9月12、13日に吾妻連峰の西にある日本百名山の西吾妻山(にしあずまやま、標高2035m)から、東にある日本三百名山の一切経山(いっさいきょうざん、同1949m)までを縦走した。
これまで4回に亘り縦走の様子をご覧いただいてきた。
■1日目
・その①:グランデコスノーリゾートのゴンドラ(ロープウエイ)山麓駅から、山頂駅まで。
・その②:ゴンドラ山頂駅から西吾妻山まで。
・その③:西吾妻山から弥兵衛平小屋(明月荘)まで。
■2日目
・その④:弥兵衛平小屋(明月荘)から家形山まで。
<縦走全体の地図>
<今回(その⑤)歩いた範囲の地図>
私が家形山の山頂に着いたのが10時20分だった。そこで山の師匠のS氏を待ったがなかなか現れない。結局現れたのは35分後だった。
二人は家形山で待ち合わせていたが、私が三角点のある山頂で待っていたのに対し。師匠は標柱のところで待つと思ったようだった。家形山は名前の通り家の屋根のような形の頂上を持っている。二人が待っていた所は、歩くと14分ほど離れていた。
いずれにしても、二人は10時55分に無事に合流した。早速準備していた昼食に取りかかった。
左:「家形山」の標柱のある場所 中:「五色沼・一切経山」への分岐 右:「家形山」の三角点とケルン
三角点とケルンがある家形山の山頂からは、一切経山を正面に観て、五色沼を見下ろすことができた。
私がそこにいた1時間足らずの間に、五色沼は幾度も色を変えていた。
師匠は下りが特に速いので、私が家形山から先に出発した。この先五色沼の西岸を通って一切経山へ登っていく。
下りの途中にヤマハハコが咲いていた。何やら不思議な形の昆虫(カメムシ?)が止まっていた。
湖畔にはシラタマノキ、アキノキリンソウ、エゾオヤマリンンドウなどが観られた。
一切経山への登りはガレ場が続いていて、ゆっくり登った。師匠は既に追いついていて、二人して途中で一休みして五色沼を眺めた。
そこからは五色沼だけでなく、家形山もはっきり見えた。歩いてきた道はガスに覆われてきていた。
一切経山の山頂には、計画通り12時ちょうどに到着した。たくさんの登山者が五色沼に向かって座り、昼食を摂っていた。
一切経山から、地図で方向を確かめ、浄土平を目指して下山した。今度は師匠が鎌沼を回っていくというので先行し、私は酸ヶ平から直接浄土平に下った。
写真は、最後にエゾオヤマリンドウ、シラタマノキ、ヤマハハコを撮ってお仕舞いにした。
浄土平ビジターセンターの駐車場に、13時4分に二人同時に到着した。計画より36分早かった。
その後、私にとっては半世紀ぶりとなる吾妻小富士に登る計画だったが、全山ガスに包まれていたので止めにした。
ザックを師匠の車に入れて、登山靴を脱いだ。グランデコまで師匠の運転で移動して、そこで車が2台になった。
温泉は裏磐梯にある「香の湯」に車2台で行き、今回の山旅を締めくくった。
吾妻連峰縦走登山 (完)
縦走で踏破した主な峰
・西大巓(にしだいてん、標高1982m)
・西吾妻山(にしあずまやま、同2035m)
・凡天岩(ぼんてんいわ、同2004m)
・東大巓(ひがしだいてん、同1928m)
・昭元山(しょうげんざん、同1893m)
・烏帽子山(えぼしやま、同1879m)
・ニセ烏帽子山(にせえぼしやま、同1836m)
・家形山(いえがたやま、同1877m)
・一切経山(いっさいきょうざん、同1949m)
これまで4回に亘り縦走の様子をご覧いただいてきた。
■1日目
・その①:グランデコスノーリゾートのゴンドラ(ロープウエイ)山麓駅から、山頂駅まで。
・その②:ゴンドラ山頂駅から西吾妻山まで。
・その③:西吾妻山から弥兵衛平小屋(明月荘)まで。
■2日目
・その④:弥兵衛平小屋(明月荘)から家形山まで。
<縦走全体の地図>
<今回(その⑤)歩いた範囲の地図>
私が家形山の山頂に着いたのが10時20分だった。そこで山の師匠のS氏を待ったがなかなか現れない。結局現れたのは35分後だった。
二人は家形山で待ち合わせていたが、私が三角点のある山頂で待っていたのに対し。師匠は標柱のところで待つと思ったようだった。家形山は名前の通り家の屋根のような形の頂上を持っている。二人が待っていた所は、歩くと14分ほど離れていた。
いずれにしても、二人は10時55分に無事に合流した。早速準備していた昼食に取りかかった。
左:「家形山」の標柱のある場所 中:「五色沼・一切経山」への分岐 右:「家形山」の三角点とケルン
三角点とケルンがある家形山の山頂からは、一切経山を正面に観て、五色沼を見下ろすことができた。
私がそこにいた1時間足らずの間に、五色沼は幾度も色を変えていた。
師匠は下りが特に速いので、私が家形山から先に出発した。この先五色沼の西岸を通って一切経山へ登っていく。
下りの途中にヤマハハコが咲いていた。何やら不思議な形の昆虫(カメムシ?)が止まっていた。
湖畔にはシラタマノキ、アキノキリンソウ、エゾオヤマリンンドウなどが観られた。
一切経山への登りはガレ場が続いていて、ゆっくり登った。師匠は既に追いついていて、二人して途中で一休みして五色沼を眺めた。
そこからは五色沼だけでなく、家形山もはっきり見えた。歩いてきた道はガスに覆われてきていた。
