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緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

コンタクトレンズ購入

2008-03-30 20:21:16 | offの日

 昨日はお休みだったので、コンタクトレンズを買いにでかけました。私は1day派です。
 近頃は、乱視が入ってきているような気がします。近視の方は、これ以上悪くなれない、ってくらいのものなので、変化はないみたい…。

 コンタクトの購入は、ネットでもできるけれど、自分の角膜ちゃんは元気かしら?というのを確かめたいので、購入のたびに眼科にいってます。
 眼科にいくだけのために時間を捻出するのがとても勿体無い&億劫なので、今は、3ヶ所の眼科で代わる代わる購入しております。どこも眼科の所在地が違っていて、何かのついでに購入できるようにしてます。

 そうなると、どこの眼科でも前回のコンタクトの購入時から、次回の購入時まで、相当な期間が開いてしまいます。
 昨日、コンタクトを購入した眼科は1年以上も通っていないことになっていました。

 3ヶ所の眼科から購入したコンタクトは、すべて違ったメーカーのものです。
 しかも、眼科によって、コンタクトの度数が違うのね…。私の体調が影響しているはずもなく、眼科の方の「おすすめ」の度数が違っていることがよくわかります。
 それほど装着した時の感覚が変わらないので、見えたらなんでもいいのですがね。

 昨日、眼科を受診した時には、1年以上前にその眼科で購入したものを残しておいたので、それを装着していきました。眼科の方に「うちで買ったコンタクトをつけてます?」って聞かれたので、「ハイ!」と答えました。
 
 そのせいでしょうね。眼科医から「毎日、コンタクトを替えてる?」と聞かれてしまいました。
 短時間の外来ですし、その先生にぐたぐだと私のコンタクトレンズ購入事情を説明すると、「話の長い患者」と思われて嫌われたくないから、「替えてます」とだけ答えました。
 あー。気ぃ遣うわ。

 ところで、コンタクトの消費期限って、いかほどなのかしら?
 1年以上も前のコンタクトを装着しても大丈夫だったのかしら?
 


女子フィギュアスケート

2008-03-21 22:19:05 | 日々

 ああ、なんてすごい。
 女子フィギュアスケート。

 私はスケートのことを詳しく知らないので、云々という立場ではないのですが、フィギュアスケートの番組は食い入るように見ている私に言わせてくださいね。すみません。

 浅田真央は、すごかった。最初のジャンプに失敗してからのその後の演技!
 普通なら、失敗の重圧はその後に影響してもおかしくないと考えるものでしょううが。浅田真央は全く違っていました。しかも、浅田真央が最初のジャンプで失敗した時の観客の動揺…。観客の動揺以上に、浅田真央自身が感じていた「動揺」じゃなかったのではないでしょうか。

 私はウンチクを述べるつもりはありません。
 ただただ、詳しいことを知らないままに、私はフィギュアスケートはいつもテレビで見ているだけの人です。
 今日は勤務終了時間がフィギュアスケートの放映の時間でありました。
 どうしてもちゃんと見たくて、駐車場に置いてある車の中でずーっとみてしまいました。ちゃんと見たかったから…。
 
 女王と呼ばれる人間の精神力、普段の練習を出し切れる力というのは、こんなにすごいのか、と感動しながら画面を食い入るように見ていました。

 どのスポーツでもそうですが、テレビで放映される選手の姿はほんの一部です。その一部であっても、その選手のプロセスを想像させるような場面を醸し出せる人というのは、月並みな言葉ですが、「すごいなー」と思います。

 ほんまに、月並みな言葉や…

 あと、もうひとつ。
 いいなーと思ったのは、君が代が、コーラスだったこと!!!
 
 優勝した選手を称える温かさを感じました。

 

ストレス発散につきあう

2008-03-20 16:02:41 | ぼやき

 私は、普段は緩和ケア病棟で活動していることが多いのですが、最近、一般病棟へ出向いて患者さんをケアさせていただく機会が増えています。
 他施設から紹介されて入院している患者さんの中には、緩和ケア病棟での入院の方がふさわしいのではないかと思われる方もいらっしゃいます。しかし、緩和ケア病棟に入院が必要だと思われても、緩和ケア病棟にはいつも空いているベッドがあるわけではなく、一般病棟でケアを受けながら待っていただくことになります。
 このような患者さんが増えているので、私の出番も多くなっているのが現状です。

 それと同時に、一般病棟の医師とのやりとりも増えてきました。

 どこの病院でも同じだと思いますが、医師は無茶苦茶といってもいいくらい、ハードな業務をこなしています。
 口調、歩いている姿をみただけでも、「僕は忙しいんだ!」とアピールされているような気持ちになる医師もいます。
 そんな医師に限って、私は患者さんのケアを一緒にさせていただく機会が多く…。

