ヒントを見てご参加くださいね。お待ちしております。
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ツイッターの犬アカウントでこんなことを書いたら
たくさんの方から反応をいただいたので、ここにも載せておきます。
ペットの同行避難について色々ツイートが流れてきます。
犬のプロっぽい人が 「ペットを受け入れろと言うならきちんと呼び戻しと
クレート訓練をしておく責任が飼い主側にもある」 と鼻の穴フンッと膨らました感じの
お言葉が流れてきましたが、そういうアプローチは何もメリットを生まないと思うんだよ。
普段どんなにきちんと訓練が出来ていても、災害で異常な空気、知らない所に連れて来られて
飼い主も周囲の人間も恐怖でピリピリしている、排泄さえままならない、そんな中で動物が
落ち着きのない行動をしてしまうのは当たり前。
普段の訓練が無駄と言ってるのではないですよ。
だけど普段の訓練と災害時の動物の恐怖を一緒にして飼い主の責任云々は別の話。
それにこういう「飼い主も責任を!」という圧力を受け入れてしまって苦しむのは大抵すでに
責任を果たしているきちんとした飼い主。
普段からちゃんとしてない人の所には届かないんだよね。
呼び戻しやクレート訓練の災害時のメリットは「通常時はとても役に立つし、災害時に役に
立つ可能性もあるよ」くらいでいいと思う。
それより普段から災害で避難する時に動物を落ち着かせるための方法をかかりつけ獣医さんと
相談しておくなどが大切じゃないかな。
体質に合った精神安定剤なども獣医師と相談しておくとかね、
現実的な対処方法の選択肢を増やしておく方がいいと思う。
もちろん大前提は行政がきちんと動物の避難先を確保しておくことです。

「おかーさんから呼びかけたいことがあるそーです」
2011年の東日本大震災の後、政府は避難するときはペットも一緒にとアナウンスしています。
それなのにペットと避難所に行くと断られてしまう。
これってペットを飼っている人の生きる権利を侵害している、つまり基本的人権が守られていない!
真面目で責任感の強い飼い主さんほど、普段から「自助努力でなんとかしないと」と思いつめてしまいがちです。
もちろん自分自身でシミュレーションして対策を立てておくことは大切だけど
基本的な避難所の提供とか、助けを求めた時に受け入れることは行政の仕事です。
公共の福祉、ひいては人命を守るという憲法で保証されている基本的人権の話ですから。
行政も何やかんやとすることがあるので、住民が自己責任を背負いこんでいると
現状のままでいいんだなと認識されてしまいます。
「しょうがないよね」と我慢する人が増えるほど事態は悪くなっていきます。
だから、住民は声を上げる必要があります。
声を上げるって担当の職員さんに噛み付くことではありません。
地元の市長や市会議員などが設けているホットラインなどに電話をして要望を伝える、
同じく市長などのウェブサイトのお問い合わせフォームから要望を書いて送る、
こういうことをたくさんの人が実行することが大切。
市長や議員にとって直接の票につながる有権者の声って大切なんです。使わない手はありません。
今の日本は行政がお粗末で、国民は自己責任という言葉を背負いこみ過ぎているように見えます。
行政のお尻を叩けるのは国民です。

「日本人も日本の犬もがんばってー!」