久しぶりのよしもとばなな作品。
40歳手前の主人公「さっちゃん」は離婚したばかり。
従兄弟の「ちどり」は育ての親である祖父母を亡くしたばかり。
そんな妙齢ふたりがイギリスのペンザンスというど田舎
(最果ての街の、一歩手前。というなんとも中途半端な感じが、いい)
に5日ほど、ふらっと、旅するというお話し。
どちらも傷ついていて弱っていて寂しさを抱えているのに、
会話はさらっとしていて、強いというよりも、しなやかな女性ふたり。
だらだら会話して、散歩して、タイ料理食べて、観光して、
その数日でなんとなーく離婚やら自分やらに向き合っている。
人生の仕切り直しというほどでもないし、
前だけ向いて生きるぜ!って熱量もないし、
それだけの話しと言えば、まあ、それだけなんですが。
さっちゃんとちどりがお互いを大事にしたり、
まじめに向き合ったり、ちょっとダメ出ししたり
そんなやりとりに、お腹の底の方がほんわかあったかくなります。
さすがばなな女史。
ページ数も少なくて、さくっと読めるので、
ちょっと弱っているときや疲れているときに(ユンケル飲むほどでないくらいの)
ゴロゴロしながら読むと良いと思います。
どうでも良いけど、文庫表紙の作者名は「よしもとばなな」で
あとがきは「吉本ばなな」なんですね。
漢字表記に戻したんですね。
40歳手前の主人公「さっちゃん」は離婚したばかり。
従兄弟の「ちどり」は育ての親である祖父母を亡くしたばかり。
そんな妙齢ふたりがイギリスのペンザンスというど田舎
(最果ての街の、一歩手前。というなんとも中途半端な感じが、いい)
に5日ほど、ふらっと、旅するというお話し。
どちらも傷ついていて弱っていて寂しさを抱えているのに、
会話はさらっとしていて、強いというよりも、しなやかな女性ふたり。
だらだら会話して、散歩して、タイ料理食べて、観光して、
その数日でなんとなーく離婚やら自分やらに向き合っている。
人生の仕切り直しというほどでもないし、
前だけ向いて生きるぜ!って熱量もないし、
それだけの話しと言えば、まあ、それだけなんですが。
さっちゃんとちどりがお互いを大事にしたり、
まじめに向き合ったり、ちょっとダメ出ししたり
そんなやりとりに、お腹の底の方がほんわかあったかくなります。
さすがばなな女史。
ページ数も少なくて、さくっと読めるので、
ちょっと弱っているときや疲れているときに(ユンケル飲むほどでないくらいの)
ゴロゴロしながら読むと良いと思います。
どうでも良いけど、文庫表紙の作者名は「よしもとばなな」で
あとがきは「吉本ばなな」なんですね。
漢字表記に戻したんですね。