7時ごろ帰宅して直ぐにニュースを付けると、中国艦船による日本の護衛艦に対しレーダー照射された問題についての、防衛大臣の緊急記者会見が行われていた。
防衛大臣の緊急記者会見は、ただ事ではないので、その話に釘付けになった。
会見を聞きながら、事の重大さが直ぐに分かった。
日中の武力衝突や戦争になりかねない極めて異常な緊迫した事態が、起きていることを知った。
武力衝突が発生すれば、すべてのニュースが吹っ飛び、戦争報道一色になり、様々な混乱が起きることが予想できる。
それどころか、基地や港湾のある市街地は、ミサイル攻撃の危険にさらされ、中国の出方によれば実際に市街地にミサイルを打ち込まれる可能性があるのは間違いない。
その場合、武力衝突が起きても、現段階では日本の戦力が上回っているので問題ないという話はよく耳にするが、例えば大量の同時ミサイル攻撃は多分防ぎきれないだろうし、そのとき民間にも多大の被害が及ぶ可能性がある。。
更に、武力衝突・戦争が起きれば、直ぐに収束しない可能性もあり、お互い長い期間憎しみ合うことになる。
無論両国とも、経済的に非常に大きなダメージを蒙ることは間違いない。
両国にとって、大きな傷は受けても何もプラスにならないのだ。
記者会見後から、今までのマスコミ対応を見て、明らかにマスコミサイドで冷静にかつナショナリズムで国民を煽らない方向で、報道しているように見受けられた。
無論、マスコミに詳細な話や現場写真がないため、報道したくても材料不足という点があるにしても、非常に抑制の取れた報道に驚いた。
マスコミのこの姿勢は、大いに賞賛されるべきものだ。
お互いの国で、ナショナリズムを煽り戦争への道を進むことが、いかに愚かしいことか、日本人はそれを体験し学んだ。
その点、反日暴動を起こした中国と違い、日本人は、大人になったのだと思った。
中国は、この対応を見て、日本が覇権主義・軍国主義なのかどうか、しっかりと見てほしい。
覇権主義、軍国主義的なのは、むしろ富国強兵を是とし推し進めている中国ではないのか。
海外の学者は中国のことを、反省のない国と指摘している。
日本人の国民性からして、いざとなれば容易にそれに適応した体制を組み、国民一丸となって強力に非常事態に対応するだろう。
だが戦争で物事を解決することは、無益であることは日本人は充分知っているので、その前に回避の対策をとるだろう。
中国の社会的歴史的環境は、大正、昭和初期の日本と似たところがあるように感じる。
当時欧米列強の帝国主義に最後に参加した日本は、富国強兵を合言葉に軍備を増強し侵略戦争を始めた。
日本軍は天皇の軍隊として、議会、内閣から独立した権限を持っていた。
天皇を中国共産党を置き換えた場合、人民解放軍の位置関係は旧日本軍とよく似ているのではないか。
しかも、日本帝国も中国も急成長したため、マスコミも国民も海外の事情に疎く、急速な経済発展に自信過剰になり、富国強兵が自己目的化され、軍備増強を進め、自国の主張をごり押しするようになった。
資源確保のために、領土領海の確保を口実として実効支配を広げる手法もその一つだ。
軍部は特権階級として社会から一目置かれ、コントロールが効かなくなった。
マスコミも軍部に迎合し、客観的に批判するものはなくなり、正確な情報に耳を貸さず、日本帝国全体が反省のない国になり、暴走した。
構造的には、かなり似ているように思えてならない。
防衛大臣の緊急記者会見は、ただ事ではないので、その話に釘付けになった。
会見を聞きながら、事の重大さが直ぐに分かった。
日中の武力衝突や戦争になりかねない極めて異常な緊迫した事態が、起きていることを知った。
武力衝突が発生すれば、すべてのニュースが吹っ飛び、戦争報道一色になり、様々な混乱が起きることが予想できる。
それどころか、基地や港湾のある市街地は、ミサイル攻撃の危険にさらされ、中国の出方によれば実際に市街地にミサイルを打ち込まれる可能性があるのは間違いない。
その場合、武力衝突が起きても、現段階では日本の戦力が上回っているので問題ないという話はよく耳にするが、例えば大量の同時ミサイル攻撃は多分防ぎきれないだろうし、そのとき民間にも多大の被害が及ぶ可能性がある。。
更に、武力衝突・戦争が起きれば、直ぐに収束しない可能性もあり、お互い長い期間憎しみ合うことになる。
無論両国とも、経済的に非常に大きなダメージを蒙ることは間違いない。
両国にとって、大きな傷は受けても何もプラスにならないのだ。
記者会見後から、今までのマスコミ対応を見て、明らかにマスコミサイドで冷静にかつナショナリズムで国民を煽らない方向で、報道しているように見受けられた。
無論、マスコミに詳細な話や現場写真がないため、報道したくても材料不足という点があるにしても、非常に抑制の取れた報道に驚いた。
マスコミのこの姿勢は、大いに賞賛されるべきものだ。
お互いの国で、ナショナリズムを煽り戦争への道を進むことが、いかに愚かしいことか、日本人はそれを体験し学んだ。
その点、反日暴動を起こした中国と違い、日本人は、大人になったのだと思った。
中国は、この対応を見て、日本が覇権主義・軍国主義なのかどうか、しっかりと見てほしい。
覇権主義、軍国主義的なのは、むしろ富国強兵を是とし推し進めている中国ではないのか。
海外の学者は中国のことを、反省のない国と指摘している。
日本人の国民性からして、いざとなれば容易にそれに適応した体制を組み、国民一丸となって強力に非常事態に対応するだろう。
だが戦争で物事を解決することは、無益であることは日本人は充分知っているので、その前に回避の対策をとるだろう。
中国の社会的歴史的環境は、大正、昭和初期の日本と似たところがあるように感じる。
当時欧米列強の帝国主義に最後に参加した日本は、富国強兵を合言葉に軍備を増強し侵略戦争を始めた。
日本軍は天皇の軍隊として、議会、内閣から独立した権限を持っていた。
天皇を中国共産党を置き換えた場合、人民解放軍の位置関係は旧日本軍とよく似ているのではないか。
しかも、日本帝国も中国も急成長したため、マスコミも国民も海外の事情に疎く、急速な経済発展に自信過剰になり、富国強兵が自己目的化され、軍備増強を進め、自国の主張をごり押しするようになった。
資源確保のために、領土領海の確保を口実として実効支配を広げる手法もその一つだ。
軍部は特権階級として社会から一目置かれ、コントロールが効かなくなった。
マスコミも軍部に迎合し、客観的に批判するものはなくなり、正確な情報に耳を貸さず、日本帝国全体が反省のない国になり、暴走した。
構造的には、かなり似ているように思えてならない。