年末年始の時間を使って東野圭吾の本を2冊読みました。
マスカレード・ホテルは、東京の高級ホテルを舞台に、警察が潜入捜査をするというもの。
宿泊客の人間模様を描きながら、徐々に事件の全体像が明らかになっていきます。その焦らし方は見事な感じで、最後に急展開が待ち受けています。伏線も多数あるようで、実は二つだったりして。
マスカレード・イブは、主人公は同じ二人だけど、二人が出会う前を描いています。こちらは短編集のようになっています。
それぞれに、刑事になり、フロントクロークになって間もなくというところから始まって、ゆっくりと近づきます。
そして、最後のシーンは、マスカレード・ホテルへと繋がっています。
登場人物が非常に魅力的に描かれていて、シリーズ物としても面白いだろうなと思わせています。
しかし、全く違う職業の二人なので、潜入捜査という強引な展開はもう無理でしょうね。なかなか二人を出会わせるのは難しいかも。