緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

ずんどこな気持ち

2009-06-28 01:18:16 | ぼやき

 最近、自分は、なんだかとても疲れてしまっているように思います。
 業務が忙しいということもありますが、精神的にも疲れているので、身体的な疲労がさらに増していると思います。

 患者さんのケアをしていて、「もう少し、ああできたのではないか、こうできたのではないか。」と悔しい思いをすることもありました。
 
 周りのスタッフが気づいていた患者さんの変化に気がついていないときもありました。
 もう少し、気を利かすことができないのかしら、と思うときもありました。
 もっと、根気よく患者さんのところに行くことができないのかと思うときもありました。

 
 要するに、このところは自分の不甲斐なさに自分自身が埋もれてしまっているような気がします。

 それも、これも、今の自分の「スペシャリスト」という立場が大きく影響している気がします。
 
 「もっと、みんなのモデルになるようなケアをしなきゃ。」
 「もっと、患者さんの状態を予測して、状態の変化を早くキャッチしなきゃ。」
 「もっと、うまく患者さんやスタッフとコミュニケーションをとらなきゃ。」


 もう少し、もう少し、もっと、もっと。

 
 こう思うことで、私は患者さんと向き合っているというよりも、常に自分自身としか向き合っていないのではないかと思えています。

  

 どうして、こんな風に私は自分のことばかり気にしているのだろう…。
 
 自分を気にするがあまり、大切なことを見失ってしまっているような気がします。
 
 こんなの、私じゃない。
 こんなの、なりたい私じゃない。
 このまま、今の私でいたくない。

 もがけばもがくほど、疲労し、結局のところ、根気までがなくなってきています。

 
 自分にとって、大切なことって何だろう。
 自分が大切にしたいことって何だろう。

 
 今、とても苦しいです。

 でも、いつかは「あんなこともあったな」って、笑える時がくるかな。
 
 
 やるしかないんだよね…。
 

自分の体を自分できれいにすることができなくなったら…(1)

2009-06-14 01:55:27 | 日々の「ケア」

 患者さんが、自分で自分の動作を上手くできなくなると、自分の体をきれいにするということも自分でうまくできなくなるので、それまでのその人の「清潔」への手段を取れなくなります。

 自分がもし、動けなくなって、長期に入院することになったら…。
 気になることはたくさんありますが、そのひとつに、「自分の体をきれいにする」という自分なりにやり方ができなくなるということがあると思います。
 自分の体を自分できれいすることができなくなるというのはとても大きなストレスだと思います。

 これからはそこんとこをちょいと考えてみようと思います。

 
 少々垢がたまろうと、死にゃーせん、というのは御もっとも、ですが、でも、体が汚れたままで一日を過ごすというのは「き~~~~~~っ」っとなりませんか。


 女性なら特に、髪の毛を洗えないというのは大きなストレスです。

 毎日シャンプーしたいっ!そう思う方はたくさんいらっしゃると思います。

 でも、ベッドで横たわって過ごす時間が長くなった患者さんは毎日シャンプーすることはできません。
 …正直に言って、これは患者さん全員に毎日シャンプーするだけの「手」が足りないという理由が大きいのですが。勿論、シャンプーするよりも優先しないといけない処置がある、シャンプーするどころじゃない!状態であるということも理由にあります。

 長く髪を洗うことができなくなると、髪はねっとり、フケもたまる、たまる…。
 ヘアスタイルが…なんて言ってられません。


 看護師は、髪を洗うことをお手伝いさせていただきます。
 

 ふと、思う。
 私は、看護師になってから、どれだけの患者さんのシャンプーをお手伝いしてきただろうー。
 一般の病院にいるときよりかははるかに多く、お手伝いさせていただいていると思うー。

 ベッドに寝ていただいたままの、長い髪の女性のシャンプーのお手伝いは大変…。
 お湯もたくさん必要だし、髪は絡まっているし、抜け毛の本数は同じでも、抜け毛の量が多いー。
 
 数ヶ月間、髪を洗えなかった方の頭皮のフケはすごい。体の垢と同じように、1回のシャンプーでは落としきれなくて、シャンプーの後、拭いているときも、フケが「よれて」くる。
 2回でも3回でも洗ってあげたい気持ちになる…(=フケを落としたくて、ムキになりそうになる)。

 そして。
 仰向けで髪を洗い流すって、結構大変。
 顔にお湯がかかるし、耳にお湯が入ることもしばしば。
 これを考えると、美容師さんって、シャンプーが上手よねー。お金をとっているだけある。
 私は患者さんに、「ただ、ですので、少々の不手際はお許しを…。」なんて言ったりしますが…。いいわけ、いいわけ。

 病棟にある、病院が購入してくれているシャンプーは「安価」なので、洗い上がりの髪はきしむねんっ(この感じ、わかってくださる?)。
 髪を洗わせていただいている私のストレス!
 洗いあがりは、しっとり、さらさら、やろっ。

 などなど…。
 だらだらと書いちゃいました。





 長い間、髪を洗えてなくて、久々に髪を洗えた患者さんのほぼ100%の方が、「頭が軽くなった」とおっしゃります。
 勿論、頭部の重量がごっそりと減ったというわけではないことは、「あったりまえーっ」のことです。そんな感覚になるくらい、髪の毛を洗うということは爽快感を与えてくれるものです。


 入院して、自分で自分の髪を洗えなくなったら…。
 看護師さんは忙しいのがわかっているので、髪を洗ってほしいなんていいにくいわよね…。自分でもそう思う。だって、髪を洗わなくても、命にかかわることはないから。

 そうじゃなくて。
 
 何とか、時間を作って、患者さんの「きれい」を保ってあげたい。


 ちなみに、患者さんのご希望があれば、私は患者さんの髪も切ります。

 バーバー「ポン」、でした。
 
 

 

もう、6月

2009-06-01 00:32:18 | 日々

 もう、6月になっちゃいました。
 
 月日が過ぎていくのはとても早いですね。
 
 他愛もない内容になっちゃいました。
 
 これを読んでくださっている皆さん。お体にお気をつけください。
 たまーに、寄ってくださいね。たまーの更新ですから。