ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

映画「あさひなぐ」

2017年09月30日 | 映画

さいたま新都心のMOVIXでレイトショーの映画「あさひなぐ」を見てきました。
原作漫画は最新刊まで読んでいます。

予告映像をちらっと見た段階で、キャストがうまく原作イメージにあっているなと思っていました。
二ツ坂高校のメンバーだけでなく、小林先生や寿慶まで忠実に再現されています。小林先生のようなふざけたキャラクターが、ふざけたキャスティングになっていないのが、本気に見えました。
乃木坂46のメンバーが多数出ていますが、それぞれうまくキャラクターに合っていました。

ストーリーはコンパクトにまとめられており、部活のシーンはそこそこに、寿慶の寺での特訓。旭が選手として一皮剥ける名場面です。
その後はずっと試合が続きます。薙刀の魅力が詰まっていたと思います。國陵高校の一堂との因縁の対決が、大きな見せ場でした。

原作をうまくまとめていて、ファンも納得だと思いました。

 


映画「起動戦士ガンダム ジ・オリジンV」

2017年09月10日 | 映画

オリジンの期間限定上映を見てきました。
「激突 ルウム会戦」という副題でしたが、開戦したばかりのところで終わります。
ジオンが地球連邦に対し宣戦布告をし、史上初のコロニー落としを敢行するまでの一週間を描いています。

最初にこれまでのおさらいがあって、結構な長さがあったので思い出せて良かったです。
映像は全編綺麗でした。MSもちょこちょこ出てきて動いていました。やはり動くシーンは盛り上がります。
コロニー落としでは、コロニー内に残された人々の様子も描かれ、地球に落ちていく場面も迫力がありました。

良く分からなかったのが、セイラを尋ねてきたタチ中尉。なんでわざわざやってきたのか。
シャアのザクとの遭遇シーンを盛り上げるためなのかも知れませんが、セイラがコロニーの外に見えるMSを認識しているのも不思議です。

ハモンさんの歌のシーンがえらい長かった。普通はそこでモノローグとか、映像で話を進めるのかと思いきや、がっつり弾き語りシーンをやってました。
やたらと動いていましたけど、ひたすらハモンさんが歌っているだけなのに長かった。

ようやくこの先にMSの活躍があるので、長い助走という感じですね。結構長く感じて疲れました。


映画「関ヶ原」

2017年09月09日 | 映画

司馬遼太郎の原作を元にした映画「関ヶ原」を見てきました。

決戦前日から映画は始まりますが、ナレーションとともに司馬遼太郎の幼少時代の思い出が映し出され、司馬遼太郎がナレーションをしている演出で時代は幼少の石田三成が豊臣秀吉と出会う場面に移ります。
そこからは5年、10年と大きな転換期を切り取りつつ、三成と家康の確執と画策が描かれます。
合戦が始まるまでは、伊賀の忍達が敵味方に分かれて活躍が描かれているのは面白かった。
映画の後半は関ヶ原の合戦。戦場の様子が克明に丁寧に描かれており、合戦中も奔走する三成は熱意溢れる姿でした。

三成は岡田准一で、これなら西軍も勝てるのではないかと思いたい。しかし、家康を演じる役所広司も迫力があった。
また、伊賀の忍者を演じる有村架純も力強い目で美しくも芯の強さを感じさせた。
島左近、小早川秀秋、黒田官兵衛、豊臣秀吉も適役でした。松山ケンイチがまさかの直江兼続でした。


サンフェス「起動戦士ガンダム サンダーボルト」英語版上映会

2017年08月15日 | 映画

新宿ピカデリーにて開催されているサンライズ・フェスティバルで、サンダーボルト英語版の上映がありました。
アメリカにてレコーディングされた音声と日本語字幕での上映でした。

上映の後は小形プロデューサー、音楽監督の菊地成孔さん、サンライズ海外担当の萩野さん、司会と通訳で漫画家の曽野由大さんが登場し、トークショーになりました。
また、トークの合間に英語版の声優や音楽監督のインタビュー映像もあり、和やかな雰囲気でした。

http://www.gundam.info/topic/18560

 


映画「メッセージ」

2017年06月10日 | 映画

会社のスタッフたちと映画を見てきました。
宇宙船のビジュアルが予告の時から気になっていた、ヴィルヌーブ監督の「メッセージ」です。

宇宙人とのコミュニケーションを主題としたSF映画かと思って見ると、見事に裏切られます。
見た直後は、情報を整理できず、何が主題だったのか良く分からなかったのですが、時間が経つと様々な要素がちりばめられていたことに気づきます。
みんなでディスカッションできたお陰かも知れません。

最初の問題は、宇宙人の目的です。それを知るために宇宙人の言語を解読しようとします。
世界の各地で宇宙人との対話が始まり、状況が共有されます。しかし、いつしか疑心暗鬼が増幅し混乱が起こります。
謎解きのようなものはありませんが、宇宙人が何をもたらすのか。それが大きな謎です。

そして、家族の物語。家族の過去と未来、人生の幸福と不幸・・・。それらを選択できるのか、または合わせて飲み込むのか。
最初は宇宙人との協調ができるのか?と思って見ていました。そこから人類国家の協調が問題となり、最後は家族の協調について考えさせられました。

