いつかあの青空の心に

少年のころ見上げた、あの青い空。澄み切ったあの空のような心になりたいと願った。その心に近づいているのだろうか・・・

もう一度君に会えるなんて

2005年02月03日 | その他
夕方の新宿、飲み会の時間まで紀伊国屋に行って時間をつぶすことにした。
そうしてその帰り道、高島屋の裏を歩いていた私はそれを見たのだ。

・・・・・
3年前冬に帰省したとき、母が上着(ジャンパー)をくれた。
外側は毛布のような生地で内側はサテンのようなキルトのジャンパー。
「あんたの上着は寒そうだから」
という理由でくれたのだが、その上着は結構寒かった。
・・・・・

母からもらった上着ははっきり言ってダサく、かといって捨てるわけにもいかず、
毎年チョットづつ着ていたが、もう袖も汚れたので買い換えることにした。
その服を着て行き、新しい上着を買った。その場でその上着を着て、
古いものは荷物になるのでゴミ箱へ・・・・
それが、12月30日のことであった。

そして今夜、高島屋の横の遊歩道でゴミ箱をあさっている浮浪者を見かけたとき、
もしや・・・?と思った。振り返ってよーくみたら、
なんと、その上着私がゴミ箱に捨てたものだったのだ!

捨てたものがリサイクルされている様を2ヵ月後に見ようとは・・・
しかし、その一方では母がくれたものを今は浮浪者が着ていることに
ちょっとした罪悪感を覚えた。

その一方でその浮浪者に、「その上着、さむいでしょう?」と
言いたい自分もいたりして。

「外国の恵まれない人に服を送った人が、
 TVで、自分の服を着ている外国の人を見た」ような、
そんなすがすがしい(?)気分で、飲み屋へと向かった。
コメント (4)
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