ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

PS3「グランドセフトオートIV」

2008年11月16日 | ゲーム

このシリーズは初めてプレイしました。凶悪犯罪を助長しているのではないかと、何かと問題もあるようですが、まずはやってみないと判りません。今作は過激な表現をかなり落としているというので、少々安心してやってみることにしました。

基本的には、シナリオが設定されており、それによって否応なくアクションプレイが要求されます。
主人公はロシアから逃亡してきたおっさんです。たぶん、私よりは若い設定でしょう(笑)
従兄弟がタクシー会社をしているので、最初はそこで仕事をもらいます。交友関係が広がるにつれ、新しいミッションが与えられます。
移動に使う車はタクシーか、町中にあるものを盗みます。強奪もします。基本的に主人公は犯罪者です。通行人を殴ったり、銃を撃つこともできますが、すぐに警察がやってきます。
車はどれだけぶつけても問題になりませんが、パトカーにぶつかるとすぐに指名手配されてしまいます。警察は怖いです。

銃を使ってのアクションも多く、非常に難しい場面もありますが、失敗しても続けてやり直しができるので、根気よくやるか諦めて別のことをやります。
カーレースもあったり、狙撃ミッションや、暗殺ミッションもあります。
見張りを頼まれて、いきなり銃撃戦ということもあり、操作方法に慣れるまでかなり大変かもしれません。出来ることが多いため、それぞれに操作方法を理解しないと、すぐに命を落とすことになります。
ストーリーを進めるためには、ミッションをクリアしないといけないので、自ずとガンアクションやカーアクションは必須になっています。

街は非常にリアルで、広い世界を移動していても読込などがないので、とてもスムーズで快適です。
車さえあればどこでも行けますが、バイクやタクシーでの移動だけでなく、電車や船、ヘリコプターも使えます。
お店も、食事や洋服を買うだけでなく、ダーツやビリアード、ボウリングで遊ぶことができます。友達や恋人を連れて遊びに行ったり、誘いの電話が掛かってくることもあります。

わたしは、こういうゲームをプレイするときは、そのプログラミングの技術に興味が沸きます。
三次元の世界を作り、そこに自由度の高いオブジェを設置するだけでなく、それらを動かしたり壊したりというのは、案外簡単ではないのです。
壊して消えるだけなら簡単でも、それが形を変えたり破片になるには、その形状の1つ1つをシミュレーションしたり、物体として存在させなければなりません。
例えば、住宅を造るソフトを触ってみると、理想の家を組み立てようとすると、階段の板一枚から組み立てないと、自由に階段を作ることすらできません。本当に1つ1つ手作りで材料を組み立てていく必要があるのです。
細かなデザインを簡単に表現する方法としてテクスチャがあります。例えば、壁に窓の絵を貼り付ければ、そこに窓があるように見えます。
しかし、本当の窓なら壁に穴を開け、壁に固定された窓枠を作り、稼働するガラス扉には穴を開けて、光の透過を計算した透明なガラスを用意します。ここまでしないと、開けたり中を覗いたりすることができません。また、このガラスが割れることを考えると、ガラスという1つの板を作るだけでは不十分で、ガラスの割れ方を考えて複数の破片に分割する必要があります。それを画面上で表現するには、それらの破片が物理的な法則に則って、飛び散ったり、落ちて転がったりしなければなりません。
画面上で人がジャンプして下りるだけでも、複雑な関節の動きを作らなければなりません。反動や慣性という物理計算が必要なのです。
それらが数千の建物がひしめく大都会を舞台にしたゲームのあちこちにあるのが「グランドセフトオート」シリーズなのです。

グランド・セフト・オートIV【CEROレーティング「Z」】

カプコン

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