テニスに行くため電車に乗っていた。
前の席に母親とその子供二人が乗っていた。
姉と弟。
年のころは7歳と5歳くらいだろうか。
姉は弟の顔を少し見つめ。
ほほえんだ。
そのとき、気づかされた。
僕が失ったものを。
そのほほえみは形容しがたいものだった。
たとえるならば天使のような。
弟の存在を認め、存在自体を喜んでいるような、
そういうほほえみであった。
僕は誰かの顔を見つめ、
微笑むなんてことはもうずいぶんの間していないのだな・・・
子供が持っている、いろんな能力、
(無邪気とか、夢とか、想像力とか)
そういうものをなくして僕は大人になったようだよ。
前の席に母親とその子供二人が乗っていた。
姉と弟。
年のころは7歳と5歳くらいだろうか。
姉は弟の顔を少し見つめ。
ほほえんだ。
そのとき、気づかされた。
僕が失ったものを。
そのほほえみは形容しがたいものだった。
たとえるならば天使のような。
弟の存在を認め、存在自体を喜んでいるような、
そういうほほえみであった。
僕は誰かの顔を見つめ、
微笑むなんてことはもうずいぶんの間していないのだな・・・
子供が持っている、いろんな能力、
(無邪気とか、夢とか、想像力とか)
そういうものをなくして僕は大人になったようだよ。