陶子の心の窓

今日わたしの心の窓は開いていたかな?あなたはいかがでしたか?

時間は限られているから、選ばなくちゃいけない

2018-11-26 15:46:38 | 勉強
7月に日本に戻ってきてからロシア語のレッスンを再開しました。
時間はたっぷりある☆ということで、欲張って昼間のレッスンと夜のレッスンを受けていましたが、ここへきて昼間のレッスンを継続することが難しくなってしまいました。
他に「やる!」と決めたことができたのです。

昼間のレッスンのお仲間は、私の母ぐらいの年代の方もいらして、とても励みになります。みなさんとても好奇心が旺盛で、話の展開がとても明るくて楽しかったので、このクラスが大好きです。
この先、レッスンをまったく受けられないというわけではありませんが、出たり出なかったりするのは本意ではないので、けじめをつけようと決めたのです。
10月に受けたロシア語検定3級には合格することができたので、それまで使っていた過去問4年分をお譲りするためと、ごあいさつを兼ねて、教室に出かけてきました。

先生や皆さんには「また遊びにおいで」とうれしい言葉をいただきました。
図々しいけど、またレッスンが始まる前の時間をねらって顔を出そうかな☆

「やる!」と決めたことは片手間にできるような、そう簡単なことではありません。
もちろんこれからもロシア語の勉強は細く長く続けていきます。
この先昼間のレッスンに戻れることは・・ないかもしれない。
でも、尊敬する方々とどこかでつながっていたいなぁ…と思うのです。

人生の中で出会うすべての人たちといつもつながっていられるわけではない。
さみしいことだけれど。
でも、次の約束はなくても可能性はある☆
そういう人たちがたくさんいると思うと、心づよい。
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勉強部屋をつくらなくちゃ

2018-11-17 17:20:00 | 勉強
おとなも勉強します^^
最近は子供部屋、勉強部屋をあえてつくらず、リビングで勉強するケースが多いようです。
私は(大人になってからは)、家にひとりでいるときはダイニングテーブルで勉強しています。
食事をしたり、テレビを見るときはテーブルの上を片づけますが、こういう繰り返しって時間のロスだなぁと思い始めています。

夫の書斎が放置状態になっているので、そこを私の机に整理し直すか、前向きに検討中です。
勉強していくうちに、授業で使うプリント類、参考図書、教科書付属のCD、検定試験などの重要書類などなど、紙類が増えていきます。
落ち着く場所、モノの定位置を作らないと、大変なことになりそうだ。

年末の掃除がてら少しずつ環境を整えていこう☆

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最近のロシア語学習

2018-10-31 14:38:39 | 勉強
10月も最後の1日となりました。
今月最初の日曜日にロシア語検定(3級)を受験、その後はゆるゆると週1のレッスンのための宿題と復習を続けていました。
ともすれば全くロシア語に触れなかった日もあったりして。
目標がなくなるとどうもだらけてしまいます。いけない、いけない。

ゆるくても、どんなに少しのことでも毎日続けることが大事なのです。

以前レッスンを一緒に受けていた仲間、Kさんと近況報告をする機会がありました。
Kさんはレッスンはやめましたが、NHKラジオで独学しているとのこと。
NHKラジオの「まいにちロシア語」のテキストは図書館で閲覧したことがありますが、なかなかいい内容です。
私もやってみようかな、と思いながら、毎日続けられるかどうかを考えるとちょっと躊躇しています。
まあ、私はレッスンを続けているのだから、その内容をきちんとクリアしていくことがまずは大事なんだよね。
そう自分に言い聞かせています。

今週レッスンはお休みでしたので、ちょっと予習を進めています。
次週、新しくチェーホフの短編が始まるのです。
レッスンでは、訳しながら文法も勉強していきます。
最低限の準備として、わからない単語は意味を調べておきます。

私は格変化は一通り学習しましたが、形動詞、副動詞などをやっていないので、単語の語尾変化で手間取ってしまいます。
今週余裕があるうちに、少し自分で文法書を読み込んでおかなくてはね☆