最後に宇宙船が消え去ります。その幻想的な演出がとても美しく、まるで夢だったのかと疑うようでもありました。


映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」

2017年04月09日 | 映画

攻殻機動隊のハリウッド映画を見てきました。
主演のスカーレット・ヨハンソン好きです。カッコイイ。

今回の映画は、公安9課が活動を始めた初期のお話になります。原作漫画よりも前の話のようです。
体を機械に置き換える義体を持つことが浸透した世界。主人公の少佐は初めて脳以外の全てを義体化した人物で、治安警察のエース。
その義体にまつわる大きな事件を追いかけながら、過去の記憶のない少佐の秘密に迫るというお話でした。

実写に被さるようにCGがふんだんに使用されており、人も街もCGで融合されて境目が分からないくらいでした。街の広告が巨大な立体映像になっていてビルよりも大きかったりします。かなり極彩色の夜景で、日本と言うより香港のようでした。

多脚戦車が出てきたのに、ぺったり四角くて、タチコマが出ませんでした。
ほとんど夜とか暗闇で、光のフラッシュが凄まじかったので、少々気をつけないといけません。

映像は非常に綺麗だったし、ストーリーも分かりやすかったので、原作を知らなくても大丈夫です。


映画「君の名は。」

2016年09月17日 | 映画

MOVIX川口で新海誠監督の「君の名は。」を観てきました。

男女の入れ替わり物ということで基本の面白さはあるものの、その入れ替わりが途絶えたところから物語が大きく動き出す。
ネタバレするので書けないけど、単なる入れ替わりだけでなくもう一つ大きな仕掛けがあったし、運命を切り開く彼らの行動で後半物語がドンドン加速し始めた。この疾走感は好きだ。
ただ、これでハッピーエンドか?と思った辺りからスローダウンしてなんか、答えが分かっているのにモジモジさせられた感じだった。
そこまで行くと「秒速5センチメートル」のエンドを思い出す。

前評判というか、NHKでも特集をしていたので、背景の緻密さは確かに凄かった。ほんの一瞬のカットにも美しさへのこだわりを見せる。
主役が声優じゃないことから心配もしてたけど、全く違和感がなかった。出だしは朗読っぽかったけど、そこはナレーションシーンだったから、その後のキャラクターの登場からはスッと入り込んでいた。入れ替わりもスムーズだった。

そんなオープニングで、東京から飛騨まで一気に背景が地球上を流れて進むシーンは圧巻でした。あっという間に通り過ぎるけど、誤魔化しのない美しさがあると思った。


映画「シン・ゴジラ」

2016年08月26日 | 映画

越谷まで深夜の「シン・ゴジラ」上映を見に行ってきました。

怪獣映画というよりも元々のパニック映画のコンセプトに戻って、もっと国家の危機対応を細かく描いていて社会ドラマっぽくなっていた。
そして日本の国力を上げて対応するのだけど、それは決して武力の勝利ではなく、技術立国らしい科学の勝利だった。

ストーリーは強引に進んで行くところはほとんどなく、スムーズに受け入れられる内容だった。慌ただしく時間が足りないくらいに色々と詰め込まれていたとは思うけど、そこは緊張感が続いていて良かった。

巨大なゴジラがビルをなぎ直して進むシーンがかなりリアルで緻密に描かれているのもすばらしい。それも遠景で大きな景色の中にゴジラを立たせて、ゴジラが吐いた炎が街を焼き尽くす様も、規模が大きくて圧巻の映像だった。
背中からレーザービームを出して何もかも切り裂いて、ビルも切り裂き崩れていく。本当にリアルだった。映像に誤魔化しがない感じがとても良かった。

JRの各路線の電車が並列で突撃していく様とか、ゴジラにストローで飲み物を与えるようなシーンとか、ちょっと笑える絵面でした。

 


映画「セトウツミ」

2016年07月10日 | 映画

漫画の実写化です。

漫画のテイストはしっかり受け継いでいて、カメラワークは少なめだった。
しかし、大阪の子があんなにゆったりしゃべるやろか。会話に長い間が生まれるのが、今ひとつリアルに欠ける気がしてしまった。
どうも漫画のコマ割りを意識しているのか、カットシーンのドアップは暑苦しい。
それと、映像が数秒止まるところがいくつかったけど、あれは何だったんだろうか。特に重要なシーンとは思えなかった。

劇場内は女性客が多く年齢はやや高めだった。笑いが良く起こってたので雰囲気は良かった。
原作を知らない方が楽しめたかも知れない。オチ分かってたからなぁ。

http://www.setoutsumi.com/


映画「高台家の人々」

2016年07月03日 | 映画

映画を見る前に原作の漫画を読みました。
高台家の3兄弟は、他人の心の声を聴くことが出来ます。主人公の木絵は妄想が得意な女性で、高台家の長男光正はその楽しい発想に心を奪われ、彼女の人柄に惚れます。こうして玉の輿に乗った普通のOLが、幸せな結婚を手に入れられるのか、という話になります。

映画公式サイト http://koudaike-movie.jp/

以下、ネタバレを少々含みます。

映画の序盤は、とにかく木絵の妄想が楽しい。光正と一緒に妄想を楽しめます。ただ、展開があまりにも早くて光正が木絵を好きになっていく理由が分かりにくいかもしれません。しかし、妄想の映像は凝っていて、時代劇風などセットも大がかりでした。そこに時間を割り当てた感じです。
中盤当たりから、原作にはない展開が待っています。光正が家族の秘密を木絵に話してしまいます。それまでは高台家の人々が、己の能力を隠すことで悩んでいました。しかし、後半は心を読まれることで、本当に幸せになれるのか、疑念を持った木絵が悩み始めます。
エンディングに向かって木絵はどんな決断をするのか。ハラハラしながら見ていました。

後味の良い映画にはなっていますので、原作を知らなくても気楽に見て欲しいと思います。