アーガイルディッシュの続きです。
同じブランドの製品で、穀類不使用なのがこちら。
こちらはメインのタンパク源である魚類やエミューの肉がオーガニックでは無いので
オーストラリアのオーガニック製品認定は有りません。
ただし使用されている野菜や果物のほとんどはオーストラリア産オーガニックです。
原材料一覧は次の通り。
オーストラリアンマッカレル(サワラ)、テイラー(アミキリ)、エミュー肉、じゃがいも
さつまいも、タピオカ、キヌア、アマランサス、アルファルファ、スクアッシュ、チアシード
りんご、ブラックカラント、パセリ、亜麻仁油、ブルーベリー抽出物、乾燥昆布粉
ガーリック粉、ユッカ、クロレラ、ネトル、ダンデライオン(根)、カモミール
スイートフェンネル、ビタミン&キレートミネラル(*1)
(*1)
ビタミン(ビタミンA、ビタミンB1、B6、B12、リボフラビン、ビオチン、ナイアシン、
パントテン酸、塩化コリン、L-アスコルビン酸、ビタミンD3、葉酸)、β-カロテン、
アミノ酸亜鉛キレート、アミノ酸鉄キレート、アミノ酸マンガンキレート、
アミノ酸銅キレート、ヨウ素酸カルシウム、塩化カリウム、亜セレン酸ナトリウム、
アミノ酸類(アルギニン、トリプトファン、リジン、L-カルニチン)、タウリン、イオウ、クエン酸
原材料の最初の2つは生の魚ですね。サワラは日本でもお馴染みの名前ですが
テイラーというのはオーストラリア近海で捕れる魚だそうです。
どちらも白身の魚ですが、養殖するような魚ではないので天然物なのでしょうね。
安全という面では天然の魚は安心ですが、安定供給や海洋資源の乱獲という面では気になる部分もあります。
どちらも皮、尾ひれ、大骨を取り除いて使っているそうですが、
できれば人間用に身を取った後の部分も利用して欲しいなあと思います。
別に犬を下に見るというわけではなく、資源の有効活用という面からね。
内臓や骨などは人間は食べないけれど、犬には優秀な栄養源ですし。
エミュー肉、エミューはダチョウよりも少し小さい大型の鳥です。
オーストラリアにはエミュー農場があるので、この肉はきっとそういう養殖の鳥でしょう。
赤身の肉で鉄分が多く、チキンやターキーにアレルギーがある場合でも、アレルギーを起こしにくいと言われています。
ここからは私の個人的な見解ですが、犬の身体に最もしっくり来るのは、犬が先祖代々食べている食材だと思います。
アレルギー対策として、エミューや他にはダチョウ、カンガルーなどが利用される傾向がありますが
他にはどうしても選択肢がない場合の最後の砦にして欲しい気がします。
チキンがダメでも、ラム、うさぎ、ダックなど人間と一緒に暮らして来た犬の先祖が食べ慣れた肉があるはずです。
エキゾチックミートと呼ばれる珍しい素材は、それらの選択肢が全部ダメだったら試す、そんなスタンスを推したいです。
じゃがいも、さつまいも、はお馴染みの素材ですが、さつまいもは多分日本のものとはかなり違うスイートポテトと呼ばれる水分の多いオレンジ色のものだと思います。
どちらも炭水化物源ですが、じゃがいもの消化しきれなかったデンプンは食物繊維様の働きを持ち
スイートポテトは元々食物繊維の豊富な食材です。
タピオカはキャッサバと呼ばれる地下茎植物(ユッカと似ているけれど別物です)のデンプンです。
グルテンを含まない炭水化物源です。
キヌアとアマランサスはどちらもタンパク質豊富な雑穀です。どちらも食物繊維やミネラルが豊富ですが、アマランサスの方がミネラル類を多く含みます。
アルファルファは別名ウマゴヤシと呼ばれるほど栄養豊富なミネラルを多く含む植物です。
その名の通り草食動物の飼料としてよく使われます。
スクアッシュは日本で言えばカボチャですが、カボチャよりは小型で水分が多い野菜です。
βカロチン、ミネラル、食物繊維が豊富です。
チアシードはスーパーフードとしてよく知られていますね。
南米原産の植物の種です。
タンパク質や各種ミネラルを多く含み、オメガ6とオメガ3脂肪酸もバランス良く含みます。
殻が水でふやけやすく、フラックスシード よりも栄養素が吸収しやすいのも特徴です。
また不溶性と水溶性の両方の食物繊維を多く含みます。
ただしフラックスシード 同様に、植物性のオメガ3脂肪酸は犬ではほとんど活用されません。
ブラックカラントは日本語では黒スグリと呼ばれます。
アントシアニンなど抗酸化物質を多く含みます。
ガーリック粉、ニンニクの栄養豊富なことについては言うまでもないですね。
犬ではネギ類同様に溶血性貧血を引き起こす恐れがありますが、フードに含まれる量であれば
リスクのない範囲でメリットを享受できると考えられます。
でも「うちの犬に与えるのはちょっと怖い」と思われる場合には、その気持ちに従う方が良いと思います。
飼い主さんが不安を感じながら与えるメリットのあるフードなどないと思いますので。
ネトル、ダンデライオン、カモミール、スイートフェンネルはハーブ類です。
ネトルはセイヨウイラクサ、天然のマルチビタミンと言われる栄養豊富な植物で
肝臓や腎臓の働きをマイルドにサポートします。
ダンデライオンはタンポポです。利尿作用があり、これも肝臓や腎臓の働きを助けます。
カモミールは、胃腸を保護し、マイルドなものですが気持ちを落ち着ける作用があります。
スイートフェンネルはガスを排出する作用があり、胃腸の働きを助けます。
どれもマイルドなハーブで毎日使えるものですが、ハーブ類は5日摂ったら2日休むという
原則を守りたいので、私はフードにはハーブが入っていない方が好きです。
ウィステリアと重複する原材料については省きましたが
シンプルなウィステリアとはかなり違って、こちらは野菜や果物、ハーブが多く使われています。
穀物不使用なのでグルテンは含まれませんが、こちらも食物繊維はかなり多めです。
チアシードなどは少量でもテキメンに便秘に効果を発揮する食材ですので
このフードもきっと便の量と回数は増えると推測します。

「またケチつけてるわね?」
よく考えられた高品質なフードだと思うのですが、私が個人的に「こうじゃなければいいな」と
思う点が多い製品です。
上でも書いたように、エキゾチックミートの使用、犬にはちょっと多いかな?と思われる食物繊維、
ハーブ類の配合などと言った点ですね。
でもこれらは「避けたい原材料」ではないし、その特性を知っていれば特に問題はありません。
他の同クラスのフードとのローテーションをすれば理想的かと思います。