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言葉は嘘をつく

2018-10-21 06:07:15 | 勉強
言葉は嘘をつけるのだそうです。
え!!です。
人が言葉を使って嘘をつくのではなく、言葉が…。

これは言葉を擬人化しているんだと思いますが、要するに「言葉の持つ、広く使われる意味が無意識にあって、その意味がそのときの状況に合わなくても、無意識の意味を当てはめてしまうから」でしょう。

言葉じゃなかったとしても、色でも。
たとえば、トイレに行きたくなってピンクとブルーの扉があったら、私は無意識にピンクの扉の方へ行ってしまうでしょう。
女性用はピンクのイメージが定着しているから。

それがいいとか悪いとかではなく、「そういうこともある」と認識することは大事。

そんなことに気がつくのが楽しい。

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ハンドクリームの油分が・・

2018-10-19 15:18:11 | 勉強
乾燥する季節になりました~
手を洗ったり、水仕事の後はテキメン!です。
すぐにカサカサになっていく感じがします。
そこで、間髪入れずハンドクリームを塗りこむのですが、この後ボールペンを使って字を書いていくと、ハンドクリームの油分がボールペンのインクをはじくようで、ところどころかすれてしまいます。
プチいらいら。
今はもっといいボールペンが売られているのかなぁ。。
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実感できない言葉

2018-10-12 19:01:00 | 勉強
勉強していると、なにかとむずかしい言葉が出てきます。
その言葉は日本語だから読める。意味も、まぁ・・わかる。だけど、このなんとなくわかっている気分になっていることが厄介なんです。
ちゃんと腹落ちしていないと理解に至らない。
だから、結局読み流しているだけになってしまいます。
それでは記憶に残らないのです。
記憶に残っていないと、勉強を再開してもチンプンカンプンです。そうすると、苦手意識が芽生えてしまいます。

やっぱり、わからないことはその場で解決!
先生がいれば、すぐ質問です。インターネットで調べられれば、時間もかからず簡単・便利ですが、勉強のテーマが専門的な場合は、ピントがずれるとかえって混乱することがあるので注意です。

もう若くはないので、丸暗記は無理^^;
だけど、何かとっかかりがあると相乗効果で記憶できるようになってきたと思います。
何かの体験と、その勉強で出てきた内容が似通っていた場合とか。
そして、それはかなり自然な感覚で定着します。

年の功☆

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ロシア語検定、終了~!!

2018-10-08 12:22:57 | 勉強
昨日はロシア語能力検定でした。
今回、3級を受験。
過去問4年分を繰り返し解いて、間違ったところを確認することをメインに準備しました。

英検と違って4択マークシートではないので、自分で書けるようにしておかなくてはならない。だから、とにかく書いて発音して、発音しながら書いて・・と身体で覚えることを意識しました。
「もうこの際、使いかけのボールペンを使い倒してやるわ!!」の勢いで、たくさんたくさん書きました^^

試験は以前通っていた教室で行われました。久しぶりに事務の方や一緒にレッスンを受けていた仲間にお会いできて、うれしかった☆
他の受験する人たちは現役の大学生かな、けっこう若い人が多かったように見受けられました。
第二外国語でロシア語をとっているのかもしれませんね。また、ロシア語学科がある大学の学生かもしれません。

まず最初に、文法(露文和訳、和文露訳を含む)の試験が120分間あります。
過去問を解いていた時は和文露訳が苦手でしたが、本番は思考が止まってしまうことなく、何とか書き上げました。
意外と文法問題が二通りの答えが思い浮かぶような問題がいくつかあって、苦戦しました。何度見直してもどちらがいいのか決めかねる感じ。
露文和訳はひとつわからない単語があって、それがけっこうキーワード的な副詞だったので、反対の意味に訳していたらアウトですね。
いちおう全体の流れに沿うように意味推測したので、的外れでないことを願っているのですが…。
しかも、その副詞が2問とも使われていたのには、閉口しました^^;(露文和訳はテクストが2問出題されます)
まぁ、完璧を目指さず、合格ラインにのればいいのです。

