以前に、自分で作った「生キャラメル」のお話をupしたのですが、文章があまりにもお粗末だったので、upしたものの、削除してしまいました。
ごめんなさい。
…というわけで、伝えたかった内容のダイジェストを…お届けします。
いえ、ねぇ…。
病気の進行で固形物をじゃんじゃん食べることのできなくなった患者さんのために、生キャラメルを作って、食べてもらおうと思ったんです。
たまたま、その患者さんからレシピを教えてもらったのもあって、なのです。
で、
普段は、お菓子作りは一切しない私が、必死に作ったのです、生キャラメルを。
レシピに忠実に作成したつもりでした。
生キャラメルって、加熱しながら、ずーーっと、ずーーーっと、やさしく、やさしーーく混ぜてあげないといけないのですね、
で、ずーっと鍋に付き添って作ってみたのです。
が。
よっしゃ、完成じゃっ、という時、型にできあがった生キャラメルを流し込むときから異変が起こっておりました。
なんと、型にすべての生キャラメルを流し込む以前に、固まってしまったのです。
そう。
加熱しすぎが原因でした。
(これは、後に教えてもらって知ったこと)
出来栄えは、「クソ」がつくくらいいけてなかったのですが、せっかく作ったし、味はキャラメルだったので(当たり前、か…)、病棟に持って行きました。
タッパーに入れた生キャラメルは、○○牧場の生キャラメルとは全く別物といっていいくらいのものでした。
だってですね。タッパーを振ると、「ころんころん☆」と音がしまして、ですねぇ。
病棟のスタッフも、私の手作り生キャラメルを見た途端、
「これ、なに?」
っと、やさしく尋ねてくれました。
病棟には手作りをしたら、何でもうまくこなしちゃう、スーパー素敵な、あるスタッフがいまして。その彼女は私が生キャラメルを作る以前に、本格的な生キャラメルをスタッフに振る舞っておりました。
それに比べて…。
おーーーーーっ、まいっ、がーーーーーーーーっ。
それでも、患者さんは「うん、いけるよーーー。」っていいながら、食べてくれました。
無謀でした。
やさしく試食してくださった患者さん、そしてスタッフのみなさん、ありがとうございました。