<読書メモ 2016年7月 ④>
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ
小野寺健:訳。
この作品がデビュー作だそうです。
日本語の会話が絶妙なのだけれど、
原文の英語はどんな感じなのだったのだろう。
もちろん、英文がすばらしいからこそ
イギリスで最初に評価されたのだろうけど、
日本語訳も良いと思う。
作者よりもひと世代上の訳者らしい。
とはいえ、原作とはストーリー転換が異なるという書評もあった。
ちょっと気になるな。
足にからまっていた縄におびえる万里子と、
それを淡々と眺めていた悦子、の部分は
なんだか茫漠としていてよくわからなくて、怖い。
もう少し深読みもできるシーンなのかもしれない。
一拍おいて、再読したい。
(イギリスに住んでいる悦子が、
故郷である戦後長崎の少女時代を回想するお話し。
ぽつり、ぽつりと、断片的なシーンが積み重なる。
なんだか不思議なお話しだ。
そろそろ再読せにゃ)
カッコ内は、2022年現在の補足コメントです。
『遠い山なみの光』カズオ・イシグロ
小野寺健:訳。
この作品がデビュー作だそうです。
日本語の会話が絶妙なのだけれど、
原文の英語はどんな感じなのだったのだろう。
もちろん、英文がすばらしいからこそ
イギリスで最初に評価されたのだろうけど、
日本語訳も良いと思う。
作者よりもひと世代上の訳者らしい。
とはいえ、原作とはストーリー転換が異なるという書評もあった。
ちょっと気になるな。
足にからまっていた縄におびえる万里子と、
それを淡々と眺めていた悦子、の部分は
なんだか茫漠としていてよくわからなくて、怖い。
もう少し深読みもできるシーンなのかもしれない。
一拍おいて、再読したい。
(イギリスに住んでいる悦子が、
故郷である戦後長崎の少女時代を回想するお話し。
ぽつり、ぽつりと、断片的なシーンが積み重なる。
なんだか不思議なお話しだ。
そろそろ再読せにゃ)