今日はニコを我が家に迎えた16回目の記念日でした。

昨日からそのことを考えては涙が止まらなくなって困っています。
去年の記念日は「ニコとおかーさんだけでお散歩ね」と
2人きりで公園に行って、しばらくボーッと座っていました。
あの時、まさか1年後にはニコもニヤもいなくなってるなんて
全然思いもしなかったからね。
一旦は納得した後悔がまたムクムクと湧き上がって来るんだな。
これはその散歩の時のニコです。

「ニコのおしりを嗅ぎにくるニヤがいないからゆっくりスンスンできるよ」
この日はひときわ熱心にスンスンしていたので
声をかけてもなかなか気づいてもらえませんでした。
気づかないならほっといてやれば?と今は思うけど
立ち上がってタッチするニコを見るとやっぱり嬉しい❤️
16年前の今日のニコ、シェルターで「お家に帰ろうか」と声をかけた時

「かえろうかえろう!」
ニコと過ごした15年のことを思うとあまりにも幸せで夢のようでした。
猫歌人の仁尾智さんという方がいらしてね、
昨日からその方の詠まれた短歌の1つを何度も思い出しています。
この短歌です。
「幸せは前借りでありその猫を看取ってやっと返済できる」
ニコやニヤと暮らした日々は神様から前借りした幸せ
あの子達を天に帰して返済が終わったところ。
心の的を射抜かれたように、あまりにもそのまんま今の気持ち。

「でも思い出がいっぱい残ってるよ」
そだね、神様にお返ししてゼロになったわけじゃないもんね。
あんなに幸せな思い出を手元にたくさん残してもらって
お借りした分で得しちゃったね。
犬の神様ありがとうございます。
仁尾さんの著作はこちらです。