亭主の出張にあわせて夏休みをとり、一家で名古屋旅行に行ってきた。
名古屋近辺は7年前まで住んでいた、なじみぶかい場所である。
2泊3日、当初予定していた愛知万博はキャンセルしたのだが(子供の体調不良のため)
レンタカーで知人の所を何ヶ所もまわり、懐かしい人たちとの再会を楽しんだ。
帰りは、私1人で3人を連れて戻ってきた(亭主は仕事で残っている)。
もう何度も経験している子連れ搭乗だが、1人で3人の子を連れて乗るのは初めてだ。
飛行機では、通路側にリリ(3歳11ヶ月)、まんなかに私、膝上にルル(1歳10ヶ月)、
反対側の通路側席にはララ(5歳11ヶ月)と並んで座った。
3時間近く、この席で過ごすのである。子供たちはどうしたって退屈する。
子供が1人ならギャーギャー騒いだらトイレに閉じこもることもできるのだが、3人ではそれも難しい。
静かに寝てくれればいいのだが、親が寝て欲しいと思うときに限って子供は寝ない。
離陸まではまだいい。もの珍しさも手伝ってそれなりに大人しくしている。
しかし、席から離れてはいけない、といくことに気がつくと、子供たちの不満は高まる。
そこでシートベルト着用のサインが消えると同時に全員をトイレに連れて行き、順に用を足させる。
それからは、ジュースが配られるのを楽しみに待つ。
「ほら、もうあそこまで来てるよ、もうすぐだよ、もうすぐだよ」と。
その後は、ありったけの知恵をふりしぼり子供たちの退屈をしのがせるしかない。
仕方ないので単純で原始的(?)な遊びに頼る。
片手の中にお菓子(ボーロもしくはラムネ菓子)を1個だけ隠し、両手を握って子供たちに見せる。
「どっちにあるでしょ?」と当てさせるのだ。
当てた子だけが食べられるので、3人が適当に当てることができるよう、配慮して隠す。
この遊びは子供たちにウケて、しばらく時間をやりすごすことができた。
子供たちは目を輝かせて、次は自分こそが当てよう、と頑張っている。
ふと、三方を子供に囲まれ、子供たちの視線が私に集中しているのに気づいた。
・・・これが、私が望んだ幸せ。
3人の子供を育てるのは大変だけど、しかも子供3人を連れて1人で飛行機に乗るなんて
馬鹿なことをして自分で自分を疲れさせてるけど・・・
可愛い我が子に囲まれて、こんな楽しいひとときを過ごすことができれば、私は幸福だ。
短いひとときでもいい。
こういう時間があれば、この子たちを産み育てて良かった、と心から思うことができる。
子供たちがこの遊びに飽きてからは、もうどうやって過ごしたのか詳しく憶えていない。
それぞれ自分勝手に遊び始めたのを機に、少し眠った(ルルを膝上に載せたまま)。
上の子二人が「おしっこ!」と騒いで目が覚めた。
同時に用を足させることはできないのでララは客室乗務員にお願いして遠くのトイレに行かせた。
そしたらリリも「お母さんイヤ、お姉さん(客室乗務員)がいい!」とゴネるので、ルルを抱いて
トイレの前まで行き、そこで別の乗務員をつかまえてリリのトイレの付き添いを頼んだ。
満席で忙しかっただろうに、親切に世話をしてくれたANAの客室乗務員の方々には感謝している。
リリの後にルルのトイレを済ませたら、着陸前のシートベルト着用サインが点灯。
席に戻り、降りるまでじっとするよう3人に言い聞かせたら、3人とも眠った。
約15分後に着陸。もっと早く寝てくれればいいのに。
しかも3人の寝た子をどうやって降ろせばいいんだ!?と思っていたら、また乗務員の救いの手が。
「出口まで抱っこしましょう」と。乗務員の顔が天使に見えた。
他の乗客が降りるまで待って、ララを起こし、ルルを抱いて立ち上がる。
リリは抱きあげられると同時に目をさましたので、乗務員は荷物を持ってリリの手をひいてくれた。
降りたらすぐベビーカーを使いたいと飛行機に乗る前に頼んでいたので、降りると同時にルルは
ベビーカーへ。寝起きでボーっとしている上二人を歩かせて、空港を出た。
