緩和ケアで行こう

へなちょこ緩和ケアナース?!のネガティブ傾向な日記です。

マスクにまつわるお話

2020-02-21 00:17:52 | 日々

とうとう…。
うちの職場で「マスクを大切にしましょう」というお達しが出た。

今の時期、どこに行ってもマスクは品薄。というか、全く、ない…
道行く人たちはみんなマスクを着けているけれど、みなさん、どこで手に入れているのだろうか?なんて思うくらい、マスクはどこのお店に行ってもない。

でも、職場では当たり前のようにマスクをいただく=装着することができる。

でも、このマスクも、このままでいくといずれはなくなってしまうみたいで。
そりゃ、そうだわなぁ。

だから。
マスクは大切にしましょうってことなのね…。

わかる。わかるけど…。

マスクは…、革製品みたいに、使えば使うほど味が出るとか…そんなものではないし、新型コロナウイルス予防のためだけに使っているわけではない。

ちなみに、「マスクなんて、まやかしだ」なんていう医師までいたりして。
それはどういうこと???
マスクが品薄な時期に、不安なスタッフを安心させるために放った言葉かもしれませんが、甚だ不適切だと思うー

内心、「だったら、noマスクで外来診療ができるんかっ」って思った。

もちろん、マスクを装着すればすべてが感染予防か、というとそうではないことは重々承知しておりますが、やっぱり、マスクは重要な感染予防アイテムには変わりありません。


今の時期、病棟でインフルエンザが流行ったこともあり、マスクの箱を設置して面会者にもマスクの着用を励行しておりましたが、そうすると、マスクを大量に持ち帰る人が増えてしまい、マスクの箱を設置するのをやめて、申し出があったらお渡しする、という形にかわりました。

マスクの品薄って悩ましい。
マスクを粗末に扱うのはよろしくない、というのは新型コロナウイルスの蔓延がどうのこうのとは全く別に、道徳的にそりゃそうだと納得できるところですが、
まるで粗末に扱っているかのごとく、使い捨て的に使用していたこれまでとは違って、在庫を気にしながらマスクを使用しないといけない今の状態にとても心がざわつきます。