日本語を勉強したい人を紹介してもらい、日本語の勉強をサポートすることになりました。日本語を「教える」ではなく、あえて「サポートする」と書くのは、どんな外国人学習者であっても、ひらがなが読めない、簡単な挨拶も何も全く分からないゼロスタートでない限りは、私は彼らの日本語をサポートするんだという考え方です。今は日本語がおぼつかないだけで、その人の能力が劣っているわけではないですもんね。
さて、この日本語サポート(以下「レッスン」といたします)、当初はお互いわかりやすい、行きやすい場所でということで、よくあるカフェでの対面レッスンでした。しかし、学習者Jさんから「スカイプでやりませんか」と提案され、今回からは自宅にいながらにして、です。
結果を先に言いますと、なんら問題はない、と言えます。
音声も画像も滑らかで明瞭です。ディクテーションで書いてもらう文字も見ることができますし、些細な発音の違いも聞き取れます。学習者が「待てません」と言うつもりで「待ってません」と発音していれば、すかさず指摘することができます。
この学習者、Jさんは現在日本の会社に勤務されています。来日して2年になるとのことで、日常会話はほとんど不便していないとのこと。でも、ニュアンスがわからないことがある、また改まった場面や上司との会話もきちんと理解できるようになりたいというニーズをお持ちです。
ですから、「っ」が入るか入らないかで意味がかわることを自覚してほしいし、意味の違いもしっかり識別できるようになってほしいのです。
Jさんから「スカイプで」と言われたときは、この辺りの微妙なところをクリアできるかと不安でしたが、全く問題ありませんでした。
よかった、よかった。
直接会ってレッスンするのがいちばんわかりやすいと思っていましたが、その場所へ行くための往復の時間、カフェなど場所を確保できるかどうかの問題(特にこれから年末にかけて人出が多くなりますし)など、細かいことを考えると、スカイプで目的を果たせるならそれも良し、ですね。
これまでスカイプは仲の良い友達との近況報告やちょっとした連絡に使うのみでしたので、こんな風に真面目に使ったことで今更ながら、新境地に至った気分です。
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