名古屋近辺は7年前まで住んでいた、なじみぶかい場所である。
2泊3日、当初予定していた愛知万博はキャンセルしたのだが(子供の体調不良のため)
レンタカーで知人の所を何ヶ所もまわり、懐かしい人たちとの再会を楽しんだ。
帰りは、私1人で3人を連れて戻ってきた(亭主は仕事で残っている)。
もう何度も経験している子連れ搭乗だが、1人で3人の子を連れて乗るのは初めてだ。
飛行機では、通路側にリリ(3歳11ヶ月)、まんなかに私、膝上にルル(1歳10ヶ月)、
反対側の通路側席にはララ(5歳11ヶ月)と並んで座った。
3時間近く、この席で過ごすのである。子供たちはどうしたって退屈する。
子供が1人ならギャーギャー騒いだらトイレに閉じこもることもできるのだが、3人ではそれも難しい。
静かに寝てくれればいいのだが、親が寝て欲しいと思うときに限って子供は寝ない。
離陸まではまだいい。もの珍しさも手伝ってそれなりに大人しくしている。
しかし、席から離れてはいけない、といくことに気がつくと、子供たちの不満は高まる。
そこでシートベルト着用のサインが消えると同時に全員をトイレに連れて行き、順に用を足させる。
それからは、ジュースが配られるのを楽しみに待つ。
「ほら、もうあそこまで来てるよ、もうすぐだよ、もうすぐだよ」と。
その後は、ありったけの知恵をふりしぼり子供たちの退屈をしのがせるしかない。
仕方ないので単純で原始的(?)な遊びに頼る。
片手の中にお菓子(ボーロもしくはラムネ菓子)を1個だけ隠し、両手を握って子供たちに見せる。
「どっちにあるでしょ?」と当てさせるのだ。
当てた子だけが食べられるので、3人が適当に当てることができるよう、配慮して隠す。
この遊びは子供たちにウケて、しばらく時間をやりすごすことができた。
子供たちは目を輝かせて、次は自分こそが当てよう、と頑張っている。
ふと、三方を子供に囲まれ、子供たちの視線が私に集中しているのに気づいた。
・・・これが、私が望んだ幸せ。
3人の子供を育てるのは大変だけど、しかも子供3人を連れて1人で飛行機に乗るなんて
馬鹿なことをして自分で自分を疲れさせてるけど・・・
可愛い我が子に囲まれて、こんな楽しいひとときを過ごすことができれば、私は幸福だ。
短いひとときでもいい。
こういう時間があれば、この子たちを産み育てて良かった、と心から思うことができる。
子供たちがこの遊びに飽きてからは、もうどうやって過ごしたのか詳しく憶えていない。
それぞれ自分勝手に遊び始めたのを機に、少し眠った(ルルを膝上に載せたまま)。
上の子二人が「おしっこ!」と騒いで目が覚めた。
同時に用を足させることはできないのでララは客室乗務員にお願いして遠くのトイレに行かせた。
そしたらリリも「お母さんイヤ、お姉さん(客室乗務員)がいい!」とゴネるので、ルルを抱いて
トイレの前まで行き、そこで別の乗務員をつかまえてリリのトイレの付き添いを頼んだ。
満席で忙しかっただろうに、親切に世話をしてくれたANAの客室乗務員の方々には感謝している。
リリの後にルルのトイレを済ませたら、着陸前のシートベルト着用サインが点灯。
席に戻り、降りるまでじっとするよう3人に言い聞かせたら、3人とも眠った。
約15分後に着陸。もっと早く寝てくれればいいのに。
しかも3人の寝た子をどうやって降ろせばいいんだ!?と思っていたら、また乗務員の救いの手が。
「出口まで抱っこしましょう」と。乗務員の顔が天使に見えた。
他の乗客が降りるまで待って、ララを起こし、ルルを抱いて立ち上がる。
リリは抱きあげられると同時に目をさましたので、乗務員は荷物を持ってリリの手をひいてくれた。
降りたらすぐベビーカーを使いたいと飛行機に乗る前に頼んでいたので、降りると同時にルルは
ベビーカーへ。寝起きでボーっとしている上二人を歩かせて、空港を出た。