次に聞き取り問題。
会話文を含むやりとりを聞いて、10題の質問に当てはまる答えを選ぶ三択問題です。
やられたーー!と思ったのは、「試験がある教室はどこ?」という設問で、答えを Г(ゲー)かБ(べー)かВ(ヴェー)から選ぶというもの。Б(べー)かВ(ヴェー)ですごく迷いました。これ、日本人の耳では無理っ!!頭の中でレッスンのときの先生の発音をリピートさせてみましたが、どちらもあっているような気がする。。でも、どちらかに決めなければいけません。
決め手としたのは、会話の途中で聞こえた、восемьという単語。数字の8と言う意味です。いや、ホントは違う単語だったのかもしれませんが、もしかしたら、会話の中でも相手がどちらかがわからなくて確認するために「восемьのВ(ヴェー)だよ」と言ったのかな、とふと思ったのです。だから、Вを選びましたけどね。正解かどうかは・・。

そして最後に朗読。
これは一人一人にカセットテープとウォークマンが渡されて小さなマイクに向かって朗読を録音するという、けっこうアナログな方法です。
このカセットテープが全国から集まってきて、採点する先生はひたすらテープを聞くんだなぁと妙な想像力を働かせてしまいそうになりますが、集中、集中。
問題のテクストが配られたら、3分間(だったかな)黙読できますので、黙読しながらアクセントの場所やリエゾンするところ、長い文章ならどこで区切るか、イントネーションの上げ下げなどを書き込んでいきました。
その後いよいよ本番です。ウォークマンの録音ボタンを押して、受験番号と名前を言ってからテクストを朗読していきます。録音時間は3分間で、最後まで読み終わったらまた最初に戻って朗読し続けてもOKです。私は2回目の中ほどまでしか読めませんでした。
1回目の朗読でちょっとつっかえてしまったので、2回目で挽回したかったのに~。

ともあれ、これで試験はすべて終了。
あとは来月の結果発表を待つだけです。
同じ勉強は繰り返したくないので、ギリギリでも合格したい。受験料(¥6,000)もお安くありませんしね。

試験が終わって、もうこれまで書いた格変化や動詞の人称変化の紙は無用です。
バッサバッサと片づけました。処分、処分。
片づけるって、かたをつけるということね。と妙にナットク。さっぱりしたら次のステップに進めます。

さぁ、これからは寄り道三昧の勉強が思う存分できるわ~♪(←これがなかなか上達しない原因だったりするんだけど)

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あと一週間

2018-09-30 08:51:07 | 勉強
ロシア語能力検定試験がいよいよ来週です。
過去問を繰り返し解いて、おおまかな傾向をつかみました。
間違ったところを辞書や文法参考書で確認して、納得できたらその間違ったところから少し派生させた表現を覚える(これまで出た問題はもう出ない可能性大だから)といったことを日々やっています。

正直、ちょっと飽きがきている感じがあって、これは危険信号です^^;
見直して、確認して、「納得できた!」となっても、少し日数が立てばまた記憶があやふやになっているから・・。

これはもう雪かきとか雑草取りと同じことです。
きれいになったらそれで完成、ということではなくて、一過性の現象に過ぎないのですよね。

朝方、何気に「そういえば熟語を意識して勉強してなかったなぁ・・」と頭をよぎりました。
今日はこのテーマで勉強しようかな。

ちょっと違う視点からロシア語を勉強しつつ、また検定問題に即した勉強に戻ってモチベーション維持。
油断大敵☆

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1か月をきりました~!ロシア語能力検定

2018-09-13 09:25:43 | 勉強
来月の第1週の日曜日、ロシア語能力検定があります。
目指すのは3級ですけどね^^; 
同じレッスンに通っている人の中にも3級合格の方はいらっしゃいます。
そういう方は、フリートークでも文法のポイントをはずさずに、きれいなロシア語を話されますので、やっぱり文法はあなどれません。

