『怪しいシンドバッド』高野秀行
毎度おなじみ辺境ライター高野さんの
19歳から20代後半、若い時代の旅をまとめた一冊。
日本の所在地が『ワセダ三畳青春記』の頃でもある。
第一部第一章、
インドで知り合った青年に騙され荷物も財産もパスポートも
ぜーんぶ盗られるところからスタート。
初速がはやすぎる笑
第二章のアフリカ編は、
「なるほど!ザ・ワールド」のロケハンを手伝う
バイト時代のこと。
早稲田探検部にはそんなバイトがあるんだな…。
ガボンで入国拒否されたり、
コンゴでぶらぶらしてる間に諜報活動を疑われたり。
短い旅行記でも、エピソードが濃いのよ笑
私は最近の著作から読み始めたので、
高野さんは意外と中国に行ってないのかな?と思っていたのですが、
この本で何度も行っていた。
20代で履修済みだった。
『異国トーキョー漂流記』に登場した達夫くんのお父さんで
大連の恩師・魯先生も登場。
というかこちらが初出か。
先生を駆り出して中国奥地でも野人探しをしています。
恩師の使い方よ…笑
個人的にいつか行ってみたい世界遺産・客家
(高野さん的には観光地化しすごて興味なかったエリア)
の話しがおもしろかった。
一族で住むから、社風ならぬ「楼風」があるとか。
「文化程度が高い」とか「酒タバコはやらない」とか。
いいなあ、行ってみたいなあ。
そして真逆の、個人的に行きたくないけど興味はあるのが
コロンビア。
幻の「ヤヘイ」という幻覚剤を求めて奥地まで行くのですが、
あらゆる人に真顔で「危ない」と止められながらも
ずんずん突き進む高野さん。なんでやねん。
読者の方がハラハラします。
挙句の果てには「あとは金の問題だけだ」って、
違うそうじゃない。
人の話しを聞け。
ヤヘイの記述よりも高野さんの言動の方が
よっぽどスリリングである。
そんなこんなで行きたい場所も行きたくない場所も
楽しく追体験させてくれるお得な冒険野郎の辺境探検記。
ちなみに私はインフルエンザに罹っている際に
療養のお供で読みました。
なんか元気出た笑
毎度おなじみ辺境ライター高野さんの
19歳から20代後半、若い時代の旅をまとめた一冊。
日本の所在地が『ワセダ三畳青春記』の頃でもある。
第一部第一章、
インドで知り合った青年に騙され荷物も財産もパスポートも
ぜーんぶ盗られるところからスタート。
初速がはやすぎる笑
第二章のアフリカ編は、
「なるほど!ザ・ワールド」のロケハンを手伝う
バイト時代のこと。
早稲田探検部にはそんなバイトがあるんだな…。
ガボンで入国拒否されたり、
コンゴでぶらぶらしてる間に諜報活動を疑われたり。
短い旅行記でも、エピソードが濃いのよ笑
私は最近の著作から読み始めたので、
高野さんは意外と中国に行ってないのかな?と思っていたのですが、
この本で何度も行っていた。
20代で履修済みだった。
『異国トーキョー漂流記』に登場した達夫くんのお父さんで
大連の恩師・魯先生も登場。
というかこちらが初出か。
先生を駆り出して中国奥地でも野人探しをしています。
恩師の使い方よ…笑
個人的にいつか行ってみたい世界遺産・客家
(高野さん的には観光地化しすごて興味なかったエリア)
の話しがおもしろかった。
一族で住むから、社風ならぬ「楼風」があるとか。
「文化程度が高い」とか「酒タバコはやらない」とか。
いいなあ、行ってみたいなあ。
そして真逆の、個人的に行きたくないけど興味はあるのが
コロンビア。
幻の「ヤヘイ」という幻覚剤を求めて奥地まで行くのですが、
あらゆる人に真顔で「危ない」と止められながらも
ずんずん突き進む高野さん。なんでやねん。
読者の方がハラハラします。
挙句の果てには「あとは金の問題だけだ」って、
違うそうじゃない。
人の話しを聞け。
ヤヘイの記述よりも高野さんの言動の方が
よっぽどスリリングである。
そんなこんなで行きたい場所も行きたくない場所も
楽しく追体験させてくれるお得な冒険野郎の辺境探検記。
ちなみに私はインフルエンザに罹っている際に
療養のお供で読みました。
なんか元気出た笑