ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

「シャーロック 呪われた花嫁」

2016年02月21日 | 映画

映画館で見ましたが、TVドラマの特別編のようで映画パンフはなかった。
冒頭にプロデューサーが舞台セットを紹介するミニ番組が、本編の後には出演者とのインタビューを収めたメイキングビデオがあった。

本編の方は少々分かりにくい。ネタバレになるので控えるけど、元々本編は現代に活躍するシャーロックだったのだが、こちらはビクトリア王朝時代の本家シャーロックなのだ。そこが交錯して更に妄想が生まれるからややこしい。

事件そのものは、トリックも簡単ですぐに犯人が分かってしまった。シャーロックが分かったと言った時点で、もう他に犯人はいないだろうって状況だった。なので、これはミステリーを楽しむ番組ではない。
シリーズ3の後を引き継いで、シャーロックの内面に切り込んだ回だと言えば良いのかもしれない。そのため、できれば前編は見ておいた方が楽しめるのではないだろうか。シリーズ2までしか見てなかったので、ちょっともったいないことをした。

それにしても、シャーロックがコカイン中毒だったなんて。シリーズ3でそんなことになってたんですね。


映画「スティーブ・ジョブズ」

2016年02月07日 | 映画

ジョブズに関しては、いくつかの書籍と、うめさんやヤマザキマリさんの漫画を読んでいて、昔からアップル製品を愛用している。
ある程度、ジョブズがどんな人で、家族や社員とどのような関係を築いていたかを知っている。そのような予備知識がないと結構つらい映画なのではないだろうか。

場面は製品発表会の直前。最初はマシンが動かずに怒鳴っているが、次第に人間関係のもつれが原因で怒鳴り始める。
とにかくずっと怒鳴っている感じだった。場面はステージと控え室を往復するばかり。そこに出入りする人によって彼の周囲に起こっている、またはこれまでに起きてきた問題が噴出するという演出だ。
どうしても、短い間に問題が山積みでほとんど解決したように見えないので、彼のマイナス面ばかり見ているようだった。
ウォズも怒ってた。スカリーも吠える。

Macintosh、NeXT Cube、iMacと、3回の発表会が時間の経過を表し、それぞれの舞台裏を見せているのだが、発表会そのものはない。
光に包まれ、自信に満ちた彼の姿はないのだ。そこが残念である。

 


起動戦士ガンダム ジ・オリジンⅡ 哀しみのアルテイシア

2015年11月07日 | 映画

ジ・オリジンの二作目を見に新宿ピカデリーへ行ってきました。
ホテルのロビーのような感じでしたけど、移動が3階から7階とかなかなか面倒ですね。

さて、なぜわざわざ新宿へ行ったかと言うと、サンダーボルトの告知映像を見るためです。
社内で事前に見てはいたのですが、ちゃんと大きな映像と音声を体感してみたかったのです。
しかし、短すぎる。15秒ってあっという間ですね。Twitterなどでは10秒って言われるから、みんな相当短く感じているようです。

さて、本編の方は、切れのある動きで良かった。アニメーションの品質の高さはさすがですね。
でも、さすがにあの若いキャスバルを池田秀一さんの声のままでやるというのは、ちょっと無理があったのではないでしょうか。もちろん、好きな声ですよ。でもね、シャア(関俊彦)の声の方が若々しさもありましたし。
アルテイシアももちろん、可愛らしくて最高ですね。別れのシーンの台詞も、同じテキサスコロニーで再会するファーストのシーンとダブりますね。


映画「ビリギャル」

2015年05月03日 | 映画

高校二年生なのに学力は小学4年生並という女子高生さやかが慶應義塾大学に合格するという実話を元にした映画です。

勉強する切っ掛けが、無期停学。やることのない娘に母親が勧めたのは塾での勉強。
父は弟をプロ野球選手にすることだけに心血を注ぎ、娘には無関心。しかし、母は違う。何度学校に呼び出されても娘の味方を貫く。そんな母をずっと見てきたさやかだから、母の「やってみない?」の一言には素直に従う。
そして、塾での講師(津田)との出会い。彼の前向きな意見に押されて、さやかは意味の分からないままケーオー大学を目指すと決める。
さやかは小学生のドリルを一生懸命にやり遂げる。そうやって自信も付けていき、勉強することを楽しく感じるようになり、高2の夏休みには英語の学力は高校生のレベルに追いつく。
とにかく勉強の仕方が猛烈で、誰にでもできるものではない。父への反発心と母への恩返し、何より津田のやる気を引き出す教えを素直に信じている。

学校でも、家庭でもいくつもの事件が起こり、笑いもありながら多くの涙を誘う。
ただただ勉強する姿だけではない。心が折れたとき周りがどうするのかも見所です。
是非とも、年頃の子供を連れて家族で見て欲しいと思う映画でした。