一切経山の山頂には、計画通り12時ちょうどに到着した。たくさんの登山者が五色沼に向かって座り、昼食を摂っていた。
一切経山から、地図で方向を確かめ、浄土平を目指して下山した。今度は師匠が鎌沼を回っていくというので先行し、私は酸ヶ平から直接浄土平に下った。
写真は、最後にエゾオヤマリンドウ、シラタマノキ、ヤマハハコを撮ってお仕舞いにした。
浄土平ビジターセンターの駐車場に、13時4分に二人同時に到着した。計画より36分早かった。
その後、私にとっては半世紀ぶりとなる吾妻小富士に登る計画だったが、全山ガスに包まれていたので止めにした。
ザックを師匠の車に入れて、登山靴を脱いだ。グランデコまで師匠の運転で移動して、そこで車が2台になった。
温泉は裏磐梯にある「香の湯」に車2台で行き、今回の山旅を締めくくった。
吾妻連峰縦走登山 (完)
縦走で踏破した主な峰
・西大巓(にしだいてん、標高1982m)
・西吾妻山(にしあずまやま、同2035m)
・凡天岩(ぼんてんいわ、同2004m)
・東大巓(ひがしだいてん、同1928m)
・昭元山(しょうげんざん、同1893m)
・烏帽子山(えぼしやま、同1879m)
・ニセ烏帽子山(にせえぼしやま、同1836m)
・家形山(いえがたやま、同1877m)
・一切経山(いっさいきょうざん、同1949m)
最終回、一切経山に浄土平、仏教の匂いを感じます。
何より今回のハイライトは、やはり五色池ですね!
昔々、霧島に友達と行ったことがありますが、その時に見た池を思い出しました。
光によって色が変わるのでしょうか。
師匠を待つ間、楽しめましたね(^^)
ガスが出てきたので、行こうと思っていた山を一つ諦めたとのことですが、きっと正解なんでしょうね。
それにしても、これだけ歩いてまだ行かはるつもりやったんや@@
思わず関西弁(笑)
最後は温泉、気持ちよかったでしょうね。
お疲れ様でした!
素晴らしい景色ですね。
そして、まさに五色沼、色が変わるんですね。
見てみたいものです。
所々、師匠さんとは、別行動なのも、お互いがベテランだからできるのを感じます。
締めのエゾオヤマリンドウ、シラタマノキ、ヤマハハコ、
楽しい縦走を祝ってくれているかのよう。
私も、縦走に写真から、参加させていただきました。
ありがとうございます^^
五色沼というと、裏磐梯の五色沼が有名です。
一方、一切経山にある五色沼は、歩いてしか行けないプチ秘境です。
季節により、時刻により色が変わるようですが、面白いですね。
一切経山には、仏教教典の一切経を山に埋めたという伝説があります。
一方、浄土平は、夏に高山植物が咲き乱れ、それこそ極楽浄土のようですから、そこから名前が来たようです。
正直、師匠を待つ間、徐々に心配になってきました。
普通に考えて、どんなに寄り道しても30分以上遅れることはあり得ませんので。
まあ、よかったです。
吾妻小富士は15分ほどで登れる山です。
高校生の時、修学旅行で登りました。晴れていたら素晴しい景色が見られます。
おはようございます。
師匠と出会えないという心配なことがありましたが、大きな事故もなく無事の下山よかったです。
師匠も山のベテランさんのようですが、shuさんもなかなかどうして体力がおありでお若いですね。
お二人とも山の師匠と呼べる存在だと思いました。
裏磐梯の五色沼は2度ほど訪れています。
ここの五色沼も七変化ならぬ五変化するのですね。
楽しませていただきました。
ありがとうございました。
一切経山は人気の山です。たくさんのハイカーが来ていました。
一方、家形山まで足を伸ばすハイカーは少ないようで、この日は誰とも会いませんでした。
ネットに上がっている五色沼の写真も、9割が一切経山からのものでした。
どの方角から撮っても絵になりますが、一切経山を背景に撮るには家形山に登るしかありません。
写真を眺めていて、月明かりで撮ったら素敵だろうと思ったりしました。
最後に撮った3枚は、時間を気にせずゆっくり撮りました。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今回同行をお願いした山の師匠は、大学山岳部に8年在籍し、国内では未踏のルートを数々開拓し、ヒマラヤでは未踏峰に登ったベテランです。
年は私と変わりませんが、今でも健脚です。私とは比べることもできません。
さて、五色沼というと裏磐梯が有名ですね。
私が初めて訪ねたのは、高校の修学旅行でした。モノクロの写真が残っています。そこへはその後も訪ねています。
一方、今回訪ねた五色沼は、山の計画を練るまで存在すら知りませんでした。
背景に一切経山が聳えるのがいいですね。
沼のい写真を4枚載せました。2枚目は一切経山の山頂に陽が当たり、沼に山の影ができました。
その後ガスが出て来て、山も沼も見えなくなりましたが、再び晴れてきてよかったです。
ここにテントを張って一日過ごし、星空と一緒に撮れたらいいでしょうね。
湖面に月が映る写真も面白そうです。
家形山での待ち合わせ、ちょっと心配しましたが、無事合流できて良かったです。
家形山から見る五色沼の美しいこと!
