『目の見えない人は世界をどう見ているのか』
伊藤亜紗
著者は、若い頃は生物学者を目指していて、
その延長線で「美学」(認識を哲学的に探究する)を専攻する先生。
というルーツがまず独特ですよね。
なのでこの本の視点も独特。
いやもうタイトルの通りの内容なんですが、
「見えない人」の世界の捉え方を理解し、
「見える人」「見えない人」の違いを追体験しようと。
「見えない人」の一般論を述べているのではなく、
一人ひとりの「世界の見え方」を考えるきっかけを
与えたいという一冊です。
興味深いファクトてんこ盛りだし、
それについての洞察もおもしろいし、
良い本だと思う。
「見えない人」は足の裏の感覚で道の状態を確認しつつ、
慎重に一歩ずつ歩くタイプもいれば
ガスガス歩くタイプの人もいる。
前提条件に対して個性は様々。
そうだよなあ。
当たり前の論かもしれませんが、
順を追って読んでいると、ハッとすることが色々あるんですよね。
「道」の捉え方、「運動」の仕方、「美術」の楽しみ方、
様々な角度から認識の違いが提示されていて
それがとても興味深い。
美術館でのソーシャル・ビュー
(見える人も見えない人も一緒に、作品について話し合う)
は、すごく参加してみたいです。
パスタソース(形が同じタイプ)は
開けて食べるまで何味かわからない、ってことを
楽しんでいる。というエピソードが好きだ。
ヨシタケシンスケさんの絵本もあるみたいなので
そっちも買おうかな。
伊藤亜紗
著者は、若い頃は生物学者を目指していて、
その延長線で「美学」(認識を哲学的に探究する)を専攻する先生。
というルーツがまず独特ですよね。
なのでこの本の視点も独特。
いやもうタイトルの通りの内容なんですが、
「見えない人」の世界の捉え方を理解し、
「見える人」「見えない人」の違いを追体験しようと。
「見えない人」の一般論を述べているのではなく、
一人ひとりの「世界の見え方」を考えるきっかけを
与えたいという一冊です。
興味深いファクトてんこ盛りだし、
それについての洞察もおもしろいし、
良い本だと思う。
「見えない人」は足の裏の感覚で道の状態を確認しつつ、
慎重に一歩ずつ歩くタイプもいれば
ガスガス歩くタイプの人もいる。
前提条件に対して個性は様々。
そうだよなあ。
当たり前の論かもしれませんが、
順を追って読んでいると、ハッとすることが色々あるんですよね。
「道」の捉え方、「運動」の仕方、「美術」の楽しみ方、
様々な角度から認識の違いが提示されていて
それがとても興味深い。
美術館でのソーシャル・ビュー
(見える人も見えない人も一緒に、作品について話し合う)
は、すごく参加してみたいです。
パスタソース(形が同じタイプ)は
開けて食べるまで何味かわからない、ってことを
楽しんでいる。というエピソードが好きだ。
ヨシタケシンスケさんの絵本もあるみたいなので
そっちも買おうかな。