エンディングのアイデアも素晴らしい。出演者全員で歌うというだけなのだが、映像がとても楽しい。
映画をみんなで作ったんだっていう喜びが伝わってくる。やり遂げたっていう達成感を一緒に味わっている気がした。
エンディングの間、誰も席を立たなかったのは、感動に浸れるからだと思う。


映画「パトレイバー首都決戦」

2015年05月03日 | 映画

映画を二本見てきました。

まずは朝一の「パトレイバー首都決戦」から。
観客は10人ほど。若い世代にはほとんどなじみがないからでしょうね。更に20数年前の少年マンガなので上の世代も知らないでしょう。

ストーリーは以前作られたアニメ版の数年後で、その時、首都を脅かした犯人、柘植のテロの話を引き継いでいる。
柘植のシンパたちが自衛隊の試験ヘリを強奪し、再び首都を戦争状態にしようと活動し始める。
レインボーブリッジをミサイルで破壊されて事件が開幕するのだけど、見えない戦闘ヘリの仕事にしては目立つだけで特に意味がないように思う。前作を知っていると、その時の事件の発端と同じだと分かるらしい。
その後は、警視庁や都庁を襲撃するのだけど、警視庁襲撃にはミサイルは使わない。ちょうど特車二課の課長が糾弾されているところで、死なせちゃまずいという制作者側の配慮。こういうのって嘘っぽく感じるし、なんでレインボーブリッジの後なのか。隠密行動できるのだから標的としてはこっちが先じゃないのか。と、突っ込みどころがあまりにも多い。
特車二課に公安が接触してきて、なぜかヘリの補給地点となっている工場へ銃を持って潜入。本来の仕事じゃない上に、潜入が簡単すぎる。潜入班が顔の近くでライトを付けていて、敵から狙われやすく即死の危険もある。銃撃戦の中でパイロットがゆっくりとヘリに乗り込むの様子を黙ってみていたり。アクションシーンがかなり嘘っぽい。
弾薬補給を目立つ場所でやって犯行グループが捕まるのは当然だけど、実にあっけない。しかも、トラックや背中に公安が突き止めたダミー会社の名前を堂々と背負っている。
最後にようやく特車二課の出番でパトレイバーが起動する。戦闘ヘリはなぜかミサイルを使わない。しかも、当たらない機銃を撃ちまくる。

映像はとても良かったと思うけど、演出的な絵を作るために嘘の動きを都合良くやり過ぎている。あと、ダラダラと時間をかけた会話シーンも多かった。
何より犯行グループが一体何をしたかったのか全く理解できないまま終わる。どうやら柘植の起こした事件を模しているだけで、ただ戦争状態を引きを超して終わりということらしい。
レイバーの活躍が見れなかったことも残念だけど、目的の分からない話のまま終わったことが一番残念です。


【映画】起動戦士ガンダム THE ORIGIN

2015年02月28日 | 映画

さいたま新都心のMOVIXさいたまで、イベント上映されたガンダム・ジ・オリジンを見てきました。
1時間の上映ですが、2時間の映画に匹敵するボリューム感がありました。
思いっきりネタバレを書きますので、ご注意ください。

ルウム戦役でのシャアや黒い三連星の活躍で始まりますが、すぐに時代は戻ってキャスバルとアルテイシア幼少時代となります。
そこから父の暗殺、母との別れ、そして、サイド3からの脱出までを描いています。

映画と同じようにパンフレットを購入してインタビューなど読んでいると、ガンタンクの戦闘シーンはCGを使っていると書かれています。
確かにキャタピラの動きが細やかに描かれていて、画面いっぱいに映し出されていました。
オープニングについては書かれていませんが、赤いザクがとにかく高速で回転して動いていましたが、あれは手描きなのでしょうか。
やっぱりプロの仕事は凄いなと思って、エンドロール見ていたら涙が出そうでした。知ってる人はいないのですが。

ランバ・ラルとハモンがほとんど主人公と言っても良いくらい活躍します。これは往年のファンには堪りませんね。
そして、アルテイシアの可愛らしいこと。表情も豊かで泣き虫シーンが多かったけど、感情も豊かに描かれていました。
一方、主人公のキャスバルはそんなに台詞も多くはなかったですね。泣いてるアルテイシアをなだめるでもなく、自分も必死で堪えていたのか、ジッと我慢している様子でした。

ドズルやキシリアも良い味出してましたね。
こちらは感情豊かなドズルと、冷徹な顔に似合わず行動的でありながら兄達の一歩後ろで心に黒い物を秘めたキシリアの対比も面白い。
ザビ家一党が謀略を持ってジオンやラルの父を排除して、ジオン公国までの地固めが進行していましたが、独立宣言はまだ先のようです。