私も少しずつ時間をとって、過去問を解いています。
文法の一問一答形式の正答率は当初より良くなってきましたので、今は和文露訳に重点を置いて勉強を進めています。

過去問を解いてみると、わかりそうでわからない。
間違ったところの解説をみると、いくつかの表現が適用になる文章もある。
格変化を考えて納得できる解答もあれば、ちょっとわからないものもある。
力技💪で、暗記してしまう方法もありますが、理解・納得できないものは記憶があいまいになるのでキケンです。
記憶があいまいだと不安を呼び起こしてしまうから。

ここは、急がば回れで基本をしっかり固めることにしました。

思うに、基本例文はもちろん書けなければ話になりませんが、和文露訳の場合はプラスアルファが必要です。
日本語で言う「~はどうですか?」とか「いいですね」「それでは」なんて、どう表現したらいいの???
こういう表現は文法のガチガチの基本例文にあたっているだけではわかりません。

そこで、これまで勉強してきた文法書などの会話文や、短くても起承転結のある小テクストを露訳する練習をしてみることにしました。
それも、初級から出てくる簡単なテクストから。
そうすると、読めるけどスペルミスする単語や、「勉強しています」「○○があります」のように、その「物」「状況」に応じて使い分けなければならない動詞が再確認できます。使う動詞が変われば、格も変わる。
そして、「いつも」「時々」「もう」・・などの副詞も見落とさないように…。そんな注意力も出てきます。

それらのテクストを試験のように自力でロシア語になおしていくと、結果はボロボロでほんといやになってしまいます。
でも、赤でなおしたところが覚えるべきところなんだ!と自分で自分を励ましつつ、がんばっています。

わざわざ初級のテクストを拾うのは、本番の試験で基本のキをミスしないため。
完璧を目指さず、部分点でなんとかボーダーラインにのせたい。

これは、受かるための試験勉強です。
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文法から飛び出したいから

2018-07-24 09:49:35 | 勉強
ロシアから帰ってきてからのほうが、ロシア語がんばっています。
試験の後、勉強がんばるみたいだ^^;

でもがんばっている中味は、ほぼ楽しさ、です。
ネイティブのロシア語のシャワーを浴びて、頭の中がかなり耕された状態。
ネイティブの話すロシア語は、文法の例文を思い出させるような、運動動詞の活用があり、簡単な単語を組み合わせた、けれど辞書には出ていないくだけた言い回しもありました。
よく使うあいさつの言葉、日常のフレーズ。これだって使う場面によって、言葉を発する表情次第で意味がビミョーに変わります。

コミュニケーションのツールとしてのロシア語を日々バージョンアップしていかなければね。
そのために核となる文法をしっかり身につけておきたい。
今年はロシア語検定3級に挑戦です!

毎日少しずつ過去問を解いて、できなかったところを補習しています。
やっぱり運動動詞は私にとって峠です。
時間がかかっても覚えて、身につけなくては。
例文やテクストを読んで、書いて・・の繰り返し。地道な作業です。

一方、ロシアで親しくなった人たちからのメールをロシア語で返信することも楽しんでいます。
ちゃんと伝わっているか不安ですが・・。

毎日少しずつの積み重ねが途方もなく大きな成果をもたらすことはよくあること。
私のロシア語もそうであるように願いつつ、とにかく続けていこう。

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これからは復習をメインに

2018-07-11 11:47:24 | 勉強
ロシア語の勉強を始めて4年たちました。
それでも、実践においてはなめらかではありません。
これまでのレッスンの向き合い方を振り返ってみると、かんちがいな勉強方法をしていたなぁ~と思うのです。

私が日本語の授業をお手伝いしてきて感じたことは、ロシア人は予習をしない!ということです。
クラスの中でデキる人を見ていても、それは同じ。教科書に初めて出てくる単語や言い回しは「わかりません」と言います。
予習しているから正しくこたえられる。これは授業はスムーズに運びますが、ほんとのところは身につく勉強法ではないのです。
これまで私が習っていたロシア語レッスンではみんな、宿題に加えてその日進むであろう教科書の範囲を予習して臨んでいました。わからない単語を調べて、練習問題も済ませておく。そこに時間とエネルギーを費やすのが精いっぱいで復習まで手が回りませんでした。その結果、「この単語、見たことあるけど意味が分からない」というようなありさまになってしまうのです。

