天気のいい日に犬たちを外に出すと、
ニヤはお約束の日向ぼっこ、ニコはひたすら落ち着きなく歩き回ります。
「ちょっとあっちの方見て来る」
「あっちの方ってほどの広さないじゃない 座んなさいよ」
「おかーさん、このオレンジ色のは何?」
それはおとーさんが買ってきたお花よ。
なんか張り切って買ってきたけど、全部オレンジ色でつまんないってのよ。
おかーさんはもっと色とりどりのパーッとした感じの方が好きなんだけど。
しかも張り切って買ってきたはいいけど、なかなか植え替えしないのよ。
私がするって言うと「いや僕がするから、触らないで」とか言うし。
いっつも最初だけ張り切ってガーデニングして、すぐ飽きて放置するんだよねー。
「おかーさん、ニコちゃん相手にブツブツ言っても無駄よ」
そうですね、ニヤ様の言う通りですね。
どうでもいいことですが、ニヤの座布団はニコ柄です。
本当はニコにこの柄を買ってあげたかったんだけど、
サイズがなかったのでニヤがニコ柄座布団。
「おかーさーん!お家の前に何か赤い大きいのが来たー!」
ニコが警戒するので何かと思ったら、これが停まっていました。
消防車!
火事じゃないんですよ。サイレンも鳴ってなかったし。
アメリカに来て驚いたことのひとつは、緊急じゃない消防車が普通に走っていること。
何か公式な用事で一般家庭を訪問する時もこんな風に消防車だし
近所のスーパーマーケットの大きな駐車場にはしょっちゅう消防車が停まっていて
消防士さんたちはランチにハンバーガー食べたりしています。
周囲の人も制服姿の消防署職員さんたちを見ると、
たいてい「いつもありがとう」って感じで挨拶してるし
そういうおおらかな感じはアメリカの好きなところのひとつです。
日本で救命隊員の方がコンビニでお茶買ってたら苦情が来るとか聞いたときには
逆カルチャーショックで思いっきり驚いたけど。
まあアメリカも「なんとかしてくれよ〜」ってことはテンコ盛りなので
どっちの方が良いとか悪いとかいうことじゃあないんですけれどね。
「ここんちにはうるさい犬が2匹もいるから下に降りられない」