緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

2011年12月31日

2011-12-31 02:03:50 | 日々

 このブログを読んでくださっている方々へ。

 今年も一年、おつきあいくださってありがとうございました。

 来年もぼちっといかせていただきます。

 
 来年も、もっと、もっと、緩和ケアを好きになれるといいなぁ。
 
 みなさま。よいお年を。
 

今の気持ち

2011-12-25 23:58:57 | ぼやき

ばたばたしていたら、
クリスマスが終わってました。

明日からは、ごく普通に日常が始まります。
とはいえ、今年も残すところ、わずか。



来年に向けて、久々、気持ちが重たいです。


自分にとっての方向転換といえることは、これまで、自分なりに信じれることがあって、迷わずに進んできました。
けれど、今回の方向転換はどうも、いろんなことがあいまいなままです。


方向転換…。


もうそろそろ、今の職場でやっていくことが、自分にとってあまりいいことではないように思えて仕方なくなってきています。
もうそろそろ、なんて。
今まで、ずっとそう思っていて、その気持ちが一層強くなっているということなのですが…。


今は、正直に言うと、孤独です。
孤独は、さみしいときもあります。
自分が風邪をひいていようが、誰も何も声をかけてくれなかったり…。

さみしいな…と思っていましたけど、よくよく考えてみると、自分も相手にそのような反応を返させるようなことをしてきたってことなんだろうなと思っています。
今は、孤独というよりも、諦めの気持ちの方が強いです。

その孤独のおおもとを、何とかしようというよりも、やり過ごそうとしているのですから。
打てば響くのであれば、嫌われても何とかしようと思いますが、それが無理だとわかったので、やり過ごすことにしました。


だから、返ってくるものはしかるべきものだけです。





そうだな…。
今の職場に残す言葉としたら。



「私は、心から、緩和ケアをやりたいと思っています。」






小さな死:喪失

2011-12-16 23:04:55 | 言葉

  あきらめるの語源は「明らかに極める」で、真実を極めて明らかにすることである。すわなち、やるだけのことをやったがダメだったのでしょうがないということである。「真実を明らかにしたら、執着心は薄れる」ということである。
 *柏木哲夫*


 おそらく、死ぬということ自体が、人にとってのあきらめなのかもしれません。
 これほど、人にとって残念なことはありませんから…。

 死ぬまでにも、たくさんのあきらめ、つまり自分からいろいろなものが奪われていく経験を積み重ねなくてはなりません。


 人の役に立つこと、人に「迷惑」をかけないこと…、人に認められること、人とつながっていること…、手に入れたいものを手に入れられること…。

 これらが失われることが、生きていても死んでいるような感覚を持たせるのだと思います。
 
 また、失ってしまったと思う「もの」や「程度」は人それぞれで、その人が失ってしまったという感覚は、他人がその程度を何かと比較することは何の意味もないものと思われます。









 さて。

 私たち、医療者は、そんなつらい思いをされている方々に、何ができるのでしょうか。

 
 ひとつ、思うのは、医療者だからといって、こうあらねばならない、こうしてあげるべきだ、という自分の価値観は「横においておく」ことも必要なのではないかと思います。
 
 看護師は、特に、何かをしてあげてるという感覚がないと、自分の役割を果たせていないのではないかと不安に思う人種です。



 
 何もなす術がない時もあること、看護師自身が、自分自身が、誰かに何かをして「あげられる」ことには限界があるということは認識しなくてはならないのではないかと思います。
 押しつけもよくないし、行き届かないのもよくない。


 「見守る」という言葉はありますが、苦しんでおられる方への「見守り」は緻密な匙加減が求められます。


 患者さんの様子や思いをくみ取ったなら、何もできないことになるかもしれないけど、何もできないと思われがちな「見守る」ことこそが、患者さんにできることということもあります。



 ひょっとしたら。
 執着心を持っているのは、もっと生きていたいと思っている患者さんよりも、「もっと生きてもらえるようなケアをしないといけない」と思っている私たちの方かもしれない…、と思う時がしばしばあります。

 
 
 患者さんにとって、息苦しいことが、私たちの価値観にあるのなら、それは考え直すべきことだと思います。
 自分たちの価値観が、患者さんを息苦しくさせてしまったとしても、それに気づいて方向転換を試みることができれば、それはそれで、「ケア」としての価値があると思います。
 医療者にとっても思い込みは、残念ながら、避けられないことかもしれません。
 

 でも、
 自分の考えや解釈は本当にこれでいいのだろうか…と、常に患者さんと対話する姿勢があるのなら、思い込みが避けられないとしても、思いこんだまま患者さんを苦しめるということは避けられると思います。





 患者さんと、話をしよう。
 患者さんの思いを理解できるように試みてみよう。



 それが医療職に求められていることだと思います。



 あ。
 ちょっと、柏木先生がおっしゃっていることと、ずれちゃいましたね。
 
 

疑問

2011-12-12 00:58:33 | 緩和ケア病棟

 いつも思う。

 ほかの病院の緩和ケア病棟って。
 どんな運営をしているのだろう。
 病床数はいくらで、看護師は何人いるのだろう。
 病床稼働率はどれくらいで、病床稼働率をキープするために、どんな工夫をしているのだろう。
 スタッフの教育はどうしているのだろう。
 
 などなど…。


 自分の施設で、自分の施設なりにやっていますが、うまくいかないことが多い。
 
 知り合いになった方にいろいろ尋ねるにも限界がある。


 そこで。
 年が明けたら、見聞を広める予定。

 さて。
 どこの施設に行くかな…。

 ネットワークを活用できるといいのだけど。

 

ホテル生活

2011-12-06 22:36:11 | 

 1週間ほど、研修に行ってまいりました。

 
 その1週間はホテル生活。
 その昔、通信の大学に行っていた?時には、スクーリングなるものでウイークリーマンションを借りたことがあります。

 今回は、ホテルで1週間…。



 感想は、なんと、不便なんでしょう…、でした。


 
 「あらいぐま」な私は、毎日しっかり洗濯ができないと、ストレスっ。
 ・・・・・ホテルのコインランドリーは、自分の泊まっていた階とは離れた階にあったし…

 食事に野菜が圧倒的に不足していたのが、ストレスっ。
 ・・・・・知り合った友人とお食事なんてときには仕方ないですけど…。朝ごはんが毎日、コンビニのおにぎりって…、なぁ

 高層階だったので、窓が開かないことが、ストレスっ。
 ・・・・・どんなに寒くても、しばし、外の空気を室内に入れたいっ!しかも、泊まったホテルのエアコンはボタン式?になっていて、温度調節もできなかったしなぁ

 
 今日は、野菜をたっぷり食べよう!と思って仕事から帰ってきましたが、冷蔵庫には野菜がないことに帰ってきてから気が付いた…。
 アウトーーーっ。

 その代り。
 今日は1週間分の荷物が入った段ボールが戻ってきたので、しっかりと洗濯しまくるわよーーー。
 

 今後、また同じ研修でホテル生活になる予定です。
 ホテル生活を充実させるためには…、ってこと、今回の滞在ですこーし学んだ気がします。
 たぶん、ホテル生活を充実させる方法はいろいろあるんだと思います。
 私が心得ていないだけー。
 



 
 学んだことの一番大切なことは。
 今回と同じホテルを予約しないことっ。
 


 それにしても。
 自分の家は、落ち着く~~~~。