何気なく日めくりをぱらぱら見ていた時に気がついたんです。
「終戦記念日」がない、と。
日本人なら誰でも知っているであろう、8月15日の終戦記念日。
この名称が、今年の日めくりには「戦没者を追悼し平和を祈念する日」となっていました。
???
いつから変わったんでしょうか。
そもそも「終戦ではない、敗戦なのだ。」という主張もありました。
この日を絶対に忘れてはいけないはずなのに。
なぜ、今になってまわりくどい表現に変わったのでしょうか。
「戦没者を追悼し平和を祈念する日」…。これでは次の世代に実際に日本で起きた戦争の悲惨さは伝わらない。
広島サミットの前に、「平和はしっかりつかまえておかなければ、どこかへいってしまう」と原爆を体験した方がおっしゃっていたのが頭から離れないでいます。
広島サミットは成功だったのでしょうか。私にはそうは思えません。
世界情勢を見ても、平和に向かって進んでいるようにはとうてい思えず、私には世界のリーダーのすることが良く理解できません。
あの終戦以後、日本は戦争をしていない。けれど今はかなり危ない状態です。
どんな理由でも戦争を始めてしまったら、やめるまでにはかなりの犠牲が伴います。
日本がまた戦争なんてしたら、さきの戦争で亡くなった人たちになんと言い訳をするのでしょう。
歴史から何も学んでいない。あまりにも愚かで、悲し過ぎます。
知らないうちに、終戦記念日と言う言葉が消えていた。
そんな風に国民に何も知らされず、じわじわと何かが動いているのかと恐ろしくなりました。