何かの書評で松井今朝子『料理通異聞』が取り上げられていて
八百善の主人の話しとあって、面白そうだと思いました。
この作者さんですが、私のポンコツ脳みそに
「吉原のことを書く人」
とインプットされていました。
んんんんん~~~。
だいぶ昔に読んだ記憶が蘇ってきましたよ。
あれだ、人気の花魁が失踪して、
章ごとに色んな人が語る構成になっていて、
夜中にこっそり道中をして桜の樹の下でまぐわうやつだ。
(いろいろ検索中…)
はい、三行目が違います。
松井今朝子『吉原手引草』と
宮木あや子『花宵道中』がブレンドされていました。
作品の内容が混じってしまったというか、
そもそも両方とも松井今朝子作品だと思ってました。
なるほど、それで私の脳内で松井氏に
「吉原のことを書く人」という検索タグをつけたのですね。
そもそもが、間違ってた…。
今さらですがネットであらすじを読み返していて、
ちょこちょこ記憶が蘇ってきました。
練り物で小指をつくる指切り屋という商売が
印象深かったのを覚えています。
吉原では遊女が愛情の印として起請文を書いたり
小指を切って贈ったりするというのは
知識として知ってはいたのですが。
さらにその先の、「偽物の小指をつくる商売」があるというのは
想像したこともなかったので、面白かったです。
物語の軸は、花魁・葛城の失踪事件なのだけど、
吉原周辺に生きる人々の細やかな生活とか商売とかが
とても興味深くて、勉強になりました。
それぞれの身分での語り口も特徴的で面白かったなあと。
一方の『花宵道中』は、章ごとに主人公(遊女)が変わる構成。
吉原の文化風習に関する難しい話しはそんなに無くて、
大勢の遊女のそれぞれに人生があって、
それぞれに恋やら葛藤があって、それなりに面白かった気がします。
と言いつつ、表題作しか記憶には残ってなかったなあ。
それぞれの章ごとの主人公に相関関係があって、
おまけに時系列も入り乱れていて、ちょっと読みにくかったのも。
こうやって思い返してみると
『吉原手引草』と『花宵道中』は随分と対照的ですね。
なぜ混同したのだろうか。
それは私がポンコツだから。
八百善の主人の話しとあって、面白そうだと思いました。
この作者さんですが、私のポンコツ脳みそに
「吉原のことを書く人」
とインプットされていました。
んんんんん~~~。
だいぶ昔に読んだ記憶が蘇ってきましたよ。
あれだ、人気の花魁が失踪して、
章ごとに色んな人が語る構成になっていて、
夜中にこっそり道中をして桜の樹の下でまぐわうやつだ。
(いろいろ検索中…)
はい、三行目が違います。
松井今朝子『吉原手引草』と
宮木あや子『花宵道中』がブレンドされていました。
作品の内容が混じってしまったというか、
そもそも両方とも松井今朝子作品だと思ってました。
なるほど、それで私の脳内で松井氏に
「吉原のことを書く人」という検索タグをつけたのですね。
そもそもが、間違ってた…。
今さらですがネットであらすじを読み返していて、
ちょこちょこ記憶が蘇ってきました。
練り物で小指をつくる指切り屋という商売が
印象深かったのを覚えています。
吉原では遊女が愛情の印として起請文を書いたり
小指を切って贈ったりするというのは
知識として知ってはいたのですが。
さらにその先の、「偽物の小指をつくる商売」があるというのは
想像したこともなかったので、面白かったです。
物語の軸は、花魁・葛城の失踪事件なのだけど、
吉原周辺に生きる人々の細やかな生活とか商売とかが
とても興味深くて、勉強になりました。
それぞれの身分での語り口も特徴的で面白かったなあと。
一方の『花宵道中』は、章ごとに主人公(遊女)が変わる構成。
吉原の文化風習に関する難しい話しはそんなに無くて、
大勢の遊女のそれぞれに人生があって、
それぞれに恋やら葛藤があって、それなりに面白かった気がします。
と言いつつ、表題作しか記憶には残ってなかったなあ。
それぞれの章ごとの主人公に相関関係があって、
おまけに時系列も入り乱れていて、ちょっと読みにくかったのも。
こうやって思い返してみると
『吉原手引草』と『花宵道中』は随分と対照的ですね。
なぜ混同したのだろうか。
それは私がポンコツだから。