色を変えて、まさに五色沼ですね。
私も50年以上前、社内旅行で行きましたが、もうよく覚えていません。
お経が埋めてあるという一切経山から浄土平へ。
私の女友達でかつて仲間と登山していた人がいて、夏山のお花畑で仲間が感動して、「ここで昇進したい!」と叫んだという話を思い出します。
浄土平も夏はそういう景色なんでしょうね。
エゾオヤマリンドウ、ヤマハハコなどとても綺麗です。
吾妻小富士に行かれなかったの葉残念ですが、山では危険なことは避けるべきでしょう。
今回もご無事で登山を終えて良かったです。
温泉で疲れを癒されたことでしょう。
素敵な景色やお花を見せて頂き、有難うございました。
さざんかさんが社内旅行で行かれた五色沼は、裏磐梯の五色沼かもしれませんね。
吾妻山の五色沼は、一切経山まで登らないと見えてきません。
浄土平は福島市内から車で30分ほどで来られます。
磐梯吾妻スカイラインが無料になったので、いつでも気楽に来られます。
遊歩道が整備されていて、素敵なところです。
吾妻小富士にも遊歩道が整備されていて、スニーカーでも安全に登れます。
私が初めて登ったのは修学旅行でしたから、学生服で登ったようです。
今回登るのを止めたのは、ガスがかかっていたためです。
この山は展望がよいのですが、ガスがかかっては値打ちがありません。
温泉は「香の湯」に行きました。ここは露天風呂しかありません。
たまたま他の客がおらず、貸し切り状態でした。
広い貸し切り露天風呂が1600円で、値打ちがありました。
裏磐梯の五色沼には私も大学3年の夏休みの最後に行きましたよ。近くのユースホステルに泊りましたが、あとはほとんど周遊券で東北をぐるりと回って、夜行列車の中で眠るという貧乏旅行でした。
そういう貧乏旅行がいちばん印象に残っていますね。
二人での山行は歩くペースがどうしても違うので、お互いに少し気を遣いますね。私も数年前までは大学時代の後輩と北アルプスに登手tましたが、後輩は写真も撮らないし、歩くのがめちゃくちゃ速いので,いつも待ってもらいながら歩いてました。
それでも、大学時代の信頼関係課があるので、特に山行中にトラブルがあることもなかったです。
山で別行動した後の待ち合わせは難しいです。
最近は電波状況が良いところも多いのでラインが入るところもありますが、まったく使えないところもあるので、待ち合わせ場所をお互いが勘違いするということもよくある話ですね。
でも、予定時間より早めに下山して、良い温泉にも浸かれて何よりでした。
私は縦走時も大まかな計画は立てますが、途中の通過時間や到着時間などはあまりきっちり決めない方です。
小屋に着く時間はそれほど遅くならない程度で、途中の展望や花を楽しみたいほうかもしれません。
裏磐梯の五色沼にも行かれたのですね。ユースホステル泊まりですか。私も学生時代によく利用しました。
当時は1日500円の食費で旅行したものです。
今回の山行に同行いただいたS氏とは長い付き合いですが、一緒に山に行くようになったのは10年ほど前からです。
元々S氏は本格的なクライマーですし、私はハイカーですから、比べようがありません。
私が雪山に行くようになったのも、S氏のお陰さまです。
さて、今回の吾妻山で東北エリアの百名山はすべて登り終えました。
百名山を目標にしてはいませんでしたが、既に60近くを登ったので、生涯で80くらいは登れそうです。
いずれ四国の山にもお邪魔しようと思います。
keitannさんの記事がとても参考になります。