今週の新GAROですが。(ファミ劇ね)
サブタイ「鉄人」
予告の段階での「セーラー服と鉄巨人」って構図のインパクトが強く、視聴前から楽しみでした。
若さと可憐さの象徴たるセーラー服女子高生と、ゴツゴツした鉄の塊の怪物。
ビューティ&ビーストって感じですよね。
視聴前の予想では、女子高生がホラーを操って破壊活動を行うのかな、と思っていたのですが。
違いましたね。
楠桂先生の漫画・鬼切丸で似たような話がありましたからね。
それをイメージしていたのですが。
確か、鬼に憑依されたかレイプされたかで、体の中に鬼の本体を飼うことになった女子高生が、ある程度自分の意のままになるその体内鬼を使って、気に入らない人間、特に自分が「世の中に不要だ」と思った人間を殺して回る話で。
そこに鬼を狩る者、鬼切丸がやってきて、その鬼を倒すんですが、本体が女子高生の体の中にあるので、倒しても倒しても復活する。
で、女子高生から本体を分離する方法も思いつかない状況で、女子高生が出した答え。
「わたしごと斬って!」
鬼の力を神から与えられた正義の裁きの力だと勘違いし、人間の身でありながら、人を殺し続けてきた自分。
鬼ではないから命を見逃してもらえるなんて、ムシが良すぎるのではないか?
で、結末は女子高生の覚悟を汲んで、女子高生ごと鬼の本体を斬るってもので。
今回の話も似た感じになるのかな?と思っていたら。
闇を照らす者で登場する設定「魔導ホラー」を救ったといいますか。
魔導ホラーは陰我に塗れた人間でなくても、プラントを刺されただけ必ず変じ、プラントを刺した人間に絶対服従をするという悲しい存在だったわけですが。
本来は「自分のためなら他人を餌食にしても平気」という捻じ曲がった心の持ち主では無いのに。
悪い人間にプラントを不意を突かれて刺されたせいで、無理矢理喜んで他人を餌食にする怪物に変えられてしまった。
そのことを本来の魂が「もう嫌だ、もう他人を餌食にするという罪を重ねるのは嫌だ」と思っても、ホラーに変えられた肉体は主人の命ずるままに他人の魂を啜るという。
そこから救われるには、魔戒騎士に斬られる以外に無く、死なないと救われないわけですわ。
今回も似たような感じだったんですけどね。
鉄巨人を動かすための電池のような意味合いで取り込まれて、女子高生自体の陰我は全く関係が無い。
だからまあ、魔導ホラーと同じく、彼女は完全な被害者。
でもさ、魔導ホラーだったら、それでも殺してたんですよね。
それ以外方法が無いからさ。
普通に考えると、今回のケースもそうなんですが。
今回は救い出したわけで。
救い出す方法が「ホラーの体内に侵入し、体内で鎧を召喚。そして鎧着装時に一緒に女子高生を取り込む」というものでしたが。
かつて「父さんが母さんを救い出すときに同じことをやった」って言ってましたね雷牙。
……だいぶ忘れてしまってるんですが、メシア戦でそんなことをやったんでしたっけ?
