先日Facebookで「ワンちゃんのアトピーにおすすめの記事があったら教えて」とご質問をいただきました。
愛犬のカイカイで悩んでいらっしゃる方は多いかと思いますので、これまでのまとめと復習という形で記事にすることにしました。
「あたしはカイカイとか関係ないわよ。」
何を言う。うちに来たばかりの頃にはアカラスであちこちハゲが出来て、完治後もしばらくは肌が弱くてしょっちゅうあちこち赤くなってたんだよ、君は。
ところで自分が書いた記事なので、心当たりがあれば思い出せるのですが、私「アトピー性皮膚炎」というテーマで記事を書いた覚えがないんです。
それは多分ニコニヤの皮膚トラブルが一時的なもので、アトピーと呼ばれるものとは違っていたからだと思います。
けれど、オイルの話などはアトピー性皮膚炎で悩んでいらっしゃる方にもお役に立つことがあるかもしれません。
まずは関連のありそうな記事のリンクをまとめて貼っておきます。
旧SMILES@LAより フィッシュオイルのあれこれ
↑この記事内に貼ってあるリンクも参考になる部分があるかと思います。
アレルギーと脂肪酸と小麦
↑こちらもオイルの話を書いています。
ちょっとカイカイをケア
カイカイ対策
カイカイ対策追記
↑この3つは中からではなく、主に体の外からの対策について書いています。
それからこちらはdog actuallyの京子アルシャーさんの過去記事
かゆい!犬のアトピー性アレルギー1
かゆい!犬のアトピー性アレルギー2
「オイルのお話がカイカイに関係あるの?あの食べるオイルのこと?」
そう、オイル(脂肪酸)と皮膚の健康は切っても切れない関係です。
脂肪酸は大きく分けて、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸があります。
ものすごくざっくり言うと、不飽和脂肪酸は固まらない油、飽和脂肪酸は固まる油。
その不飽和脂肪酸はオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸に分けられます。
このうち3と6は体内で合成することができないため、必ず外から摂取しないといけない必須脂肪酸。
「ああ、またややこしくなってきた。」
だいじなポイント短くまとめるから、そう言わずにまあ聞いて。
で、オメガ6脂肪酸の代表的なものが大豆油、コーン油、紅花油、グレープシードオイルなどに含まれるリノール酸。
リノール酸は体内でガンマリノレン酸という違う形の脂肪酸に変換されます。
リノール酸には炎症反応を促進させる働きがあります。つまりアトピーなどがある場合には摂取し過ぎると悪化することがある。
それがガンマリノレン酸に変わると、反対に抗炎症作用を発揮するんですね。
ところが、リノール酸をガンマリノレン酸に変換するための酵素を持たない個体も一定数います。
また年齢とともに、この酵素が減少する場合もあります。
こういう場合は、最初からガンマリノレン酸が含まれるオイルを摂取するという手があります。
ガンマリノレン酸が含まれるオイルは月見草オイルとボリジオイルの2種類のみです。
(ボリジの方がガンマリノレン酸含有量は多いです。またてんかんの持病がある場合は月見草オイルは使えません。)
そしてもうひとつの必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸。
代表的なのはエゴマ油、亜麻仁油、グリーンナッツオイルなどに含まれるアルファリノレン酸。
そして魚の脂肪(フィッシュオイル)に含まれるEPA。
オメガ6と同じように、アルファリノレン酸も体内でEPAに変換されます。
そしてこのEPAがリノール酸の炎症促進作用を抑える働きをしてくれます。
皮膚の健康にオメガ3脂肪酸を摂りましょうと言われるのはこういう理由。
「でも落とし穴があるの〜。」
そうなんです。多くの犬はアルファリノレン酸をEPAに変換するための酵素を持ちません。
だから犬の場合は最初からEPAの形で含まれるフィッシュオイルを摂取する方がうんと効率が良い。
ちなみに猫は100%アルファリノレン酸→EPAの変換ができません。
アルファリノレン酸を含むオイルには他にも体に良い成分が含まれるので
摂っても無駄というわけではないのですが、これらの高価なオイルは人間用にする方が効率的ですね。
「要はボリジオイルとフィッシュオイルを摂ってれば、お肌ツヤツヤってことね。」
えっと......まあそんなにシンプルでもないんだけど、その組み合わせは確かに皮膚の健康には良いらしい。
オイルってとかく悪者にされがちですが、健康を保つためには絶対に必要な栄養です。
やたらといっぱいリンクを貼りましたが、お役に立てば幸いです。
