少し前に書きましたように、腎臓の病気のことで「あがさんだったらどうしますか?」という質問をいただきました。
「おかーさん、そんな難しいことわかるの?」
単刀直入な物言いですね、ニヤ様。
正直に言いますと、腎臓の病気のことってほとんど何も知らなかったんですよ。
ありがたいことにニコニヤは今のところは腎臓のことで病院のお世話になったことはないし
自分や家族も慢性の腎臓の病気には縁がなかったので。
それで、せっかくの良い機会だしと思って色々読んでみました。
ネットで検索する時には、日本語と英語と両方で検索します。
(英語を読むのが面倒でなければ、情報量が圧倒的に違うのでオススメです。)
腎臓の働きや病気に関して、わかりやすくまとめてあったのはこちら。
Let's Study! 腎臓病のおはなし
↑ドッグフードのメーカー、ナチュラルハーベストのサイトです。
ナチュラルハーベストは各種の療法食のフードを販売しています。
腎臓病と犬の食餌と言えば、真っ先に頭に浮かぶのは療法食のフードですもんね。
療法食と言えば獣医さんで販売している大手2社がメジャーですよね。
あくまでも「私だったら」ですが、また正直に言いますと、もしニコニヤが療法食を薦められても他のメーカーを探したいのが本音です。
理由は健康な時の食餌でさえ、食肉副産物や合成保存料、合成酸化防止剤を避けているのに
体の具合が悪いから食べるフードに、これらのものが入っているのが納得できないから。
先に挙げたナチュラルハーベストを含め、副産物や合成保存料が含まれない療法食はグリーンドッグさんでも扱っています。
グリーンドッグ 療法食フード腎臓ケア
それからお値段がかなり高めですが、獣医さんが開発したこんな療法食もあります。
獣医師宿南章の愛情ご飯食事療法食
腎臓の療法食と言えば、動物性のタンパク質を少なくした処方が一般的ですが、宿南獣医師のフードは鹿肉ベースらしい。
(これなら犬も喜んで食べてくれそうだけど、そりゃ確かにお値段も高くてしょうがないよねえ。)
一般的な腎臓療法食フードは植物性のタンパク質の割合が高くなっているので、犬的には味気ないようで
そのために食べてくれなくなる場合も多いようです。
慢性の腎臓疾患では貧血が出る場合も多いのに、その上ごはんを食べてくれないと余計に体力が落ちてしまいますので
ここは何とかして食べてもらいたいものです。
そういう時に味方になるのがオイルです。
必須脂肪酸の中でもオメガ3脂肪酸は腎臓疾患の進行を遅くすることで知られています。
亜麻仁やエゴマ油などの植物性のものは体内で活性化できない犬が多いので
サーモンなどフィッシュオイルがお勧めです。
匂いも強いので、フードにちょこっと振りかけると食いついてくれる犬も多いようです。
植物性のものではココナッツオイルが良いそうです。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は消化管から直接吸収されて肝臓ですぐにエネルギーに変換されるため
消化酵素を分泌する必要がありません。
腎臓ケアの療法食の多くは食いつきを良くする目的とエネルギー補給のために通常よりも油脂を多く使っていますが
そのために脂肪を分解する酵素を分泌する膵臓に負担をかけがちです。
消化酵素を必要とせず、香りも強いココナッツオイルは理想的なんですね。
ココナッツオイルを選ぶときには必ず低温圧搾製法またはバージンオイルと書かれたものを選んでください。
ただしフィッシュオイルにせよココナッツオイルにせよ、フードに添加する場合はくれぐれも多すぎないようにご注意を。
「他には何か余分にもらえるものはあるの?」
そういう趣旨でお話してるんじゃないんだけど。
腎臓疾患が進むと多飲多尿(水を多く飲み、薄い尿をたくさん排泄する)の症状がよく出ます。
普通ならフードを食べていればビタミンやミネラルの心配をしなくても良いのですが
正常な状態よりもたくさんの排尿がある場合は水溶性のビタミンも流れてしまう場合があります。
水溶性のビタミンと言えばビタミンCとビタミンB群が代表的。
かかりつけの獣医さんに相談して、ビタミンのサプリメントを摂るなど検討してください。
サプリメントを摂る場合、合成のものではなく天然由来のものを選ぶようご注意ください。
天然由来のビタミンCのひとつ、ローズヒップ。ティーにして与えることもできます。
フードは出来るならドライよりもウェットタイプのものの方が体に優しいのですが
ウェットタイプのものはかなり割高になるので、なかなか絶対にというわけにもいかないですよね。
ドライの場合はできるだけお湯でふやかして与える方が良いようです。
長くなったので手作りの食餌のことは、この後に別記事で書きます。
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「おかーさん、そんな難しいことわかるの?」
単刀直入な物言いですね、ニヤ様。
