒドリガモやオオバンは普通に芝生で採餌して居るので、あまりカメラを向けた事がありません。
あの白い美人のマルガモ(?)や顔面が斑なカルガモにも出会われたのですネ!
すっかり居なくなったと思って居たホシハジロも見付けられたなんて・・・凄い!
ホシハジロは浮寝鳥とも呼ばれているのですか??
確かに採餌してい以外は浮寝していますネ。
冠カイツブリは工事中でなければ岸近くで観察出来たのですが・・・
夏羽になってとても滑稽な様子をしていますので
shu様に是非写して頂きたかったお奨めの冬鳥でした。(笑)
後編がとても楽しみです!!
諏訪湖の花火大会は有名ですね。水鳥にとっては災難だと思いますが、伝統行事ですから仕方ありません。
カワアイサもそうですが、潜水ガモにはボサボサの冠羽を持ったものがいくつもあります。
カワアイサでは♀がボサボサです。♂ほどヘアスタイルにこだわらないのでしょうか?
カモを見出してから、雑種かなと思うことが時々あります。
それに違う種類のカモがどう見ても番のような時もあります。
しかし、諏訪湖のように、こんなに雑種が多いのは初めてでした。
何か地理的、あるいは歴史的条件があったのかもしれません。
美人のカモ、本当にきれいでした。
諏訪湖一周は16kmなのですね。もっとあるのかと思いました。
昨日は日曜日だったので、大勢のジョガーが走っていました。
湖畔の遊歩道から山を観るときれいでした。
今回は鳥の写真ばかりですが、冬の朝早くに山の写真を撮ったらさぞきれいだろうと思いました。
琵琶湖一周を歩かれたのですか? 180kmほどあると思います。
私は自転車で2度周遊しましたが、3度目はありませんでした。
カンサンさんのブログはお花も鳥もきれいですね。
私は両方を一緒に撮るのが苦手で、先日のみかも山では結構苦労しました。
関西から信州へは遠いですね。木曽や松本方面と比べると、諏訪地方はさらに遠いです。
旅の楽しみの一つが、地元で美味しいものを食べることです。
信州は蕎麦が美味しいので、ついつい蕎麦ばかり食べてしまいます。
ミコアイサ、カワアイサ共に、番を観られたのも嬉しかったです。
全てはran1005さんから頂いた詳しい情報のお蔭様です。
ありがとうございました。
今日のブログの後編では、トビ、カワラヒワなどを上げます。
また、今日はこれから八ヶ岳の麓を散策します。
お天気もよいので、楽しみです。