作中でリアルにあった状況で、思いつくのは対メシア戦しか無いんですけど。
もしそうだったら、シリーズものの強みを活かした脚本ですわな。
その後のクロウと雷牙の会話も良かったです。
女子高生を救い出したのが雷牙で、自分はまるで役に立てなかった、と卑下するクロウを
「それは違うぞ」と。
お前が俺の背中を守っていてくれたから、俺がダメだったときの保険としてお前がいてくれたから、こんな危険な救出を実行に移せたんだ、と。
裏方だって、重要な仕事なんですよね。
チームで行う研究だって、地味な失敗実験を積み重ねて、データを取ってくれる人がいるから、何がダメなのか、どうすれば成功するのかが判断できるようになり、成功を導き出すことができるわけで。
華々しい、最後の果実を取る仕事だけが尊くて偉いんじゃないんだよ。
そういうことですよね。雷牙がクロウに語って聞かせたことは。
大人向けの特撮ですからさ。こういうのは響くよねぇ。
サブタイ「鉄人」
予告の段階での「セーラー服と鉄巨人」って構図のインパクトが強く、視聴前から楽しみでした。
若さと可憐さの象徴たるセーラー服女子高生と、ゴツゴツした鉄の塊の怪物。
ビューティ&ビーストって感じですよね。
視聴前の予想では、女子高生がホラーを操って破壊活動を行うのかな、と思っていたのですが。
違いましたね。
楠桂先生の漫画・鬼切丸で似たような話がありましたからね。
それをイメージしていたのですが。
確か、鬼に憑依されたかレイプされたかで、体の中に鬼の本体を飼うことになった女子高生が、ある程度自分の意のままになるその体内鬼を使って、気に入らない人間、特に自分が「世の中に不要だ」と思った人間を殺して回る話で。
そこに鬼を狩る者、鬼切丸がやってきて、その鬼を倒すんですが、本体が女子高生の体の中にあるので、倒しても倒しても復活する。
で、女子高生から本体を分離する方法も思いつかない状況で、女子高生が出した答え。
「わたしごと斬って!」
鬼の力を神から与えられた正義の裁きの力だと勘違いし、人間の身でありながら、人を殺し続けてきた自分。
鬼ではないから命を見逃してもらえるなんて、ムシが良すぎるのではないか?
で、結末は女子高生の覚悟を汲んで、女子高生ごと鬼の本体を斬るってもので。
今回の話も似た感じになるのかな?と思っていたら。
闇を照らす者で登場する設定「魔導ホラー」を救ったといいますか。
魔導ホラーは陰我に塗れた人間でなくても、プラントを刺されただけ必ず変じ、プラントを刺した人間に絶対服従をするという悲しい存在だったわけですが。
本来は「自分のためなら他人を餌食にしても平気」という捻じ曲がった心の持ち主では無いのに。
悪い人間にプラントを不意を突かれて刺されたせいで、無理矢理喜んで他人を餌食にする怪物に変えられてしまった。
そのことを本来の魂が「もう嫌だ、もう他人を餌食にするという罪を重ねるのは嫌だ」と思っても、ホラーに変えられた肉体は主人の命ずるままに他人の魂を啜るという。
そこから救われるには、魔戒騎士に斬られる以外に無く、死なないと救われないわけですわ。
今回も似たような感じだったんですけどね。
鉄巨人を動かすための電池のような意味合いで取り込まれて、女子高生自体の陰我は全く関係が無い。
だからまあ、魔導ホラーと同じく、彼女は完全な被害者。
でもさ、魔導ホラーだったら、それでも殺してたんですよね。
それ以外方法が無いからさ。
普通に考えると、今回のケースもそうなんですが。
今回は救い出したわけで。
救い出す方法が「ホラーの体内に侵入し、体内で鎧を召喚。そして鎧着装時に一緒に女子高生を取り込む」というものでしたが。
かつて「父さんが母さんを救い出すときに同じことをやった」って言ってましたね雷牙。
……だいぶ忘れてしまってるんですが、メシア戦でそんなことをやったんでしたっけ?
作中でリアルにあった状況で、思いつくのは対メシア戦しか無いんですけど。
もしそうだったら、シリーズものの強みを活かした脚本ですわな。
その後のクロウと雷牙の会話も良かったです。
女子高生を救い出したのが雷牙で、自分はまるで役に立てなかった、と卑下するクロウを
「それは違うぞ」と。
お前が俺の背中を守っていてくれたから、俺がダメだったときの保険としてお前がいてくれたから、こんな危険な救出を実行に移せたんだ、と。
裏方だって、重要な仕事なんですよね。
チームで行う研究だって、地味な失敗実験を積み重ねて、データを取ってくれる人がいるから、何がダメなのか、どうすれば成功するのかが判断できるようになり、成功を導き出すことができるわけで。
華々しい、最後の果実を取る仕事だけが尊くて偉いんじゃないんだよ。
そういうことですよね。雷牙がクロウに語って聞かせたことは。
大人向けの特撮ですからさ。こういうのは響くよねぇ。