素振りブログ。

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2014年09月08日 22時03分35秒 | 日記
闇芝居(第二期)6話「ナオちゃん」

そういや監督が清水監督でしたっけね。
呪怨の。

話のヤマ場で、霊「ナオちゃん」が天井いっぱいに広がって、徐々に迫ってくる構図。

呪怨2のワンシーン思い出しましたわ。

ただ、あまり悪いものではなさそうですわな。
ナオちゃん。(見た目は不気味だけどさ)

でなきゃ、坊やのパパとママが、二人目(多分中身はナオちゃん)の名前を「ナオ」とはつけないでしょうし。
多分マイナスの人間関係の登場人物じゃないんでしょう。


こういう、身の回りの故人が自分の子供になって転生してくるって展開の怪談。
古くは夏目漱石の短編集の夢十夜にも出てくる、よくある話ですわな。

まぁ、大体は、故人とかいいながら、故人にさせたのが自分だったりするんですけどw

「パパ今度は落とさないでね」とか。

多分、大本の元ネタは昔話だと思うんですけどね。
旅行者(確か坊主だったと思うんですが)が、大金を持っていることを偶然知ってしまった男が、お金欲しさにその旅行者を殺し。
そのお金を元手にそれなりの暮らしぶりを手に入れたが。
生まれてきた自身の息子が、その旅行者の転生者で、ある日の晩、男にこう言うわけです。

「おっとうが俺を殺したのはこんな夜だったっけな」

って。

言ってて思ったのですが、この怪談って、仏教の影響を受けてるんですかね?
仏教では高みに上り詰められなかった魂は即座に転生すると説いているわけで。
で、悪行を成すと業が溜まって、いずれは報いを受けるわけですわ。
それは今生かもしれないし、来世かもしれない。

この話の男は、殺人の業を、殺した相手が自分の息子として転生してくるという報いで支払うことになったわけですね。

日本本来だと、死人が蘇ることはあっても、転生の概念は無いはずですので。
(まぁ、被害者である旅行者が坊主なあたりで仏教の影響云々は「それがどうかしたのか?」と言われそうだけど)