日本人は「わかりません」と言えないし、間違うのがコワイのです。
学校時代の勉強の仕方から脱皮しなくちゃ!!!
もう予習はしません。
復習をしっかり、じっくりやって身に着けていきます。
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それぞれのクセがあります

2018-06-06 11:49:53 | 勉強
語学には終わりがないなぁ~と思います。
考えてみれば当然。言葉はいきものだから。

日本語を勉強しているロシア人たちを見ていると、それぞれの性格でしょうか、発話のきっかけもいろいろです。
授業ではそれほど存在感のない人も、教室以外の遊びの場面では日本語で話をしようと一生懸命です。
文法がイマイチな人だって、日本の刑事ドラマがすごく好きで「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」というフレーズがごく自然に言えちゃう。このときのイントネーションは日本人そのものですね(笑)。

日本語中級クラスのMさんは、外国人特有の語尾を伸ばす話し方をしない、とても自然できれいな発音の持ち主です。Mさんは、日本の新聞や雑誌の記事を何度も音読したそうです。その結果、耳も鍛えられて自然な発音に近づいていきました。

大人になってからの語学習得は、どれだけ楽しめるか、無心になれるか、かもしれません。
文法にこだわりすぎたり、小難しいことを言うことを考えるよりも、もっと簡単にたのしく会話のキャッチボールをするためのツールと思えばいいのかな、なんて思います。
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表情の変化。これができたらうれしい

2018-05-26 11:35:27 | 勉強
日本語を教えていて百点満点の嬉しさは、生徒たちの「わかった!」という笑顔。
でも、「エー、ワカラナ~イ」という困惑の表情もいい。私にとって60点の表情。
いちばんよくない(わたしにとって)のは、生徒たちの無表情。

日本語という彼らにとって未知の言語がただの音となって流れ去っているだけなら問題です。
未知の言語の中にできるだけ身近な例を取り入れて、そこから少しでも連想が広がるようにとネタを仕込むのです。いわゆる教案づくり。

私の授業はけっこう体育会系ですよ。

授業の最初は、これまでの復習を兼ねたウォーミングアップ。
どのレベルのクラスでも「今日は何日ですか?」と日付を尋ねます。
日本では日付をいうとき、〇月〇日です。と月から言いますが、ロシアでは日付から言うので、そこは何度でも「日本では月から言いますよ」と訂正します。
だって、日本で6/7と表示されているコンサートを7月6日だと思ったら困るでしょう?
せっかくチケットを買ったのに、もう終わってた・・。なんてことにならないように。

日付の後は、「今日は何曜日ですか?」「昨日は何曜日でしたか?」「明日は・・」と言う風に一人ずつ一問一答していきます。
これは私が日本でロシア語のレッスンを受けていた時の流れです。
毎回何度も同じ質問を受けて同じ答えを返しているうちに体にしみこんでいきました。
言葉の勉強は結局これにつきます。

その日のメインとなる文法でも、例文を何度も声に出して読ませます。
例文に慣れたら動詞を入れ替えてみたり、ほかの似た例文を読んだり。
理解できたかな?と言うところまで来たら、絵を見せて、一人一人に短い文章を作ってもらい、発表してもらいます。
文章を作って発表するのは、生徒たちにとってはちょっと大変ですが、その文法をどこまで理解できているのか、「てにをは」の使い方、発音・・などをチェックできるので、がんばってやってもらいます。