正直に言いますと、腎臓の病気のことってほとんど何も知らなかったんですよ。
ありがたいことにニコニヤは今のところは腎臓のことで病院のお世話になったことはないし
自分や家族も慢性の腎臓の病気には縁がなかったので。
それで、せっかくの良い機会だしと思って色々読んでみました。
ネットで検索する時には、日本語と英語と両方で検索します。
(英語を読むのが面倒でなければ、情報量が圧倒的に違うのでオススメです。)
腎臓の働きや病気に関して、わかりやすくまとめてあったのはこちら。
Let's Study! 腎臓病のおはなし
↑ドッグフードのメーカー、ナチュラルハーベストのサイトです。
ナチュラルハーベストは各種の療法食のフードを販売しています。
腎臓病と犬の食餌と言えば、真っ先に頭に浮かぶのは療法食のフードですもんね。
療法食と言えば獣医さんで販売している大手2社がメジャーですよね。
あくまでも「私だったら」ですが、また正直に言いますと、もしニコニヤが療法食を薦められても他のメーカーを探したいのが本音です。
理由は健康な時の食餌でさえ、食肉副産物や合成保存料、合成酸化防止剤を避けているのに
体の具合が悪いから食べるフードに、これらのものが入っているのが納得できないから。
先に挙げたナチュラルハーベストを含め、副産物や合成保存料が含まれない療法食はグリーンドッグさんでも扱っています。
グリーンドッグ 療法食フード腎臓ケア
それからお値段がかなり高めですが、獣医さんが開発したこんな療法食もあります。
獣医師宿南章の愛情ご飯食事療法食
【獣医師開発】無添加国産 鹿肉ドッグフード デイリースタイル(DailyStyle) 犬用療法食/腎臓サポート 1kg (全犬種用) | |
クリエーター情報なし | |
株式会社エテルノ |
腎臓の療法食と言えば、動物性のタンパク質を少なくした処方が一般的ですが、宿南獣医師のフードは鹿肉ベースらしい。
(これなら犬も喜んで食べてくれそうだけど、そりゃ確かにお値段も高くてしょうがないよねえ。)
一般的な腎臓療法食フードは植物性のタンパク質の割合が高くなっているので、犬的には味気ないようで
そのために食べてくれなくなる場合も多いようです。
慢性の腎臓疾患では貧血が出る場合も多いのに、その上ごはんを食べてくれないと余計に体力が落ちてしまいますので
ここは何とかして食べてもらいたいものです。
そういう時に味方になるのがオイルです。
必須脂肪酸の中でもオメガ3脂肪酸は腎臓疾患の進行を遅くすることで知られています。
亜麻仁やエゴマ油などの植物性のものは体内で活性化できない犬が多いので
サーモンなどフィッシュオイルがお勧めです。
匂いも強いので、フードにちょこっと振りかけると食いついてくれる犬も多いようです。
植物性のものではココナッツオイルが良いそうです。
ココナッツオイルの中鎖脂肪酸は消化管から直接吸収されて肝臓ですぐにエネルギーに変換されるため
消化酵素を分泌する必要がありません。
腎臓ケアの療法食の多くは食いつきを良くする目的とエネルギー補給のために通常よりも油脂を多く使っていますが
そのために脂肪を分解する酵素を分泌する膵臓に負担をかけがちです。
消化酵素を必要とせず、香りも強いココナッツオイルは理想的なんですね。
ココナッツオイルを選ぶときには必ず低温圧搾製法またはバージンオイルと書かれたものを選んでください。
ただしフィッシュオイルにせよココナッツオイルにせよ、フードに添加する場合はくれぐれも多すぎないようにご注意を。
「他には何か余分にもらえるものはあるの?」
そういう趣旨でお話してるんじゃないんだけど。
腎臓疾患が進むと多飲多尿(水を多く飲み、薄い尿をたくさん排泄する)の症状がよく出ます。
普通ならフードを食べていればビタミンやミネラルの心配をしなくても良いのですが
正常な状態よりもたくさんの排尿がある場合は水溶性のビタミンも流れてしまう場合があります。
水溶性のビタミンと言えばビタミンCとビタミンB群が代表的。
かかりつけの獣医さんに相談して、ビタミンのサプリメントを摂るなど検討してください。
サプリメントを摂る場合、合成のものではなく天然由来のものを選ぶようご注意ください。
天然由来のビタミンCのひとつ、ローズヒップ。ティーにして与えることもできます。
nichie 農薬不使用 野生 ローズヒップティー ファインカット 500g 5ccスプーン付 UB | |
クリエーター情報なし | |
ニチエー株式会社 |
フードは出来るならドライよりもウェットタイプのものの方が体に優しいのですが
ウェットタイプのものはかなり割高になるので、なかなか絶対にというわけにもいかないですよね。
ドライの場合はできるだけお湯でふやかして与える方が良いようです。
長くなったので手作りの食餌のことは、この後に別記事で書きます。
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