キャスバルとアルテイシアが地球へと逃れるため、月に向かったところで終わりました。
次回もとても楽しみです。早く見たいですね。


映画「鴨川ホルモー」

2014年07月12日 | 映画

huluでロボジーを観た後、続けて始まったので観てしまった。タイトルからは全く中身が想像できない。始まってからしばらくしても何が起きるのか全く分からないのである。原作は万城目学で、「プリンセス・トヨトミ」や「偉大なる、しゅららぼん」の作者でもある。

京都大学の学生が主人公で、他にも京都産業大学、立命館大学、龍谷大学と実名で登場し、大学対抗で式神(オニ)を操って戦うというお話。
もう奇想天外なのだ。最初は主人公と同様に誰にもオニは見えないのだけど、オニ語を勉強し、先輩から代替わりの儀式を授かりオニに認められるとついにオニたちが登場する。

学生たちは10人でチームを組んで、それぞれが100匹のオニを言葉と奇妙なポーズで操って死闘を繰り広げる。オニ同士が直接殴り合って殺し合う、これが大学対抗で行われるホルモーなのだ。
とまあ、こういうファンタージー要素タップリなのである。

そこに恋とライバル、仲間との確執、みたいな青春ドラマを混ぜていく。
それでも基本的にストーリーはすんなり分かりやすく入ってくる。肝心のホルモーが結構謎のままだけど、ゴチャゴチャとキャラが動くゲームが好きなので、それをリアルに表現したものだと思うとワクワクするし、ゲームとして理解できた。後は青春ドラマなのだ。

こちらも家族で楽しめると思う。オニはCGで可愛らしいし、力尽きると消えるので残虐さはないと思う。


映画「ロボジー」

2014年07月12日 | 映画

huluで矢口監督のロボジーを観た。

矢口史靖監督の映画を観るのは「スウィングガールズ」「ハッピーフライト」に続く3作目になる。まもなく公開の林業映画も楽しみだが、まずはこのロボジー。

ロボットの中に老人が入ってロボットの振りをする映画というのだけは、昔予告編を見てしっていた。気になるけど、誰が出てるのかもよく分かっていなかった。
吉高由里子、濱田岳が出ていて嬉しい。田畑智子も地味に良い。あと、和久井映見も出ていて得した気分だ。

話はまったく単純で、壊れたロボットを直す時間がなくて爺さんをロボットに仕立てるというもの。当然のようにやり過ぎて話題になって、とうとう嘘が通せなくなってくる。

実に単純明快なストーリーなのだけど、吉高由里子扮する女子大生が、ロボットオタクでロボに恋する。これが面白い役どころで、最後は裏切りに気づいて豹変する。こういう感情の激しい役は彼女の得意な感じではないだろうか。ガリレオではやる気がなさそうなのにいつも怒って嫌な女だし、花子とアンでは物静かで知的に見えるけど実は熱くておっちょこちょいない面白い役をやってる。

見所は最後にどうやって話をまとめるかってところ。うまくしてやったという感じですが、まあ難しいことはまったくなしです。
そういう意味では深みは全くないのですが、安心して家族で楽しめる映画でした。小さい子供でも笑って楽しめるかな。いや、中の人とかどう受け止めるか心配だけどね。


映画「武士の家計簿」

2014年05月25日 | 映画

以前から気になっていた「武士の家計簿」がhuluにあったので朝から見てみました。
主演は私の好きな俳優さん、堺雅人。その奥様役に仲間由紀恵。

武士であり、刀を差して登城するものの御算用者としてソロバンを使って計算・検算を行うのが職務という猪山直之の半生を描いている。
父が7代目の御算用者として加賀藩に仕え、息子の直之も、また孫の成之も同じくその職を次ぐ。その成之の回想と視点で映画は進んでいく。

藩の不正に気づいた直之の行動・進退、家計を立て直すため直之が行った改革、幼い成之に算術を教えながらも武士の誇りも忘れない直之。そして、父と子の確執。
そこに幕末の動乱が訪れる。

刀を差しながらも、ソロバンで戦う武士の姿を見事に描ききったのではないでしょうか。
表舞台から見えない、藩を裏方で支える重要な役割に共感を覚えます。
家族で見たい映画ですね。


映画「テルマエ・ロマエII」

2014年05月11日 | 映画

川口駅近くのMOVIXで「テルマエ・ロマエII」を見てきました。
朝早くから混雑しており、館内はほぼ満員で、パンフも売り切れてました。

最初の映画で続編はないだろうという終わり方だったから、原作のどの部分を持ってくるのか気になってましたが、完全オリジナル版になっています。
しかし、話の辻褄もあってるし、日本のシーンとローマのシーンも同じくらいのボリュームでした。前回ほど往復する回数はなかったかも。
そのため、前回のようにあれこれアイデアを出していくのではなく、大きなプロジェクトを任されて、少しずつアイデアをパクリ、次期皇帝の争いに巻き込まれて行くという寸法です。

映画が終わると子供たちは「与作」の合唱。よっぽど「へいへいほー」が気に入ったようでした。