 患者さんについての情報を提供したり、薬剤をお勧めしたり、面談を持っていただくように依頼したり、医師とのやりとりは患者さんのケアには欠かせません。

 が。
 そんなことは医師もわかっていると思うのですが、何しろ、彼らは忙しい。

 私も、忙しいということは了解しているので、話しかけるのも、院内のPHSで話すのも気を遣います。
 
 「あのー、先生~~」と声をかけると…。
 「今、僕は忙しい!」とそっけなく返答し、さっさと階上へ歩いていく…。

 PHSで、「今、お忙しいですよね」などと言ってしまうと、
 「忙しいです。」と返答。

 医師にお願いをする時には、必ず、「今、時間は大丈夫ですか?」と確認するようにしております。その返答が「だめです」と一言のみ帰って来ると、私は、何だか寂しくて、つらくなっちゃいます。

 おまけに先日は、前医からの紹介の形が気に入らないと声を荒げられ、場面が何だか緊迫…。
 でも、私には如何ともしがたいことだったので、私は医師にいいました。
 「先生、それは私には如何ともしがたいことだわ…。」
 困り果てました。

 そこで、その医師は私にいいました。
 「うん、わかってる。これは、八つ当たりや。でも、言いたいねん。」

 おいおい…、八つ当たりかよぅ

 この場面、ネガティブな私にはとてもつらくてつらくて仕方なかった…。

 でも、私には「じゃ、私にできることは何?」と尋ねることと、ただただ、それを聴き続けることしかできませんでした。

 これで、私の精一杯じゃん。八つ当たりされるってことは、医師が八つ当たりできると思ってくれている、聴いてくれると思っている。話したらちょっとはすっきりしてもらえる…。
 そう、自分に「おりゃーーー」っと言い聞かせて。

 今、私はこんな場面に遭遇することが多いので、自分なりの対処を考えています。
 それは、医師の素っ気無さになれること!いちいち、凹まないようにすること!そのためには、そんな医師たちとかかわり続けるしかない、そう思っています。

 やるべきことはやらないといけませんから。そのためには、医師たちのストレス発散も必要です。

 でも、時々、言い返したくなります。言いませんけど、言い返したくなります。

 「あのな、私やって、暇やないねん!!!」


卒業式に招かれた

2008-03-16 11:43:24 | 日々の「ケア」

 先日、卒業式に参加してきました。

 私の、というわけではなく、認定看護師の(ちょっとした)実習を受け入れたので、案内が「看護部長宛てに」届いていたのでありました。
 看護部長から「行ってみる?」なーんて、軽く言われたので、私も軽く「行きます」とお返事をしたものの。
 
 これって、来賓ってことでして。
 来賓でセレモニーに参加した経験のない私は、現地に到着してでした。
 まず、来賓控え室に通されました。周りは「重鎮」らしき人々が談笑しておられました。私がお話できるお相手ではないことは勿論のことで、ひたすら出された紅白饅頭とお抹茶をいただいておりました。
 
 「ああ、場違いだわー」とつくづく思いました。

 会場でお隣に座っていらした来賓さんから声をかけていただいたので、思わず、「私、場違いです…」と話してしまいました。その来賓さんは、「みんなそう思っているわよ」と優しく声をかけてくれましたが…。
 来賓一人一人が紹介され、よく聞いていると、ほぼ、議員さん、看護部長さんばかりで、その方も看護部長さんでした。
 
 前夜に飲んだ下剤のおかげで式の間にお腹が痛くなるし、緊張するし、散々でしたー。

 式が終わったら草々に引き上げん!と思いましたが、実習にいらした認定看護師の卵さんに声をかけて…。
 その後はトイレにダッシュ!して、そして、そして、さっさと帰りました。

 
 認定看護師の卵さんは式で謝辞を読んでおられたのですが、この手のものって、聞いている私も、思わず涙がでそうになります。
 一応…、最近、自分の卒業式を終えたばかりですから…。共感できます。
 看護師の免許をとった後に、専門分野の勉強をし直すって、結構大変です。誰しも、専門分野の勉強を始めると、私って「こんなに知らないで看護をしていたのか」とがっかりしちゃうものです。
 慣れない施設に実習に行くのは、心身ともに疲れ果てますし。
 何より、自分の実践の成果が出せないともっと疲労しますし、「私はむいてないのではないか?」とつらくなります。