間違いを指摘されて、ちょっと悔しい顔になったり、「あ、そうか」という表情になったり。
短くてもきちんとした文章が書けて、発音できて褒められて笑顔になったり。

表情が動くということは、何かが心に落ちてきたということだと思うので、私はそこを目指したいのです。



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「〇〇中」の読み方

2018-05-24 21:21:57 | 勉強
日本語のレッスンで質問されました。

「○○中」の「~じゅう」と「~ちゅう」と読み方が違うのはなぜか・・

そうですねぇ・・とホワイトボードにいろいろ例を書き出してみました。

「~じゅう」の場合
一日中
町中(街中)
日本中
世界中

「~ちゅう」の場合
営業中
作業中
工事中
旅行中
上演中

なにか法則らしいものはあるのかなぁ。ふだんなんにも考えないで使っていますからね~と言いつつ
はたと思いついて。

もしかしたら違う場合もあるかもしれませんが、「~ちゅう」とよむのは、時間や場所のときで「~ちゅう」と読むのは動作をあらわす言葉がつくときですね。
と教えました。
例外が思いつかなかったのですけれど、これでおおまかには通用するはずです。

今日はその「~中(ちゅう)」と「~中に」の違いを勉強しました。

ー仕事中ずっと頭が痛くて仕事に集中できなかった。
ー仕事中に2回電話がかかってきた。

この違いをどうロシア人に説明するか。
日本語教育のための文法書の助けをかりました。

「~中」は時間帯。まさに帯です。ずーっと。
「~中に」はその時間帯の中の点。瞬間のこと。

時間の概念って国や民族によって違います。
感覚もちがいます。

概念とか感覚ってそこで生活する人たちにとっては空気のように当たり前すぎること。
これを説明するのはかなり哲学的な思考の迷路にはまります。

納得できるとスッキリですが、自分でもよくわからないと焦ります。

それに加えて、私のロシア語がなかなか上達しなくて、これも焦る原因。

今日は市場で買い物をしたとき、値段を正確に聞き取れませんでした。
とんちんかんなお金の出し方をしてしまいました。
ゲッソリ・・。
市場のおばちゃんはいい人で、やな顔しないでちゃんとお釣りをくれたけど。

日本語を教えて、ロシア語を勉強する。
これって両立可能?

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ダメダメだけどね。

2018-05-18 17:20:33 | 勉強
今日は朝からパソコンの不具合と(これはすぐ解決したけど)明日の発表の準備で一日の半分が過ぎてしまいました。
明日の発表は、日本の漢字と書道についてロシア語で話すのです。
まずは日本語で話の構成を考えて、それをロシア語に訳して・・と地道な作業。
日本語で考えた文章も、訳していく過程で違う表現に置き換える技も必要になります。

たとえば、
ー漢字をもとにして音を表現する文字「カタカナ」と「ひらがな」をつくりました。

これは日本語で何気なく作った文章ですが、主語を補ったり、動詞をもっと簡単なものに置き換えると訳しやすくなります。

昔の日本人は漢字を使って音を表現する文字「カタカナ」と「ひらがな」をつくりました。

これなら、習った文法の例文を思い浮かべることができます。

困ったのは、和露辞典で調べた単語の用例をもう少し詳しく知りたくて露和辞典で逆引きしてみたところ、その用例が全く載っていなかったときです。
大筋ではそういう意味だけど、ニュアンスが違うかなぁ、どうかなぁ・・ということありますよね。
そこを知りたいんだけど、辞書ではたどり着けない。
でも、そこを深く追求しすぎると明日の発表に間に合わなくなるので、ざっくり進めていきます。
間違っていても気にしない!明日の午後、先生にチェックしてもらいます。
そして発音の練習、夜はもう本番です。

明日は「Ночь Музей」というイベント(直訳すると「夜の博物館」)がいろいろな博物館で開かれます。
ある博物館では、普段は公開していないものを見せてくれたり、寝袋の貸し出しもあり、博物館に泊まることもできるんだとか。私も誘われましたが、そのお誘いより前にこの漢字のお話の方に行くと返事をしていましたので、残念ながらお断りしました。

私のロシア語はまだまだ発音がひどくて、聞かせられるものではありませんが頑張ります。
せっかくご提案いただいたのですから、完璧でないからやりません、ではなく、ほどほど(というよりダメダメ)だけど場数を踏むことでうまくなっていこうと思っています。
だから私、愛想だけはいいのです。ははは…。

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