ただの備忘記録

忘れないように記録を残します。忘れるから記録に残してます。そして、その記録が役立つといいかな。

映画「ゴールデンスランバー」

2010年02月03日 | 映画
原作は読んではいませんが、主演が堺雅人ということもあり、期待をして観てきました。
仙台市内で現首相の凱旋パレードが行われる中、主人公である青柳雅春は旧友(吉岡秀隆)に呼び出される。そして、何者かが首相を暗殺し、青柳をその犯人に仕立て上げようとしていると告げられる。
そこから主人公の逃走劇が始まる。後輩(劇団ひとり)、昔の恋人(竹内結子)の協力も得て、信じることを武器にして陰謀に立ち向かう。

突然ショットガンで襲われるという、バイオハザードのような展開もありますが、スリリングな部分はそう多くはありません。
突然、殺人鬼が助けに出てくるところは理解できませんが、全体としては面白く、アキさせることなくスクリーンに釘付けになりました。
演技はベテラン揃いで、非常に観ていて安心感がありますし、やっぱり堺雅人の表情の変化はイイ。いかにも人が良さそうで頼りなさそうな男が、とことん逃げる決意を持って、また、警察との決戦にも挑みます。そして最後は、静かにどんでん返しが行われます。
ラストシーンはハッピーでありながら、悲しく切ないものでした。
わりと気楽に、肩の力を抜いて観られる映画です。謎解きはほとんどありませんが、序盤から出てくる多くの伏線があるので、それを発見するだけでも楽しいと思います。