 つらさを乗り越えて、認定看護師の卵さんは、修了されたのですが、試験は5月だそうです。手放しにばんざーいの卒業式ではなかったのですね。

 ここでもう一度、エールを。
 「がんばれー!」

 「とほほ」な来賓でしたが、ご招待いただいたことに「ありがとう!」です。
 

お話をするなら、かがんで

2008-03-13 22:09:20 | 日々の「ケア」

 患者さんとコミュニケーションをとるときに、大切なことのひとつとして、患者さんと視線の高さを合わせること、というのがあります。
 ベッドで横たわっている患者さんとお話をするのに、医療者が立ったままお話をすると、患者さんを見下ろすことになります。患者さんは医療者を見上げなくてはなりません。
 この態度は、患者さんと対等なものとはいえません。
 そして、患者さんと視線の高さをあわせようとすると、腰を下ろすことになるので、「私は、あなたの話をじっくりと聴かせていただきたいのです」というメッセージを伝えることができます。

 私は、妙に、腰を下ろすのが好きです。
 深い意味はありません、好みの話です、これは。

 ベッドサイドに椅子があれば、そこに腰をかけてお話を聴かせていただくのもよいと思います。
 でも、私の場合、ベッドサイドでお話を聴かせていただくときには、椅子に腰をかけるとまだ、患者さんと遠いような気がして、ベッドの隣にかがむようにして腰を下ろします。

 そして、患者さんのお話を、聴いて、聴いて、聴いて…。
 特に、初対面の患者さんやご家族との面談の時間は、1時間くらいはとらせていただくことが多いです。
 
 今日も、患者さんのお話を、聴いて、聴いて、聴いて…。

 長時間、かがんだあとの足は…。
 必ず、しびれてしまいます。

 患者さんとお話した後、部屋を出た私の足どりは、よたよたです。
 
 今日はそんな時に、廊下で看護部長と会いました。看護部長は、私に言いましたとさ、
 「そんな、よたよた歩いて!どこのおばはんが歩いて来たのかと思ったわ。」

 おばはん!!!

 部長に言われたくないわい!と心で呟いていました。
 ひょっとして、みんな私のこと、よたよたしたおばちゃんと思っているのかしら…。およよ。

 でも、やっぱり、かがんでお話を聴くのが好きなので、これからも、かがんじゃいます。足をしびれさせちゃいます。

緩和ケアの概念は特別なもの?

2008-03-02 22:14:58 | ぼやき

 昨日は、せっかく書いた文章がすべて「ぱー」になってしまいました。
 同じ文章を書く気になれず、今日は気持ちを新たにして、別の話題を…。

 私が関心のある領域のひとつに、「緩和ケア」があります。
 緩和ケアを考えたり、学んでいくうちに疑問に思うことがでてきました。
 それは、
 
 「緩和ケアって、そんなに特別なことなのか?」ということです。

 私の思っていることを単刀直入に言うと、「緩和ケアは特殊なものではない」ということです。

 緩和ケアといえば、対象はがん患者さんとその家族となっています。2002年に、WHO(世界保健機関)は、がんと診断された時から緩和ケアは始まっているということを明示しています。
 そして、患者さんの身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルな苦痛を軽減すること、いろいろな職種の医療者がチームを組んで患者さんならびに家族にケアを提供することなどが述べられています。

 これは、がん患者さんへのケアに特別なこと?
 
 そうではないはずです。どんな疾患を抱えている患者さんならびに患者さんへのケアに共通することだと思います。

 ただ、がんがわが国において死亡率の第一位を占め(3人に1人)、がんのイメージ(がん=死)があることなどがゆえに、国をあげて重点的に介入しなくてはならない課題になっていることは確かです。
 
 自分が緩和ケアの考え方や実践を医療者に普及させようとするとき、自分が伝えようとしていることは、果たして、そんなに特別なことなのか?という疑問にぶつかりました。

 どう考えても、緩和ケアの概念自体は、医療や看護全般にわたる、基本的なものと思わざるをえません。

 がん対策基本法が制定されましたが、私は、長期的に、そして医療全般のことを考えると、これはがん患者さんへのケアの充実のためにだけ、制定されたものではないと思っています。
 緩和ケアの根本的な考え方を理解し、実践できたならば、医療や看護全体の質の向上、そして患者さんや家族の医療に対する満足度が上昇するものではないかと考えています。
 がん以外の治療や看護においても共通することであると思っています。

 こんな大切なことに、どうして今になって必死に国を挙げて取り組んでいるのか?と、医療者でありながら、「あれれ?」と思うことが多くなりました。

 残念ながら、医療や看護の世界はまだまだ発展途上であったとしかいいようがなかったのかもしれません。
 私は一人の「ちっぽけな」ナースですが、緩和ケアの考え方や実践について、一人でも多くに伝え、実践できるように、
「ぼちぼち」とやっていこうと思っています。

 同じ患者さんを思い遣る医療者と協働するとあっても、実際には壁は高い!壁は厚い!