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愛犬のカイカイで悩んでいらっしゃる方は多いかと思いますので、これまでのまとめと復習という形で記事にすることにしました。
「あたしはカイカイとか関係ないわよ。」
何を言う。うちに来たばかりの頃にはアカラスであちこちハゲが出来て、完治後もしばらくは肌が弱くてしょっちゅうあちこち赤くなってたんだよ、君は。
ところで自分が書いた記事なので、心当たりがあれば思い出せるのですが、私「アトピー性皮膚炎」というテーマで記事を書いた覚えがないんです。
それは多分ニコニヤの皮膚トラブルが一時的なもので、アトピーと呼ばれるものとは違っていたからだと思います。
けれど、オイルの話などはアトピー性皮膚炎で悩んでいらっしゃる方にもお役に立つことがあるかもしれません。
まずは関連のありそうな記事のリンクをまとめて貼っておきます。
旧SMILES@LAより フィッシュオイルのあれこれ
↑この記事内に貼ってあるリンクも参考になる部分があるかと思います。
アレルギーと脂肪酸と小麦
↑こちらもオイルの話を書いています。
ちょっとカイカイをケア
カイカイ対策
カイカイ対策追記
↑この3つは中からではなく、主に体の外からの対策について書いています。
それからこちらはdog actuallyの京子アルシャーさんの過去記事
かゆい!犬のアトピー性アレルギー1
かゆい!犬のアトピー性アレルギー2
「オイルのお話がカイカイに関係あるの?あの食べるオイルのこと?」
そう、オイル(脂肪酸)と皮膚の健康は切っても切れない関係です。
脂肪酸は大きく分けて、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸があります。
ものすごくざっくり言うと、不飽和脂肪酸は固まらない油、飽和脂肪酸は固まる油。
その不飽和脂肪酸はオメガ3脂肪酸、オメガ6脂肪酸、オメガ9脂肪酸に分けられます。
このうち3と6は体内で合成することができないため、必ず外から摂取しないといけない必須脂肪酸。
「ああ、またややこしくなってきた。」
だいじなポイント短くまとめるから、そう言わずにまあ聞いて。
で、オメガ6脂肪酸の代表的なものが大豆油、コーン油、紅花油、グレープシードオイルなどに含まれるリノール酸。
リノール酸は体内でガンマリノレン酸という違う形の脂肪酸に変換されます。
リノール酸には炎症反応を促進させる働きがあります。つまりアトピーなどがある場合には摂取し過ぎると悪化することがある。
それがガンマリノレン酸に変わると、反対に抗炎症作用を発揮するんですね。
ところが、リノール酸をガンマリノレン酸に変換するための酵素を持たない個体も一定数います。
また年齢とともに、この酵素が減少する場合もあります。
こういう場合は、最初からガンマリノレン酸が含まれるオイルを摂取するという手があります。
ガンマリノレン酸が含まれるオイルは月見草オイルとボリジオイルの2種類のみです。
(ボリジの方がガンマリノレン酸含有量は多いです。またてんかんの持病がある場合は月見草オイルは使えません。)
そしてもうひとつの必須脂肪酸であるオメガ3脂肪酸。
代表的なのはエゴマ油、亜麻仁油、グリーンナッツオイルなどに含まれるアルファリノレン酸。
そして魚の脂肪(フィッシュオイル)に含まれるEPA。
オメガ6と同じように、アルファリノレン酸も体内でEPAに変換されます。
そしてこのEPAがリノール酸の炎症促進作用を抑える働きをしてくれます。
皮膚の健康にオメガ3脂肪酸を摂りましょうと言われるのはこういう理由。
「でも落とし穴があるの〜。」
そうなんです。多くの犬はアルファリノレン酸をEPAに変換するための酵素を持ちません。
だから犬の場合は最初からEPAの形で含まれるフィッシュオイルを摂取する方がうんと効率が良い。
ちなみに猫は100%アルファリノレン酸→EPAの変換ができません。
アルファリノレン酸を含むオイルには他にも体に良い成分が含まれるので
摂っても無駄というわけではないのですが、これらの高価なオイルは人間用にする方が効率的ですね。
「要はボリジオイルとフィッシュオイルを摂ってれば、お肌ツヤツヤってことね。」
えっと......まあそんなにシンプルでもないんだけど、その組み合わせは確かに皮膚の健康には良いらしい。
オイルってとかく悪者にされがちですが、健康を保つためには絶対に必要な栄養です。
やたらといっぱいリンクを貼りましたが、お役に立てば幸いです。
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